バリ島ウブド便り

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バリ島最近のワルン事情

バリ島にはワルン(Warung)という、いわゆる大衆食堂があります。
一口にワルンと言っても、なかなか奥が深い!
今回は、このワルンについてご紹介します。

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<目次>

 

ワルンって何?

ワルンというと、「大衆食堂」とか「ローカル向け食堂」と言われることが多いです。

しかし、本来のワルンとは、いわゆる「よろず屋」
野菜やお米などの食料品、洗剤などの生活用品など、いろいろなものを売る昔のコンビニエンスストアーです。

そんなよろず屋の中に、ナシチャンプルなど食べ物メインのワルンができ、それを「ワルン・マカン(WM)」と言われていました。

近代になり、スーパーマーケットやコンビニが発達し、生活用品などを売るワルンはだんだん姿を消し、ワルンと言ったら食べ物を売る「ワルン・マカン」が残り、今ではワルンと言えばワルン・マカンを指すようになりました。

もちろん、今でも田舎の方に行けば、よろず屋的な昔ながらのワルンもあります。

 

ワルンとレストランの違いは何?

食べ物を扱うお店はワルン以外にもレストランがあります。では、ワルンとレストランの違いはなんでしょうか?

一般的に、ワルンはローカル向け、レストランは観光客やお金持ち向けと言われていました。

そのため、ローカル向けのワルンは税金がかからず、観光客向けレストランは税金がかかる、税金の有り無しで、ワルンと、レストランが区別されていました。

しかし、最近では観光客向けのレストランでありながら、あえてワルンという名前を付けているところもありますし、ローカル向けのワルンだったのが、評判を聞き観光客が集まるワルンもあります。

また、税務署も「ワルンだから税金は取らない」ということはなく、ワルンと名乗っていても観光客向けのお店なら、しっかりと税金を取るようになりました。

ですので、今ではレストランとワルンの境目というのが、すごくあいまいになり、ワルンだから税金は取らないと決まったわけではありません。また、出される料理もインドネシア料理だけではなく、イタリアン、フレンチ、和食など外国の料理を扱うワルンもあります。

それでも、ワルンと言ったら「安い」「大衆的」といったイメージのお店が多く、レストランと言ったら「高い」「高級」といったイメージでしょうか。

 

ワルンとカキリマ

食べ物を売るお店としてもう一つ「カキリマ」があります。

カキリマとは、いわゆる「屋台」。街中や、市場、お寺の前など人が集まるところでバクソーやトウモロコシなどを売っています。

このカキリマとワルンの違いってご存知ですか?どちらも、ローカル向けのお店です。

カキリマは移動ができて、ワルンは移動ができないというのが両者の違いです。

カキリマは、バイクや車を使ったり、手押し車状となっており、簡単に移動ができるお店です。ワルンは、屋根や柱があり、すぐには移動はできない作りとなっています。

もちろん、カキリマはローカル向けですので、税金は取られません。

 

最近のワルン

観光客向けではなく、ローカル向けのワルンも昔と比べかなり変わってきました。

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昔のワルンというと、こんな感じで、食べ物の他に、お菓子やたばこなんかも売っています。
扱う料理も、このページの最初に表示される、ナシチャンプル(ご飯の周りにおかずが乗った、ワンディッシュプレート)がメインです。

もちろん、こんな伝統的(正統派?)ワルンもまだ残っているのですが、最近オープンするワルンは・・・

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店内はこんなおしゃれ感覚のお店。
清潔で、ジャズやロックなんかも掛かっています。

こういうお店は経営者が若い方が多く、若い人の感覚でお店作りをしているようです。

扱う料理も

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ラーメンや餃子、などの和食も多く、お寿司を出すワルンもあります。
もちろん、和食だけでなく、サンドイッチ、ハンバーガー、パスタ、ピザなど洋食もあります。

そして、料金はレストランに比べてぐっとリーズナブル。

 

ワルンというと、ローカル向けで旅行者にはちょっと敷居が高い、と言われてきましたが、最近は進化して観光客でも気軽に楽しめるワルンが増えてきました。

今度のバリ島旅行で、機会があればちょっとトライしてみませんか。ただし、外国人旅行者が多くいる清潔なお店にしてくださいね。

 

バリ島ガス事情

バリ島には、都市ガスというものはなく、すべてLPG(プロパンガス)となっています。一般家庭はもちろん、ホテル、レストラン、ワルン、そして屋台などもプロパンガスを使っています。

