バリ島ウブド便り

バリ島ウブド便り

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バリ島アグン山の状況と考えられる被害

日本でも盛んに報道されておりますが、バリ島の最高峰アグン山に50年ぶりの噴火の危険性が高まっております。
当社にもたくさんの問い合わせが来ておりますので、現時点での状況や噴火した場合の予想される被害などについてまとめてみたいと思います。

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このアグン山の写真はバリ島の東・アメッドから撮影したものですので、よく見られている山の形と若干違って見えているかもしれません。

 

<目次>

 

現在のアグン山の状況(2017年10月2日)

現在時点でアグン山はまだ噴火しておりません。
ただし、噴火警戒レベルは最高位の「危険(AWAS)」の状態であり、火口を中心とした1半径12Kmのエリアは立ち入り禁止、避難指示エリアとなっております。

避難指示エリア内には多くの村があり、そこからたくさんの住民が避難してきています。
9月30日の時点で避難住民は14万人と言われていますが、12Kmの避難指示エリア以外からも避難している方も多く含まれているようで、政府はエリア外の住民を村に戻す方針と言うことです。

先週、山頂から煙が出ていたという報道もありましたが、どうもマグマが地下水に触れたためにおきた水蒸気爆発が起こった模様です。
まだ噴火はしていませんが、いつ噴火してもおかしくないような状況と言うことです。

 

噴火した際に考えられる被害

活火山であるアグン山は過去何度も噴火しております。
もっとも最近では1964年、つまり53年前に噴火しています。

53年前と近年の噴火ですので、国内外からも多くの調査が入り、また当時の写真や映像(フィルム)も残っております。
さらに、当時のことを覚えているお年よりも、ご存命ですので、噴火の被害に関してもかなり予想がつくと思われます。

以下の被害予想は、それら記録を基にした記事や、地元に住むお年寄りから聞いた話を元にしております。
ただし、自然が相手のことですから、今回も同じような被害で納まると限ったわけではありません。
ひとつの参考資料として判断材料にしていただければ幸いです。

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政府防災庁の発表したハザードマップです。
濃いピンクのエリアが火砕流や高温のガスなどが発生する恐れのある危険エリアで、薄いピンクのエリアがそれに準じたエリアになります。

見ていただいてわかるとおり、危険エリアは山の北部および南西部に広がっています。
また、火山灰の影響もありますので、半径12Km以内を立ち入り禁止としたそうです。

Sidemam,Amlapraといった地区に黄色いエリアがありますが、これは噴火によりたまった土砂や火山灰が土石流となって流れたり、洪水になる危険性がある場所だそうです。
ただ、過去の事例を見ますと河川の水量や土石は増えますが、それほど大きな被害は出なかったようです。

ブサキ寺院

アグン山のふもとのブサキ寺院はバリ・ヒンドゥー教の総本山として有名です。
この寺院は、火口から9Kmの位置にあり、当初は立ち入り禁止区域から外れていましたが、現在は立ち入り禁止となっており、僧侶たちも避難していると言うことです。

トゥガナンン村、チャンディダサ

アタで有名なトゥガナン村やダイビングやシュノーケリングで有名なチャンディダサはアグン山の南に位置していますが、火口からの距離も十分あり、途中の地形から危険指定エリアにはなっていません。
地区のお年寄りに聞いても、過去噴火による被害は無かったということで、住民たちは安心して生活しているそうです。

ウブド

山間の村ウブドですが、ここもアグン山火口からは35Kmと離れており、避難対象地域には入っていません。
村のお年寄りに話を聞いたところ、過去の噴火で石が飛んできたとか、ガスが流れてきたと言うことは無かったそうです。

ただし、風向きによっては火山灰が降ってくることがあったそうです。
と言っても、外に出れない、といったレベルではなく、空がかすんでいる、外に出してある洗濯物が汚れるといったレベルだそうです。

ウブドに滞在中に噴火した場合は、以下の点に注意されたらいいと思います。

  • 車で移動する場合は窓を閉める
  • ホテルなどの部屋はなるべく窓を閉めておく
  • 念のためマスクを持ってくるといいでしょう
    ウブドエリア内は今マスクが不足気味です。
クタ、スミニャックエリア

