バリ島で両替!やり方や注意点、おススメの両替所BEST3をご紹介
バリ島のあるインドネシアでは法律により国内での支払いはルピア以外はできなくなっています。
そのため、バリ島を旅行するには日本円からルピアへの両替が必要なのです。
海外旅行やバリ島旅行が初めてだったり、経験が浅い方だと
「両替ってどこでやったらいいのだろう?」
「いつ、いくらくらいしたらいいのかしら?」
「両替詐欺の話をネットで見たけど大丈夫かなぁ」
といった不安があると思います。
ここでは、そんな不安を解決するために、両替の方法や騙されないための注意点、そしておススメの両替所BEST3、さらにクレジットカードなどについての情報等をご紹介します。
両替は正しい知識がないと騙されたり損をしてしまう事があります。
情報をしっかりと自分のものとして、楽しいバリ島旅行にしてください。
バリ島の両替情報については以下のサイトにも詳しい情報がありますので、ぜひご一読ください。
<目次>
- インドネシアの通貨について
- どこで両替したらいいのか?
- いつ、いくら両替するのがよいか
- 両替の方法
- 両替時の注意点
- おススメの両替所BEST3
- 余ったルピアはどうするか?
- クレジットカード、デビットカードについて
- まとめ
インドネシアの通貨について
両替の話をする前にインドネシア・バリ島の現地通貨について説明します。
通貨単位はルピアです
日本の通貨単位は円(えん)ですが、インドネシアの通貨単位はルピアです。
ルピアは省略して Rp とか IDR とも書かれます。
時々、ルピーと言っている方がいますが、それはインドの通貨単位ですので、お間違えの無いように。
紙幣とコインの種類
紙幣はRp100,000(10万ルピア)、Rp50,000(5万ルピア)、Rp20,000(2万ルピア)、Rp10,000(1万ルピア)、Rp5,000(5千ルピア)、Rp2,000(2千ルピア)、Rp1,000(千ルピア)の7種類あります。
コインはRp1,000、Rp500、Rp200、Rp100、Rp50、Rp20の6種類ですが、Rp50とRp20は、ほとんど流通していませんのでRp1,000~Rp100の4種類と覚えておいてもいいでしょう。
日本円とルピアの両替レート
日本円の1円がルピアだといくらになるかというのが両替レートです。
この両替レートというのは、その時の経済状況などによって日々変わります。
2019年4月時点では、1円はおよそRp127くらいです。
つまり、1万円を両替してもらったら、Rp1,270,000になります。
インドネシアの最高額紙幣はRp100,000なので、Rp1,270,000という事は、Rp100,000札が12枚とRp50,000札が1枚、Rp20,000札が1枚帰ってきます。
急にお札の枚数も桁数も増えるので、一瞬大金持ちになったかと錯覚しますが、落ち着いてくださいね
簡単な計算方法
円からルピアへ、またその逆でルピアから円に換算するには、電卓をはじかなくてはいけませんが、簡単にざっくりと計算する方法をお教えします。
以前は、ルピアを100で割る、つまり数字の後ろのゼロを2つ取ると、言われていましたが、今はレートが変わってその計算だと誤差が出ますので以下の方法をお試しください。
◆円をルピアに換算する
円の数字に1.2をかけてゼロを2つ付ける
1,000円でしたら、1.2をかけて1200
これにゼロを2つ加えて120,000がルピアでのおおよその金額です。
1,000円→Rp120,000
◆ルピアを円に換算する
ルピアの数字からゼロを3つ取って8をかける
Rp100,000でしたら、まずゼロを3つ取って100
それに8をかけて800が円でのおおよその金額です。
Rp100,000→800円
これでも誤差は出ますので、正確に知りたい方は、電卓ではじいてください。
どこで両替したらいいのか?