今回は、このガス事情についてお話したいと思います。

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<目次>

 

プロパンガスの種類と値段

一般家庭で使うプロパンガスのボンベは小型の緑色のものと、大型の青色のものの2種類があります。

 

大型ボンベ

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大型ボンベは青色で、内容量は15Kgです。

値段はRp140,000~160,000くらいです。この料金は容器代は含んでいません。空になったボンベを持っていけば、この料金でマンタンのボンベが買えます。

容器がない場合は、Rp750,000くらいします。

一般家庭で2~3ヶ月はもつようです。

 

小型ボンベ

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小型ボンベは緑色をしており、内容量は約2.5Kgです。

値段はRp21,000~Rp23,000(容器代含まず)
一般家庭で2週間~3週間もちます。

小型ボンベは2.5Kg入りでRp21,000、大型は15Kg入りでRp140,000.
じつは、Kg当たりの単価が大型より小型ボンベの方が安くなります。これは、小型のLPGは政府から補助金が出ているからです。そのため、一般家庭やワルン、屋台では安い小型ボンベを使うところが多いのです。

 

どこで買うのか

インドネシアでは、プロパンガスも国営企業であるプルタミナが扱っています。街中にあるガソリンスタンドに行けば、プロパンガスも売っています。

ただ、ガソリンスタンドはどこにでもあるというわけではないので、街中ではワルンと言われる万屋やプロパンガス専門のお店で売っています。

お店によっては、配達をしてくれるところもあります。

 

良くあるガストラブル

さて、このLPGですが、いろいろなトラブルが発生します。その中でもよくあるトラブルを紹介します

 

ガス漏れ(パッキン)

ボンベからのガス漏れ、結構あります。

一番の原因は、レギュレーター取り付け口のパッキン不良。
空ボンベは、お店からガス取扱店に戻され、そこでガスが補充され、またお店に卸されるのですが、パッキンの交換等はしていません。そのため、パッキンが古くなるとここからガス漏れが発生します。

このパッキンですが、コンビニ(インドマレット)で売っているので、自分で変えることもできますが、写真のような器具を使い漏れを防ぐこともできます。

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レギュレーターを上からぎゅっと押しつける器具で、ガス漏れを防いでいます。

 

ガス漏れ(ボンベ)

ガス漏れのもう一つの原因がボンベの穴あきです。

先ほども説明したように、ボンベは何度も使い回しされるんですが、詰め替え時にメンテナンスなど全くされていません。そのため、何度も使い回されたボンベはサビが発生し、そこからガス漏れが起きます。

もちろん、LPGガスは匂いがついていますので、もれたら異臭で気が付きますが、気がつかずに近くでたばこなど吸ったりしたら・・・
ガス漏れによる火災事故、よく聞きますよ

 

ガスがでない

ガスボンベを交換し、中身が入っているボンベを付けたのに、ガスがでない、ということがたまに発生します。

レギュレーターには圧力計が付いていて、ちゃんと残圧もあるのに、なぜかガスがでない?

原因は、レギュレーター内にある逆止弁です。
逆止弁とは、ガスの逆流を防ぐバルブ(弁)でレギュレーター内にあるのですが、ときどきこのバルブによって、ガスが止まってしまうのです。
このような時は、レギュレーターをボンベから外し、振ってやったり、手で叩いて衝撃を与えたりすると治ります。

 

今回は、バリ島のガスについてお話をしました。
普通の旅行では、あまりガスを使ったり、買ったりすることはないかと思いますが、ロングステイされる方など、自分でガスを調達する事もあるかと思います。そんな時、参考になればいいかなって、思っています。

 

 

ビザ(VISA)のお話

バリ島など外国に入国する時は、パスポートとビザ(査証・VISA)は、必要です。

もちろん、バリ島でもパスポートとビザは必要となっています。

パスポートのことは、ご存知の方も多いと思いますが、ビザについてはご存じでない方も多いようです。

今回は、バリ島に入国する際必要となるビザについてご案内いたします。

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<目次>

 

ビザってなんなの?

