バリ島ロングステイにかかる費用はいくら?
バリ島など海外旅行の経験を積まれた方の中には
普通の海外旅行は飽きたなぁ
もっと、現地のことを深く知りたい
出来れば将来、移住も考えていきたい
といった欲求が生まれてくると思います。
特に、お休みや費用が自由になるシニア層の方に、このような考えの方が多いのではないでしょうか?
一遍通りの海外旅行ではない、もっとディープな旅をしたい。
そんな方にはロングステイをおススメします。
え?ロングステイって移住ってこと?
はい、そう考える方も多いですね。
でも、ロングステイと移住はちょっと違います。
基本的にロングステイは、あくまで旅行の延長線上にあります。
具体的にいうと・・・
- 期間は2週間から2か月程度
- 旅行なので、現地で働くという事はない
- 生活のベースは日本
という事になります。
へぇ、ロングステイか、ちょっと興味がわいてきたぞ!
でも、長期でバリ島に滞在するのなら、お金もかかるでしょう。
いったい、いくらくらいかかるのかなぁ?
はい、2か月バリ島にロングステイした場合の費用ですが、ざっと45万円くらいになります。
具体的な内訳は
- 旅費(飛行機代など):10万円
- 家賃:10万円
- 滞在費(食事や娯楽など):20万円
- ビザ代:1.5万円
- 医療保険:3.5万円
いかがでしょうか?
もっとかかると思われますか?
それとも、もっと安いと思われますか?
それでは、この費用について、もう少し詳しく説明してみましょう。
<目次>
バリ島ロングステイ旅費
バリ島への旅費のほとんどは、飛行機代となります。
飛行機代ですが、購入する時期、フライトの時期、飛行機会社によって大きく差が出てきます。
一番高いのはガルーダ航空直行便
やはり、一番人気があるガルーダインドネシア航空の直行便が最も高くなると思います。
フライトの時期などにより、かなり違いが出ますが10万円から15万円することもあります。
安く上げるのならLCC経由便
なるべく安くしたいのであればAir AsiaやスクートといったLCC(低価格航空会社)を利用するといいでしょう。
ただし、ロングステイだと荷物が増えます。
LCCの場合、荷物代は別なので、場合によっては通常の航空会社より高くなる場合もあります。
LCCではありませんが、フィリピン航空や中国東方航空などの航空会社が意外と安い場合もあります。
いろいろ調べてお得な航空券を探そう
航空券もただ安ければいいというものではありません。
日本を出発する時間、早朝、深夜便だと近くのホテルに宿泊する必要が出てきます。
経由便だと、経由地での乗り継ぎ時間も気になります。
その他、荷物費用や機内食の有無など、いろいろな検討項目がありますので、単純に金額だけではなく、そのほかの条件も加味してお得な航空券を探しましょう。
バリ島ロングステイ家賃
旅行でしたら、人気エリアのホテル宿泊ですが、ロングステイの場合は、なかなか高額なホテル宿泊というわけには行きません。
ロングステイされる方は
- シティホテルのロングステイプラン
- ロスメンと言われる民宿
- コスと言われるアパート
などを利用されています。
シティホテルのロングステイプラン
欧米のお客様の中には、1か月~2か月とロングステイされる方が多くいます。
そのようなニーズに応えるために、シティホテルなどにはロングステイプランを出しているところもあります。
シティホテルなので、眺望やホテル内の設備はリゾートホテルより下がります。
しかし、一般的なホテルサービスもあり、費用に余裕があれば大変快適な滞在をすることができます。
費用ですが、1泊3,000円~5,000円程度はかかりますので、ちょっと予算オーバーでしょうか?