日本円からルピアへの両替はいろいろな所でできます。
しかし、場所によっては両替レートが悪かったり、お金をごまかされたりと、損をしてしまう事があります。
一番のおススメは街の両替専門店です。
両替専門店ならレートもよく、ごまかしなどの詐欺事件も発生していません。
とはいえ、状況によっては両替専門店が使えないこともありますので、両替ができる場所についてご紹介をします。
また、両替すると損をする場所もご紹介しますので、情報としてご覧ください。
日本での両替は損をします
バリ島では言葉がわからなかったり、ごまかされたりして怖いという事から、日本で両替される方もいますが、日本での両替はお勧めできません。
日本では銀行や空港で両替はできますが、バリ島に比べて極端にレートが悪いです。
現在バリ島での両替レートは1円=Rp127程度ですが、日本で両替すると1円=Rp80程度になります。
およそ30%悪いレートです。
1万円を両替したら3,000円くらい損をしてしまいますので、日本での両替は避けたほうがいいでしょう。
バリ島の空港
バリ島の空港の到着フロアーには銀行の両替窓口があります。
銀行の窓口ですので、安心して両替できますが、両替レートが街中の両替専門店に比べ3~4%悪くなっています。
1万円両替して300~400円の違いですが、ここではタクシー代など当面のお金だけ両替すればいいと思います。
ホテルのフロント
中規模以上のホテルならフロントで両替をしてくれます。
大変便利なのですが、ここも街中の両替店に比べ3~5%ほどレートが悪いので、早朝や深夜など両替店が閉まっている場合だけ利用するようにしたらいいと思います。
スーパーやショッピングモールの両替店
観光客向けのスーパーやショッピングモールの入り口にも両替店があります。
ここも、若干両替レートが悪いことがありますので、お金が足りない時などに利用する程度にしておきましょう。
街の両替専門店
一番のおススメがこの町の両替専門店です。
レートが良く、またお金のごまかしなどがないので、旅行者も安心して利用できます。
クタ、スミニャック、サヌール、ヌサドゥア、ウブドと言った観光客が多いエリアに何件もあり、広くて明るくきれいなお店が安心できると思います。
両替専門店の中でも特におススメのお店をこの後ご紹介いたします。
怪しい両替店(ここは避けてください)
観光客の多いエリアには、怪しい両替店があり、ここでは、お金のごまかしなどの詐欺事件が多く発生しています。
怪しい両替店の特徴を記載しますので、このようなお店では決して両替しないように注意してください。
- お土産物屋の奥など、独立したお店ではない
- 薄暗く、店内が良く見えない
- 周りのお店に比べ両替レートが極端に良い
いつ、いくら両替するのがよいか
両替は1日1回1万円
両替をするタイミングやいくら両替をしたらいいのか、というのは結構悩むところです。
最初に宿代を支払わなくてはいけない、とか、豪華なスパに行くので多額のお金が必要など、両替のタイミングと金額はケースバイケースで違いますが、私はよくこのようにお勧めしています。
両替は1日1回1万円
高額なスパなどに行く場合は別ですが、ふつうバリ島旅行で使うお金は1日1万円前後です。
また、一度にまとめて両替したら、大量のお札が返ってきて財布がパンパンになるのと、不用心です。
ですので、基本的には必要な時に必要な額を両替するのがいいのですが、そうも言ってられないので、1日1回1万円をお勧めしています。
もし、お金が余ってしまったり、足りなくなってしまったら、その時は調整してください。
土日祝日は両替レートが悪くなる
土日と祝日は銀行がお休みになり、為替取引がストップする関係から、両替レートが若干悪くなります。
多めの両替をする場合は、土日祝日を避けたほうがいいでしょう。
両替の方法
両替の方法ですが、空港の両替所でも、街の両替店でも基本的には手順は変わりません。
両替時に用意するもの
両替する際には、日本円を用意するのはもちろんですが、パスポートとホテルの名刺を用意しましょう。
銀行や両替店などちゃんとしたお店では、両替時に申込書を書かせるところがありますが、そこにパスポート番号とホテル住所が必要です。
パスポートは原本ではなくパスポート番号が載っている面のコピーで大丈夫です。
ホテルの名刺は、ホテルのフロントに用意してあります(ネームカードやホテルカードと言います)。
ホテルの名刺は両替の時だけではなく、タクシーでホテルに帰るときなどにも重宝しますから、2~3枚もらっておきましょう。