クタ、スミニャックなど南部ビーチエリアは火口から65Km以上離れており、ほとんど被害はないと考えられています。

 お年寄りの方にお話を聞いても、前回の噴火のときもまったく被害は無く、今回も他人事のように話しておりました。

 

まとめ

アグン山はバリ島の東側に位置しており、山周辺の地区は高温のガスや降灰などで大きな被害が発生すると見込まれています。

しかし、観光客が滞在するウブドから南側のエリアはほとんど被害は予想されず、せいぜい降灰によりマスク着用くらいではないかと見込まれております。

 

デンパサール空港閉鎖の可能性

アグン山噴火による被害として、降灰によるデンパサール空港の閉鎖、運行の中止が予想されています。
事実、2015年にはバリ島周囲の島の火山噴火により、数日間飛行機が飛ばないことがありました。
今回はその事例を踏まえて、影響を検討してみたいと思います。

過去の空港閉鎖事例

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2015年に周囲の島の火山噴火によりデンパサール空港は閉鎖となりました。

2015年7月3日ジャワ島東部のウラン山が噴火し、7月9日~7月11日の3日間デンパサール空港は閉鎖となり、飛行機の離発着ができなくなりました。
ウラン山はデンパサール空港から見て北西部になり距離は約141km離れています。

2015年11月3日朝ロンボク島のリンジャニ山が噴火し11月3日午後から翌11月4日お昼まで空港は閉鎖となりました。
リンジャニ山は空港から見て北東部にあり距離は約145Km離れています。

なお、アグン山は空港の北東部、距離は58Kmです。

過去の事例からの考察

火山噴火に伴う降灰による空港閉鎖、欠便は、噴煙の量、高さ、風向きによってかなり変わります。

バリ島上空は常に西から東に偏西風が流れています。
そのため、ウラン山の噴火の際は噴煙が偏西風に乗り大量にバリ島上空に流れてきました。
バリ島に離着陸するためには、その噴煙が流れているエリアを通らなければならなかったため、3日間も空港閉鎖となりました。

アグン山は、デンパサール空港の東に位置しています。
噴火しても、噴煙は偏西風に乗って東に流れてしまうので、空港の離発着には影響は無いと見ている人もいます。

とはいえ、空港より東に位置しているリンジャニ山が噴火した際も、空港閉鎖になっています。
アグン山は空港より東にあるから大丈夫とは、言い切れないでしょう。

噴火した場合の対策

アグン山が噴火した場合の空港閉鎖に対する対策についてです。

噴煙の量や風向きなどから、噴煙を避けながら離着陸ができるルートを探すそうです。
アグン山は空港の東にあり、西風に乗って噴煙は東に流れるとの予想から、西回りの航路を取れば、離着陸が可能になると言う予想もあります。

安全に運行できるルートが無い場合は、空港閉鎖、離発着禁止となります。
その場合は、周辺の空港を代替空港ととし振り替え運行をする計画となっています。
運輸省は周辺の10空港を代替空港として準備しており、また乗客の運送のため100台を超える大型バスを準備していると言う報道もありました。

オプショナルツアーの中止

アグン山の危険レベル上昇に伴い、現在当社が扱うオプショナルツアーのうち以下のツアーはお休みとなっております。

  • トラガワジャ川ラフティング
    (ソベック社、クラブアクア社)
  • ランプヤン寺院&ヨガツアー

また、ツアーのキャンセルや変更に関しましても、極力ご協力できるよう対応させていただきますので、変更等がございましたら、お早めにご連絡をお願いいたします。

 

まとめ

簡単に今回の内容をまとめさせていただきます。

  • バリ島のアグン山は噴火警戒レベルが最高位でいつ噴火してもおかしくない状況である
  • 噴火したとしても被害が出る危険エリアは火口から半径12Kmエリアであり観光客が滞在するウブドや南部エリアにはそれほど危険性はないといわれている
  • 風向きや噴煙の量、高さなどにより火山灰の降灰のため空港が閉鎖される可能性がある。
  • 空港が閉鎖されても、代替空港などが手配されているので、帰国できないと言うことはない。