ビザ(VISA・査証)とは、外国人が入国する際、入国審査に必要な証書の一つです。

よく、ビザのことを「入国許可証」と説明していますが、厳密に言うとこれは間違い。

入国許可は、入国者のパスポートやビザを基に、入国審査官が決定するものであり、ビザがあるからと言って、必ず入国ができると決まったものではありません。

ビザはその国の政府機関が「この人なら入国させても問題はないですよ」と保証する保証書のようなものなので、決して入国許可証というわけではありません。

事実、ビザがあっても入国拒否をされるケースもあるのです。

パスポートはその人の身分を在籍国が証明する身分証明書。ビザは入国する国の公的機関が入国に対して問題がないと保証する保証書。最低この2つがそろって、はじめて入国審査が受けられると思ってください。

注意)国によっては、入国する条件として、パスポートやビザ以外にも、帰りの航空券の提示などを求められることがございますので、必ずご入国予定の状況についてお調べくださいませ。

 

バリ島の入国ビザについて

バリ島では、入国目的によって数種類のビザがあります。
今回は、そのうち代表的なものについて、ご案内いたします。

 

到着ビザ

到着ビザ(Visa on Arrive=VOA)は観光ビザとも紹介されている、短期滞在用のビザです。ビザ取得は、到着した空港や港ででき、パスポートと取得費用$35だけで取得ができます。このビザでは就労はできません。

このビザを取得すれば最長30日間の滞在ができますが、入国後所定の窓口にて手続きすることにより、さらに30日間の滞在延長が可能です。つまり、延長手続きをすることにより最長60日間の滞在が可能になります。

現在、日本人観光客は30日以内の短期滞在であれば、ビザの取得は免除されています。
つまり、30日以内の短期滞在者はビザ取得の必要はありません。

ただし、30日を超える滞在を計画されている場合は、必ず到着ビザを取得し、延長手続きを行ってください。入国後の到着ビザ取得はできません。

 

ソシアル・ブダヤビザ

ソシアル・ブダヤビザは文化交流ビザともいい、主に親族訪問、文化交流などを目的としたビザです。ビザ取得は国外のインドネシア大使館(領事館)に申請し取得します。このビザでは就労はできません。

このビザを取得すれば、最長で60日間の滞在ができ、入国後所定の窓口にて手続きすると、30日間の滞在延長が最大4回できます。つまり、最初の60日間と合わせて最長で180日間の滞在が可能となります。

このビザで入国した場合は、ITAS(暫時居住許可)は取れません。

 

ワーキングビザ

ワーキングビザ(労働ビザ)は、バリ島内での就労を目的としたビザです。ビザ取得には、IMTA(労働許可)などが必要で、取得は国外のインドネシア大使館(領事館)にて行います。

バリ島内で仕事をする場合は、必ずこのビザを取得しなくてはいけません。

ワーキングビザで入国した場合、ITAS(一時居住許可)の取得ができます。

 

リタイアメントビザ

リタイアメントビザは、55歳以上の方が、バリ島にてリタイアメント生活を送る目的で入国するためのビザです。取得は国外のインドネシア大使館(領事館)にて行います。

このビザでは就労はできません。また、ビザ取得には数々の条件があります。

リタイアメントビザで入国した場合、ITAS(一時居住許可)の取得ができます。

 

KITAS(ITAS)ってなに?

ビザや長期滞在のお話をすると、必ず出てくるのがKITAS(キタス)やITAS(イタス)という言葉です。

ITASとは「一時居住許可」のことで、ITASを取得することにより、最長12ヶ月間のバリ島滞在が可能となります。また、最大5回までの延長が可能で1回の延長手続きで12か月の滞在ができます。

KITASとは「一時居住許可証」のことで、ITAS取得時に発行される、居住許可証(カード)のことです。

ITAS取得には、ワーキングビザやリタイアメントビザの取得が必要で、これらビザを取得し入国した人は、速やかにITAS申請を行うことで、12か月の滞在が可能となります。

ITAS保持者は「再入国許可(リ・エントリー・パーミット)」を取得することにより、ITASを破棄することなく入出国が可能となります。以前はこの再入国許可の取得は二んにでしたが、現在はITAS取得あるいは延長申請時に同時に取得するよう求められます。

 

今回は、ざっとビザについての説明をしました。
ビザや滞在許可については、いろいろ複雑で難しい事もありますし、細かい規則が変わることもありますので、常に最新の情報を得るようにしてください。
特に、旅行者に関するビザの新しい情報がありましたら、ブログやFaceBookなどでお知らせしていきます。

 

 

 