ロスメン(民宿)利用
バリ島にはロスメンと言われる家族経営の安宿が沢山あります。
日本感覚ですと、民宿といった感じです。
安宿と言っても、ベットやシャワーもちゃんとあり、今ではほとんどのロスメンがFree-Wifiを備えています。
豪華な設備は期待できませんが、ノンビリ滞在するにはいいかと思います。
宿泊費は1泊2,000円程度ですが、ロングステーの場合はディスカウントも可能です。
もちろん、場所や周囲の環境、部屋の広さ、設備などによって料金は変わってきます。
ロスメンは料金が安いのが魅力ですが、それ以外にもホストファミリーとの交流も生まれ、宗教行事や文化を理解するにはホテルより断然いいかと思います。
コス(アパート)利用
若い方の中には、コスと言われるアパートを利用される方もいます。
ローカル向けのアパートは月1万円以下と大変安いのですが、水シャワーだけとか、家具がない、キッチンがない、路地の奥にあるといったマイナスポイントが多いです。
最近は、ホットシャワー、キッチン、クーラー、テレビ、ベットなど家具も装備された、ホテルのようなコスも増えてきました。
料金は月に2万円~4万円とかかりますが、かなり快適に暮らせるので、ロングステイされる方でも十分かと思います。
バリ島ロングステイ滞在費
ここでいう滞在費とは主に食費や遊興費になります。
食費
食費については、かなりばらつきが出ると思います。
外食する場合、ワルンと言われる大衆食堂でしたら、1食500円もあれば十分な食事ができます。
もともとワルンはローカル向けの食堂でしたが、観光客でも十分利用できるような清潔でおしゃれなワルンが増えてきました。
ワルンではなく、レストランなどになると1食1,000円以上かかります。
ワルンばかりで食事をしていると、和食が恋しくなったり、たまにはイタリアンも食べたいとなりますので、時々レストランを利用されるのもいいでしょう。
キッチン付きのコスやロスメンに宿泊するのでしたら、自炊という選択肢もあります。
自炊なら食費を抑えることができますが、調理器具を揃えなくてはいけない、といった問題もありますので、単純に自炊すれば安く上がるといったわけではありません。
遊興費
ロングステイと言っても日中何もしないわけではありません。
バリ島内を観光したり、伝統舞踊を見に行ったり、スパやマッサージをしたりと、いろいろお金がかかるでしょう。
他にも、お酒を飲みに行く、クラブに行くといった遊びにもお金がかかります。
バリ島ロングステイのビザ代
ビザ代に関してはそれほど負担にはならないと思います。
30日以内の滞在でしたら、ビザは免除されていますので、ビザ代はかかりません。
30日以上60日未満でしたら、入国時にVOAというビザを取得し、入国後それを延長します。
取得費用はRp500,000(約4,000円)で、延長費用もRp500,000です。
ただし、延長手続きをエージェント(代理店)に依頼すると1万円程度かかります。
バリ島ロングステイ医療費
バリ島など海外で高いのが医療費です。
ちょっとした風邪や腹痛でも3,000円以上かかりますし、骨折や大きな病気になると数十万円から数百万円かかることもあります。
ですので、ロングステイする場合は、長期海外旅行保険をおススメしております。
多くの保険会社から出ていますが、費用は2か月の海外生活で3万5千円程度です。
病院ですがBIMCやタケノコ診療所、カシイブ病院など、日本語が通じるインターナショナル病院での診察ができ、診察費、治療費も保険会社が直接支払うキャッシュレス医療ですので、かなり安心です。
病気やケガが無ければ無駄な出費となりますが、万一のことを考えて、海外旅行保険は入っておいた方がいいでしょう。
まとめ
今回はバリ島ロングステイの費用について考えてみました。
2か月の滞在でざっと45万円という費用計算をしましたが、次のようなことを考えればもっと安く滞在することができます。
- LCCや経由便などを使う事により航空運賃を安く済ませる
- 安い宿を探す
- 基本ワルン食でたまにレストランという工夫をして食費を安くする
- 予算を考えて遊ぶ
特に、食費や遊興費は工夫次第でかなり安くできます。
単にディープな旅行をしたいというだけではなく、将来の移住を考えられている方も是非一度ロングステイを試されることをおススメします。
1~2か月程度の滞在でも、旅行だけではわからなかったいろいろなことが見えてくると思いますよ。