過去の事例や政府の発表、マスコミ報道から現在の状況、危険性などについてまとめてみました。
ただ、自然が相手のことなので、予想通りになるかどうかもわかりませんし、予想以上の被害が出ることも十分考えられます。

特に空港閉鎖による旅行スケジュールの乱れは、お休みが少ない日本人観光客にとっては大変な痛手となるでしょう。
スケジュールに余裕が無い、帰国日が遅くなったら仕事などに支障が出るといった恐れがある場合は、無理をせず、しっかりと検討されることをお勧めします。

2017年上半期人気バリ島スパ5選

今年の上半期のスパご利用件数がまとまりました。

1月から8月までの8ヶ月間でご予約件数が多かったスパ&エステ・ベスト5を発表します。
今後のスパ選びの参考にしてください。

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<目次>

 

第1位:サンティカスパ(Cantika Spa)

サンティカスパはウブドエリアにある小さな街スパです。

このスパの最大の特徴は、使っているクリーム、オイルなどすべてのマテリアルが自分のところで手作りしているナチュラル・マテリアルなのです。
材料は自然のハーブや植物など。
化学薬品など一切入っていませんので、肌や髪の毛にトラブルがある方に人気があります。

特に人気のメニューが「ヘアトリートメント」

トリートメントに使うものは、生の(!)アロエや手作りのアボガドクリームなど。
パーマや毛染めで痛んだ髪が驚くほどよみがえると評判です。

サンティカスパはゼスト店とアラミ店の2店舗があります。
ゼスト店はウブドの南部、カティランタンというエリアにあり南部方面から車でこられる方にお勧めです。
アラミ店はウブド王宮から徒歩15分。
田んぼのあぜ道の先にあるスパで、車で行くことはできませんがウブド観光の帰りに寄られる方が多いです。

www.balitouryokou.com

 

第2位:フランジパニエステティックス(Frangipani Esthetics)

第二位は有名なフランジパニ・エステティックスです。

このスパはヌサドゥアエリアにある街スパで、日本人経営による細やかな心遣いとリーズナブルな価格が大人気です。

お勧めのトリートメントは「チャクラトリートメントwithガムランボール」

以前、日本のテレビ番組でも紹介された長時間のトリートメントで、食事もついているので、日本帰国日のホテルチェックアウト後にご利用される方がたくさんいます。

また、このスパを利用する際、ぜひ付けて頂きたいオプションが「VIPルーム」です。
専用のスパビラでの施術と軽食やお飲み物がついたオプションで、贅沢な一時を過ごすことができます。

このスパ、日本人に大変人気がありますので、GW,お盆、など日本の連休中は大変予約が取りづらくなっています。
なるべくお早目の予約をお願いします。

www.balitouryokou.com

 

第3位:エッセンススパ(Essence Spa)

エッセンススパは、クタのサンセットロード沿いにある街スパです。

こちらのトリートメントの特徴は、とにかくリーズナブルなお値段。
マッサージとスクラブがセットになったコースがメインですが、2時間コースで$38となっています。

お勧めメニューは「シーウィードスパ」
シーウィード(海藻)を使った、ボディスクラブやボディマスクでお肌をツルツルにします。
さらに、これにフェイシャルをつけた3時間コースもお勧めです。

ベット数も多い大型スパですが、送迎車があまり沢山ないので、送迎を依頼する場合は早めのご予約がよいかと思います。

www.balitouryokou.com

 

第4位:ウブドボディワークスセンター(Ubud Body Works Centre)

ウブドボディワークスセンターはウブド中心部にあるスパです。
このスパのオーナーは世界的にも有名なヒーラー・クトゥ・アルサナ氏です。

アルサナ氏は「ゴットハンド」の異名を取る方で、何もいわなくても、患者さんの悪い所にすっと手が行き、マッサージをしてくれるそうです。
アルサナ氏のマッサージ「ブッダ・ケチャピー・セラピー」は30分Rp575,000とちょっとお高いマッサージですが、常に予約がいっぱいの状態で、ぜひこの方のマッサージを受けてみたいという方は、1ヶ月以上前からのご予約をお願いします。