バリ島での運転免許証の話

バリ島でも、車やバイクを運転するには運転免許証が必要です。

それは、在住外国人でも、旅行者でも変わりません。

筆者は、最近バイクの運転免許証を取得しましたので、その時の経験をご紹介したいと思います。

ただし、筆者はウブド在住なので、ウブドがあるギャニャール県で免許を取得しました。デンパサールなど他のエリアではまた条件などが違っているかもしれませんので、ご承知おきください。

 

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<目次>

外国人が免許を取るには

在住者の場合

在住の外国人が免許証を取るには、KITASやKITAPという居住許可が必要です。

KITASは1年間有効の居住許可ですので取得できるのは1年間有効免許となります。

KITAPは5年間有効の免許が取れます。

一時、KITAS保持者は免許が取れないと言われていましたが、ことギャニャール県ではKITAS保持者でも、バイク、車の免許は取得できました。

 

旅行者の場合

では、KITASやKITAPを持っていない、旅行者(観光ビザやソシアルビザで滞在している外国人)はどうなるのでしょうか?

一か月有効のCIM-C(オートバイ用)免許証なら、取得可能ということでした。
もし、旅行者がバリ島滞在中にオートバイを運転したいのなら、警察でツーリスト用の1か月免許を取得しなさい、ということでした。

 

国際免許証は?

国際免許証を持っている場合はどうなるのでしょうか?

何人かの警察官に聞いたのですが、「有効」「無効」と、答えがバラバラでした。

しかし、バリ島のあるインドネシアは国際免許証のジュネーブ協定に加盟していないので、公式には国際免許証は使用できないということになっています。
事故を起こしてしまった場合、国際免許証を持っていても、公式には使用できない事になっていますので、保険はおりないでしょう。

国際免許証は使えない、と判断しておいた方が無難かと思います。

 

実際に免許を取得してみました

それでは、免許取得の実際をレポートします。今回は、オートバイ用のCIM-Cを取得しました。

必要なもの

免許取得に必要なものは以下の通りです

  • パスポートのコピー(顔写真が写っているページ)
  • KITASのコピー
  • ドミシリ(村発行の在住証明書)

ツーリスト用一か月免許を取得する場合は、パスポートコピーとドミシリだけでよいそうです。

 

取得手順

1.健康診断

警察指定のドクターのところで健康診断を受け、健康診断書を発行してもらいます。健康診断と言っても、色覚障害検査と身長、体重測定程度で、かかる時間も数分程度です。

費用はギャニャール県の場合Rp100,000でした。(他の県では、もっと安いと聞いています)

 

2.受付

警察の免許センター窓口で申請書をもらい、必要事項を記入します。もちろん、インドネシア語の書類ですが、記入机に見本が貼ってあるので、それほど苦労はありませんせんでした。

 

3.学科試験

コンピューターによる学科試験を受けます。コンピューター画面に動画や写真が表示され、ヘッドフォンから問題が流れます。その設問に「正しい(Benar)」「間違い(Salah)」で答えていきます。

設問はインドネシア語で流れますが、画面を見ていれば、そこそこ理解ができます。日本で車やオートバイの免許を取得している人なら、それほど難しくはないと思います。
全部で30問のうち20問正解で合格です。

 

4.実技試験

学科が合格すると次は実技試験です。
バイクの実技試験は、「スラローム」「8の字旋回」「狭路Uターン」の3種目で、パイロンに触れたり、線からはみ出したり、足をついたりしなければ合格です。

慣れていないと難しいと思いますが、オートバイの操縦になれていれば、それほど難しくない試験です。

 

5.免許発行手数料支払い

試験に合格すると、警察内の銀行窓口で免許発行手数料を支払います。

CIM-C(オートバイ用免許)でRp100,000でした。
ちなみに、試験費用は無料です。試験に何度落ちても、費用はかかりません。

 

6.写真撮影

最後に、顔写真の撮影、指紋採取、サインをして、手続きは終了です。

プラスティック製の免許証が発行されます。

受付から免許発行までおよそ2時間程度の時間でした

 

旅行者の免許取得と運転

バリ島に旅行に来られている方で、自分でバイクを運転して、いろいろな所に行きたいという方も多いと思います。
街中では、1日Rp50,000~100,000程度でスクーターのレンタルもあり、気軽にバイクに乗れる環境があります。

