パサールで服を買ってみました
バリ島ウブドのメインストリート、JLモンキーフォレストやJLハヌマンには沢山のブティックが並んでいます。かわいい服や、おしゃれなリゾートドレスなど売っていますが、これらを買うのは、観光客の皆様。
ローカルの方はもちろん、在住の日本人もめったに買いません。在住の方は、服は日本で買ってくるか、デンパサールのデパートなどで買います。
ローカルの方(特に若い方)も、デンパサールやギャニャールのデパート、スーパーやプリアタンにあるローカル向けの服屋さんで買っています。
が、私が下宿している宿のイブ(お母さん)はよく、パサール(市場)で服を買ってきます。
先日も、服を買いに行くというので、付いて行きました。
行き先は、皆さんご承知のパサールウブド(ウブド市場)。
ここは、お昼ごろからは観光客向けのおみやげ品が並ぶ観光市場なのですが、朝はローカルの方が生鮮食品や日用品を買い求める生活市場になるのです。
ウブドに住み始めた頃は、時々イブと一緒にパサールに着ていたんですが・・・
「あんたと、一緒にパサールに行くと、値段が高くなる」と、イブに言われて、最近はパサールに入っていませんでした。
ローカルの方と一緒に行っても、外国人価格になるんですね。いちどイブがお店の人に文句を言ったら「どうせ、そのタムゥ(お客という意味ですが、外国からの観光客という意味もあります)が払うんだろう」と言われたそうです。
ウブドに住んで1年近くなり、最近はどこに行ってもインドネシア語かバリ語で話しかけられるようになってきたので(ローカルに間違えられるって、そんなに色黒になったのでしょうか?)、もう一緒に行ってもいいんじゃないかと、イブからお許しが出て、久しぶりにパサールに行ってみました。
相変わらず、朝は大勢の方が来ているパサールです。
中庭のちょっとした広場のようなところに、お目当ての服を売る人がいました。服を売る、と言っても綺麗にディスプレイなどされておらず、地面に広げられたブルーシートの上に服が山積みになっています。
今回は、バッパ(お父さん)がバイクに乗るときのためのジャケットを探しに来ました。服の山から、よさそうなものを引っ張り出し、サイズや色、形などをチェックしながら、よさそうな服を探していきます。
そのうちイブが「これなんか、いいんじゃないかい?」と、一着のジャケットを引っ張り出しました。値段を聞いたら、3万Rp(約300円)と、やす〜い!
コレにしようかと、思いましたが、よくみるとなんか変・・・
ちょっと、試しに羽織ってみると、裏表になっていました。
そこで、ちゃんと表にして、もう一度羽織ってみたら・・・
なんと、フロントのジッパーが裏表についています。
「これ、ジッパーが裏側についているよ〜」
と、売り子のお兄さんに言ったら
「リバーシブル!」
と、言い切られました・・・・
リ・リバーシブルって、内ポケットが外に来ちゃいますけど〜
結局、このジャケットはやめて、ちゃんとした布製のジャケットを買いました。それでも、5万Rp(約500円)でした。
このパサールの服屋さんですが、すごく安いんですが
「これって、絶対古着だよね〜」とか
「なんか、縫製がおかしくない?」
って、品物や、
背中に大きく「◯◯工業高校」ってプリントしてあるジャージなど、ちょっと変なモノがたくさんあります。
もし、勇気があったら一度、覗いてみて下さい。
なお、この服やさんのお兄さんですが、午前中はパサールウブドで、夕方はとなり村のペジェンのナイトマーケットで服を売っているそうです。
働き者ですね。