スパにはアルサナ氏のお弟子さんたちが氏直伝のマッサージを行っています。
お弟子さんたちのマッサージなら、大変リーズナブルで、それほど込み合っていませんので、こちらもぜひどうぞ。

お勧めは、筋肉のコリをしっかりとほぐしてくれる「ディープティッシュセラピー」です。

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第5位:サンスパ2(Sang Spa2)

サンスパはウブド中心部にあるスパです。

このスパの特徴は、コストパフォーマンスが非常に高いということです。

スパの施設は高級ホテルスパに比べると、ちょっと見劣りがしますが、その分料金は安めに設定されており、またマッサージ技術も大変高いと評判です。

特にお勧めなのが「Eat Pray Love Package」という長時間のメニューで、簡単なお食事もついています。

とにかく、コスパがいいので、白人さんたちのお客さんで常にいっぱいです。
このスパもなるべく早めの事前予約が必須ですよ

www.balitouryokou.com

 

 

さて、今回は人気のスパ5選をご紹介しました。
今回ご紹介したスパ以外にも、人気のスパは沢山ありますので、バリ島においでの際はぜひスパめぐりなど楽しまれてください。

www.balitouryokou.com

 

バリ島旅行のウソ・ホント(?)

ネットで目にするバリ島に関するいろいろな情報

中には
「えっ、これ違うよ~」
といったものも、たまにあります。

そこで、今回はよく目にする情報の真偽をご案内しちゃいます。

ぜひ、バリ島旅行の参考にしてくださいね

 

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<目次>

 

バリ島の自然について

バリ島は南半球にある・・・◎

はい、バリ島は赤道より南の南半球にあります。
ですので、季節は日本とは反対。
日本が夏のとき、バリ島は冬にあたる乾季になっています

 

バリ島と日本の間に時差はない・・・×

バリ島と日本の間には時差があります。
といっても時差は1時間。
日本が午前10時のとき、バリ島は午前9時になります。
1時間の時差ですので、あまり時差ぼけなどにはなりませんね。

 

バリ島は一年中夏だ・・・△

う~~~ん、微妙な問題ですが・・・
バリ島は常夏の島といわれており、年間の平均気温は25度くらいです。
しかし、乾季と雨季という季節があり、乾季は最低気温が20度程度まで下がり肌寒い日が続くこともあり、長袖の服が欲しくなることもあります。
とはいえ、日中はTシャツ1枚で過ごせるような気候ですので、バリ島に来られる時は夏服でどうぞ。
ただ、念のため長袖のカーディガンなど持っていると重宝しますよ。

 

雨季の時期は一日中雨が降っている・・・×

雨季というと、日本の梅雨時をイメージされる方が多いのですが、バリ島の雨季は梅雨時のように一日中雨ということはありません。
午前中は晴天、午後から雲が出て昼過ぎに1~2時間の雷雨、夕方から雨がやみ涼しくなるというのが雨季のパターンです。
とはいえ、自然のことですから例外もあります

 

バリ島の文化について

インドネシアはイスラム教国である・・・×

確かに、インドネシアは国民の80%以上がイスラム教徒であり世界で最もイスラム教徒がいる国です。
しかし、インドネシアは宗教の自由があり、イスラム教が国の宗教ということではありません。
事実、バリ島は島民の大半がバリ島独自のバリヒンドゥー教を信仰しています。

 

ニュピの日は外出できない・・・◎

毎年3月~4月に「ニュピ」といわれる祝日があります。
(ニュピは月の満ち欠けを基にした太陰暦で日が決まるので、毎年実施日は変わってきます)
ニュピの日は「静寂の日」といわれ、当日の早朝(午前5時ごろ)から翌日の早朝(午前6時)まで、外出や灯火の使用、労働が禁止されます。
これは、観光客にも適応され、ホテルの敷地内はいいのですが、ホテルから外に出ることはできません。
もちろん、観光やアクティビティなどもできません。
3月にバリ島旅行を計画されている方は、ニュピの日に注意してください。