両替の手順
両替店に入ったら窓口に日本円を両替してもらいたいことを告げますが、言葉ができない時は、日本円を見せるだけでもOKです。
係員が両替申込書に、必要事項を書くように促します。
氏名、パスポート番号、ホテルの名前、住所を書きます。
場合によってはパスポートを見せてと言われる場合もありますが、パスポートのコピーで大丈夫です。
両替するお金と申込書を渡すと、係員が電卓でいくらになるか提示します。
桁数が多いので暗算は難しいですが、ざっと見て間違いがないようならOKを出しましょう。
両替前にスマホなどの電卓で、いくらになるか計算しておくといいですね。
係員が両替されたルピア札と、両替のレシートを渡してくれます。
お札の量が多いので大変ですが、レシートをよく見て渡されたお金に間違いがないかをしっかり確認しましょう。
あとで、金額が合わないとクレームをつけても受け付けてくれませんので、かならず受け取ったらすぐに確認してください。
両替時の注意点
両替時のトラブルや詐欺にあわないための注意点をご紹介します。
怪しい店には行かない
詐欺にあわないための絶対条件は怪しい店には行かないという事です。
専門店ではなく、お土産屋さんの奥にあるようなお店
お店が薄暗く、手元がよく見えないお店
周りにお店に比べ両替レートが極端にいいお店
このようなお店には近づかないほうがいいでしょう
事前に両替金額を計算する
ルピアに両替すると、いきなり桁数が増えてしまうので、混乱してしまう事があります。
両替店の店頭や店内には、その日の両替レートが掲示されていますので、まずはスマホの電卓機能などで両替したらいくらになるかを計算しましょう。
両替する日本円×その日の両替レート=受け取る金額
これが、計算式です。
例えば、両替レートが125.50で、5000円両替すると
5,000円X125.5=627,500ルピアになります。
事前に計算すれば、お金を確認するときも安心ですね。
受け取ったら必ず確認する
いくらまじめな両替専門店でも間違いというものはあります。
ですので、渡されたお金をすぐに財布にしまうのではなく、必ず金額を確認しましょう。
窓口を離れてからお金が足りないとクレームしても受け付けてもらえません。
後ろに他のお客さんがいると、つい遠慮して確認もそこそこに、窓口を離れてしまいますが、大切な事なので、必ず確認をしてから窓口を離れるようにしましょう。
おススメの両替所BEST3
それでは、おススメの両替所BEST3をご紹介します。
ここで紹介する両替所は、バリ島の中でも大手両替商で、クタ、スミニャック、ヌサドゥア、ウブドなど観光客の多いエリアに支店があります。
大手ですので両替レートもよく、詐欺事件も発生しておりません。
両替をする場合は、まずこの3店舗が近くにないか探してみましょう。
ディルガハユ両替所
緑色の看板が目印のディルガハユ両替所は、ウブド、クタ、スミニャック、サヌール、ヌサドゥアといった観光エリアに多く出店しています。
店舗数も多く、レートもよいので、おススメです。
ディルガハユ両替所の各支店詳細はこちらのページに記載されています。
>>http://www.balibestrate.com/money-changer.php
サイトのトップページには本日のレートも記載されていますので、事前に確認しておきましょう。
>>http://www.balibestrate.com/
BMC両替所(マスピン)
BMC両替所も、バリ島では大手両替店なのでお勧めできます。
BMCという名前なのですが、正式な会社名から「マスピン両替店」とも呼ばれています。
以下のアドレスが公式サイトですが、情報がちゃんと更新されていないようです。
>>http://www.balimaspintjinra.com/
セントラルクタ両替所
もしかしたら、バリ島内で最も支店が多いかもしれない両替所です。
名前の通り、本店はクタにあり、ドライブスルー両替も行っている大きな両替所です。
支店、窓口も多いのですが、中にはコンビニの中に支店があるところもあります。コンビニの中の支店はちょっと避けておいた方がいいかもしれません。
公式サイトもあるのですが、アクセスしようとしたら、どうもハッキングされているようですので、サイトアドレスは記載しません。
今回はBEST3という事で3店舗紹介しましたが、私はその中でもディルガハユ両替所を一押しでおススメしています。
サイトの情報更新も早く、お店も明るく入りやすいので、おススメです。
余ったルピアはどうするか?
