バリ島ウブド便り

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明日はガルンガン(Galungan)

明日12月8日はガルンガン(Galungan)と呼ばれる、バリ・ヒンドゥー教のお祭りの日です。


ガルンガンは、世の中のすべての善が悪に打ち勝った事をお祝いする日で、天界から祖先の霊が地上に降りてくると言われています。
そのため、バリ島の人々は、実家に帰り祖先の霊や神様にお祈りを捧げます。


ガルンガンの数日前から、お祝いの準備が始まります。
お祝いのためのお供え物(バンタン)を作り、ペンジョールと言われる竹の飾りを家の前に立てます。各家の家寺は奇麗に飾り付けられ、お祝いのためのごちそうが作られます。


ガルンガンの前日の今日は「プナンパハン」と言われ、明け方にご馳走用の豚が屠殺されます。今日だけで何万頭の豚が天に召されます。


ガルンガン当日は朝から家族総出で村のお寺や家寺でお祈りをします。お祈りがすんだら、親戚や友人の家を訪ね、お祝いをします。
ガルンガンの時は、村を出て街に出稼ぎに行った人も戻ってきますので、子供のころの友人も集まり、まるで日本のお盆のような雰囲気になります。


このガルンガンは210日周期のバリの暦、ウク暦にそって行われるので、毎年1回というわけではありません。今年(2010年)は5月と12月の2回ありました。来年(2011年)は7月にあるだけだそうです。
また、今年はイスラム教の新年とも重なり、さらに学校の期間休み(バリ島の学校は前後期の二期制です)にも重なっているので、子供たちは2週間のお休みだそうです。


ガルンガンのお祝いで、出稼ぎに来ている人は実家に帰り、またお祈りがあるので、お休みになるお店が沢山あります。
しかし、観光客が多いクタ、スミニャック、ヌサドゥアは半数以上がバリ島以外の島(ジャワ島やロンボク島)から出稼ぎに来ているイスラム教徒の人ですので、ヒンドゥー教のお祭りガルンガンは全く関係ありません。ですので、クタなどは普段と全く変わりのない状況です。


ウブドは、昔からのお祭りや宗教行事を大切にしているので、ガルンガン当日お休みになるお店が数多くありますので、ガルンガンにウブドに観光に来られる時は、お気を付け下さい。