 

バリ島では食事は手で食べる・・・△

一般家庭の食事を見ると、手で食べていることもあります。
しかし、外出先のレストランなどではちゃんと、フォークやスプーンを使って食事をしています。
スープやミー(麺料理)などは、素手では食べられませんからね。
よほど田舎の屋台などに行かない限り、食事するときはちゃんとフォーク、スプーンが出てきますので、安心してください。

 

トイレに紙はない・・・△

一般家庭では、トイレには紙はなく、シャワーや手桶の水で洗います。
しかし、観光客が行くようなレストランやカフェ、デパート、ショッピングモールにはちゃんと紙が用意されていますのでご安心ください。
ただし、田舎の食堂や観光地の公衆トイレなどは紙がないところもありますので、念のためポケットティッシュなどを用意されるほうがいいでしょう。

 

バリ島にはチップの習慣はない・・・×

確かに、一般的にはチップの習慣はありません。
しかし、海外からの観光客が多いバリ島ですので、観光客の多いエリアではチップが半ば常識的になっています。

とはいえ、チップはあくまで強制ではなく、お客様の自発的な行動です。
気持ちのいいサービスなどを受けたときなど、ご自身の判断で渡されたらいいと思います。

注意)ゴルフ場では、ラウンド後キャディさんにチップをお渡しください。相場はRp200,000/人程度になります。

 

バリ島のインフラなどについて

バリ島で日本の電気製品は使えない・・・◎

バリ島は電源電圧が220Vで、コンセントの形状がC型になります。
日本は電源電圧は100Vでコンセント形状はA型ですよね。
バリ島で日本の電気製品を使う場合は、電圧を100Vにする変圧器と、コンセントアダプターが必要となります。
ただし、最近の携帯やスマホの充電器は100~220Vまで対応しているものもあるので、そのような電気製品は変圧器は不要です。

 

バリ島には無料で使えるネットがある・・・◎

バリ島の多くのホテル、レストランなどには無料のネット「Free Wifi」が完備されているところがたくさんあります。
Free Wifi完備のところでは、無料でネット接続ができます。
接続する場合、接続パスワードが必要になりますが、パスワードはレストランやホテルのスタッフにお尋ねください。

 

バリ島には電車やバスがない・・・◎

バリ島には電車はありません。
また、日本のように観光地にアクセスできる循環バスもありません。
ですので、観光地に行くにはタクシーやカーチャーターを使う必要があります。

バスがないと書きましたが、以下のようなバスはあります。

  • ローカル向け循環バス:トランスサルバギータという循環バスはありますが、ローカル向けなので観光地には行きません
  • シャトルバス:クタ、ウブドといった大きな街を結ぶシャトルバスはあります。
  • クラクラバス:JTB系列の会社が運営する循環シャトルバスがありますが、クタ、スミニャックといった繁華街を中心としたバスで、観光地には行ってません。

 

オプショナルツアーや観光などについて

バリ島では日本語が通じる・・・×

日本人向けのツアーやガイドさんは日本語ができるので、バリ島は日本語が通じると思われている方も多いのですが、実際はそれほど通じません。
一番通じる言葉は英語です。
ただし、田舎のほうに行くと英語も通じず、インドネシア語のみとなります。

とはいえ、大きなホテルには日本語ができる方もいますし、中学生レベルの英語ができればそれほど不便はないので、安心してください。

 

バリ島の通貨はルピー・・・×

バリ島をはじめ、インドネシアの通過はインドネシアルピア(Indonesia Rupiah)、通称ルピアです。
ルピーはインドの通貨で、たまにごっちゃにしている方がいます。

 

オプショナルツアーやスパなどの支払いに日本円が使える・・・×

数年前に、インドネシア国内での現金支払いはすべてインドネシアルピアを使うようにするという法律ができました。

そのため、バリ島でのオプショナルツアーやスパ、アクティビティ、おみやげ物などの現金支払いは原則インドネシアルピアとなります。

ただし、街中やショッピングモールなどには両替店がたくさんあるので、それほど不便は感じないでしょう。
また、一部スパやアクティビティの中には、米ドルでの支払いも受け付けてくれるところもあります。