バリ島旅行が終わり、日本に帰るとき、財布に残ったルピアはどうしますか?
古いルピア札は使えなくなる
頻繁には行っていませんが、インドネシアは時々お札のデザイン変更をします。
古くなったお札はすぐにではないのですが、何年か経つと使えなくなります。
ですので、すぐにインドネシアを再訪する予定がない方は、余ったルピア札は持ち帰らないほうがいいかと思います。
もちろん、記念に持って帰るという事でしたら、問題ありません。
バリ島の空港で日本円に両替しましょう
残ったルピア札はバリ島の空港の両替所で日本円に両替しちゃいましょう。
ただし、両替所には1,000円以下のお金は用意されていませんので、1,000円以下の端数は、ルピア札で戻ってきます。
また、コインは両替できません。
余った細かいお金は空港で使いましょう
日本円に両替できない細かいお金やコインは、最後に空港で使いましょう。
ジュースやお菓子、お土産などを買うのもいいですね。
また、出発ロビーには募金箱がありますので、残りのお金を募金していただけると、うれしいです。
クレジットカード、デビットカードについて
もしかしたら、現金は持たないカード派の方もいるかもしれませんので、バリ島でのカードの状況も少しお知らせしておきます。
デビットカードでお金の引き出し
以前は日本の銀行のキャッシュカードも海外で預金引き出しに使えました。
しかし、現在、海外で使えるキャッシュカードはなく、代わりにデビットカードで現金引き出しが可能となっています。
デビットカードの場合、銀行ごとに引き出し手数料や為替レートが違います。
調べたところ、ジャパンネット銀行の海外デビットカードが手数料が無料で為替レートもいいようです。
クレジットカードでキャッシング
クレジットカードのキャッシング機能でATMから現金を引き出すことができます。
こちらも、カード会社によって手数料(利子)や為替レートが違ってきます。
また、バリ島ではVISAやMastarは使えますがJCBはあまり使えませんのでご注意ください。
クレジットカードでお支払い
バリ島は外国人観光客が多いので、ほとんどのお店でクレジットカードが使用できます。
ただし、ローカル向けのワルン(大衆食堂)や小さなお店、屋台などでは使えません。
カードはVISA,Masterならほとんど使用できますが、JCBはまだ普及率が低いので、使えないお店が多いです。
日本では、カード利用の際、手数料を取られることはありませんがバリ島では手数料として支払金額の3~5%が加算されることがありますので、ご注意ください。
スキミング被害には注意
現在、バリ島ではデビットカードやクレジットカードのスキミング被害が多発しています。
特に、ATM機械でお金を引き出す際、スキミングされているようです。
- 街中にある無人のATM機械は絶対使わない
- コンビニ内にあるATM機械もできたら使わないほうが良い
- 使うのなら、24時間警備員がいる銀行のATM機を使う
- こまめにカード支払い記録をチェックして、不審な点があればすぐにカードをロックする
といったような注意が必要です。
まとめ
かなり盛りだくさんの内容となりましたので、簡単にまとめたいと思います。
- インドネシアの通貨はルピア(Rp)で1円=約Rp127くらい
- 日本円からの両替は町中の大手両替店で行う。日本国内や怪しい両替所は避ける
- 両替のタイミングと金額は1人1日1万円が基本
- 両替する場合は、パスポートコピーとホテルの名刺が必要
- 両替するときは事前にいくらになるか計算をしておき、お金を受け取ったら必ずその場で確認する
- 一押しの両替店はディルガハユ両替所
- 余ったルピアは空港で日本円に両替
- クレジットカードは使えるがJCBは使えないことが多い
- クレジットカード利用時に3~5%の手数料を取られることがある
こんな内容を頭に入れて、バリ島での両替、損をしないようにしてくださいね~