しかし、外国人がバイクや車を運転するにはインドネシア発行の免許証が必要で、取得するには、試験を受けなくてはいけません。

また、交通マナーも日本のように良くはありませんし、交通ルールも日本と違うことがあります。最近、外国人が巻き込まれる交通事故も増えてきています。

 

ローカルの方の中には無免許でバイクを運転している方もいます。中には小学生、中学生くらいの子供が運転していることもあります。
だからと言って、旅行者が無免許でバイクを運転するのは、お勧めできません。
楽しく、安全に旅行を楽しむのでしたら、カーチャーター、タクシーなどをご利用いただきますよう、お願いいたします。

 

 

パワーストーン

バリ島の方って、結構「石」が好きな方が多いのです。

「石」と言っても、お庭に置くような大きな石ではなく、指輪やペンダントにつける装飾品としての石が好きなのです。

装飾品というと「ダイアモンド」や「真珠」といった宝石を思い浮かべますが、もちろんそのような宝石をつけている方もいますが、ここでいう石とは「パワーストーン」のことを言います。

 

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<目次>

 

パワーストーンとは何?

パワーストーンとは、宝石(貴石・半貴石)の中でも神秘的な力が宿っている石のことを言います。

貴石とは、宝石の中でもダイアモンド、ルビー、サファイア、エメラルドといった特に希少価値の高いものをいい、半貴石とは、貴石以外の宝石のことを言うそうです。

パワーストーンは宝石の中でも、と説明しましたが、実際は宝石以外にもべっ甲や象牙、サンゴ、金、銀、とんぼ玉といったものまで、パワーストーンとして販売されていることもあるそうです。

 

昔から、多くの土地で美しく輝く石や象牙などには霊的な力があると信じられてきました。古代遺跡からは、美しい石やとんぼ玉などが数多く出土しており、パワーストーンというものは、太古の昔から信じられ、愛用されてきたものだと言えるでしょう。

 

パワーストーンの種類

パワーストーンには沢山の種類がありますが、そのうち代表的なものを5つほどご紹介します。

 

ガーネット

がーネットは赤い石の色から血液の浄化、デトックス効果があると言われています。
また、永遠に変わらぬ愛情が保障され遠距離恋愛や浮気防止に役立つそうです。

 

アメジスト

美しい紫色のアメジストは高貴な石とされ、古代は身分の高い人しか付けられなかったそうです。
乱れた心を安定させる力があるそうで、感情のコントロールや精神統一に効果があり、高い目標に向かって努力する人に向いている石だそうです。

 

ムーンストーン

付きの力が宿る石と言われており、中世ヨーロッパや古代インドでは、願かけに使われていたそうです。
月の力が離れた場所にいる人を結びつけると言われており、遠距離恋愛や別れてしまった恋人同士を結びつける効果があるそうです。

 

ターコイズ

澄んだブルーが特徴のターコイズはトルコ商人によって広められたことから「トルコ石」とも呼ばれています。
石の色は空を表し、ヒーリング効果が高くストレス解消、疲労回復、精神のバランスを取るといった効果があります。また、邪悪なものから身を守る力もあることから、お守りとして持ち歩く人もいるそうです。

 

ラビスラズリ

非常に強い霊的なパワーを持った石で、古代エジプトでは王族しか持ってはいけなかったそうです。強力なパワーで邪悪なものを打ち払い幸運をもたらすと言われています。
また、頭に関する効果が強く、知性、思考力、判断力などが向上するそうです。

 

パワーストーンの使い方

バリ島の人たちは、このパワーストーンを指輪やペンダントなどにして身に付けています。また、ひとつのパワーストーンだけでなく、希望する効果に沿っていくつものパワーストーンを組み合わせたブレスレットなどをしている人もいます。

最近では、聖なる鈴として人気のガムランボールにこのパワーストーンをつけ、運気アップやお守りとして持ち歩くことも人気です。

 

パワーストーンはどこで手に入れる?

デンパサールにある鳥市場(パサール・ブルン)の奥に、パワーストーンを扱う石市場があり、多くの石好きさん達が、めぼしいものはないかと集まってきます。もちろん、このような市場で探すのもいいのですが、ウブドやクタなどには、観光客向けのパワーストーンのお店があるので、そこで探すのもいいでしょう。

 

ちなみに、「パワーストーン」というのは和製英語で、日本でしか通じません。

バリ島では単に「バトゥ(石)」とだけいいます。