 

スパは男性も利用できる・・・◎

バリ島のスパはエステとも言うので、男性は利用できないと思われている方がいらっしゃいますが、スパ、エステといっても、マッサージメニューもちゃんとありますので、男性も受けることができます。

バリ島のマッサージというと、バリニーズマッサージというオイルを使ったマッサージが有名です。
オイルマッサージですので、服を脱いでパンツ一丁での施術となります。
パンツ一丁でのマッサージが恥ずかしいという男性客も多くいらっしゃいますが、指圧マッサージやタイ式マッサージなど、服を脱がなくてもいいマッサージもありますので、ご安心ください。

 

シンガポール旅行記

今回は、バリ島からちょっと離れ、シンガポールのお話をしたいと思います。

シンガポールはバリ島から飛行機で2.5時間。
一番近い外国になります。
今回、仕事の関係でシンガポールに行ったのですが、仕事の話は置いといて、観光の話、特に、シンガポール川のリバークルーズとホップオン・ホップオフ・バスについてご紹介いたします。

 

<目次>

 

シンガポール・リバークルーズ

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シンガポール・リバークルーズは、この写真にあるクルーズ船を使い、クラークキー、ボートキー、マリーナ湾といった観光名所を回るツアーで所要時間はおよそ45分間です。

 

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ツアーの参加は予約などは要らず、シンガポール川に何箇所かあるボート乗り場でツアーチケットを購入するだけです。
チケットの代金は大人25シンガポールドル、子供15シンガポールドルです。

クルーズ船は大体30分間隔で運航されていて、船が来るまで乗り場でちょっと待っています。

 

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私は、このクラークキーのボート乗り場から乗船しましたが、ほかにも何箇所も乗り場があり、そこを回ってお客さんを乗せながらクルーズは進んでいきます。

船は、環境保全のため、電動モーターで動いているので、ほとんど音がしませんでした。

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ここは、ボートキーというエリアで、川沿いにはリバーサイド・レストランが並んでいます。

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これは、そのボートキーのリバーサイドレストランから見た夜景です。
ライトが川面に反射して、すごくロマンティックでしたよ。

 

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シンガポール川から、マリーナ湾に入ると、はい、見えてきました。
シンガポール名物・・・マーライオンです。

 

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マーライオンを海上から見られるのは、このリバークルーズだけです。

 

そして、マリーナ湾といえば

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マリーナベイサンズですね。
3つのビルの上に載った大きな船。
シンガポールを代表する建築物となっています。

暑いシンガポールですが、水上は涼しい風が吹き、とても気持ちのいいクルーズでした。

また、マリーナベイサンズでは、毎晩レーザーショーと噴水のショーが開催されていて、それに合わせたリバークルーズも行われているそうです。
今回は、時間の関係でそのクルーズには乗れませんでしたが、次回機会があればぜひ乗ってみたいと思います。

このリバークルーズの詳細は

Singapore River Cruise – Singapore River Cruise

 

 

ホップオン・ホップオフ・バス(Hop on Hop off Bus)

ホップオン・ホップオフ・バスとは、Duck & HiPPO社が運営するバスツアーで、サンテックシティー(Suntec City)というショッピングモールを拠点に50以上の停留所を結ぶシャトルバスツアーです。

ツアーといっても、レッド、イエロー、ブルーと色分けされた7つのルートを自由に選ぶことができ、また乗り降り自由なツアーなので、バスでの観光ツアーとしても、観光地をつなぐシャトルバスとしても便利に使えます。

 

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このバスはめちゃくちゃ目立つ真っ赤な2階建てバス。
しかも2階部分はオープンになっているから、気持ちのいい風を感じながらシンガポール市内を回ることができます。
さらに、各座席についているジャックにイヤホンを繋げば12ヶ国語による観光案内も聞けちゃいます。
もちろん、日本語も対応しています。

料金ですが、7ルートを回ることができる1日チケットは43シンガポールドル。
ちょっと高いかな?と思いましたが、1日といっても24時間。
つまり、午後1時にチケットを購入すれば翌日の午後1時まで乗り放題ということです。

 

私も早速、7ルートのチケットを購入し、シンガポール観光してみました。

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レッドラインは、リトルインディアやチャイナタウンなど、シンガポールの多文化性がよくわかるルートで、一番のお勧めです。

イエローラインはマリーナベイやオーチャードなど、シンガポールの華やかな部分を回るルートでした。

今回は、レッドライン、イエローラインの2ラインしか乗りませんでしたが、観光名所を効率よく回ってくれ、本当に楽しかったです。

 

そして、このホップオン・ホップオフ・バスのもうひとつの楽しみが、チイナタウンウォークとリトルインディアウォークです。

これは、チャイナタウンとリトルインディアのエリアを歩きながらガイドしてくれるツアーで有効なバスチケットを持っていれば追加料金なしで参加できます。

 

チャイナタウンウォークは毎週月、水、金、リトルインディアウォークは毎週火、木、土に行われます。

今回はちょうど月曜日に滞在したので、チャイナタウンウォークに参加してきました。

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ちょっとお茶目なガイドさんが、チャイナタウンの魅力をたっぷり教えてくれます。
言葉は英語だけですが、ゆっくり丁寧に話してくれるので、英語が苦手な方でも大丈夫と思います。

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メインストリートから離れて、ちょっと裏道も案内してくれます。

 

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チャイナタウンですから、もちろん中国式のお寺にも入りますよ

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そして最後は、チャイナタウン・コンプレックスにある巨大フードコートにご案内。

ツアーはちょうどお昼過ぎに終了しますので、解散後まっすぐこのフードコートに来てしまいました。

 

このホップオン・ホップオフ・バスの詳細は

City Sightseeing© | World's Leading Hop-On Hop-Off Bus Tour Operator

 

 

今回は、バリ島を離れてシンガポールの観光についてご案内いたしました。

シンガポール空港などを使ってバリ島にこられると、トランジットでシンガポールに立ち寄られることもあります。
もし、時間に余裕があったら、バリ島の帰りにシンガポールにも寄ってみてはいかがでしょうか。

バリ島お土産・アタ製品の選び方

バリ島のお土産で、昔から定番と言えば、アタ製品。
日本でも、ランチョンマットやバックなど、たくさんのアタ製品が出回っています。
今回は、このアタ製品について、ご案内します。

 

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<目次>

 

アタってなに?

アタ(アトゥとも言います)とは、イネ科の植物で日本の葦(アシともヨシとも言われています)の仲間だそうです。

バリ島お土産のアタ製品とは、このアタのツル(茎)を編んで作った民芸品のことを言います。
アタは長いものでは6mくらいの高さにまで育つそうで、そのツル(茎)の部分を乾燥させ、細く裂いて編みます。

 

アタ製品の歴史

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アタ製品の本場と言えば、バリ島東部の村トゥガナン。

この村は、現在バリ島で広く信仰されるヒンドゥー教(ジャワ・ヒンドゥー)とはちょっと違った、古くからあるヒンドゥー教を進行するバリ・アガの村です。

トゥガナン村に古くから伝わるお祭り、ムカレ・カレ。
パンダンというトゲのある植物の葉をもって戦う奇祭ですが、そのとき防御に使うのがアタを編んだ盾です。

数十年前、アタ製品の父とも言われる、バパッ・ヌガー・ケラップ(ヌガーおじさん)が、このアタ製の盾を作る技術を応用して、民芸品を作ったのがバリ島土産のアタ製品の始まりと言われています。

その後、お客さんのリクエストに答え、ランチョンマット、コースター、バック、ティッシュケースなど、いろいろな製品が開発されてきました。

 

アタ製品を選ぶポイント

こうしてトゥガナン村でできたアタ製品ですが、現在は本家トゥガナン村を初め多くのお土産やさんやデパート、スーパーでお土産として売られています。

流通している商品には、いろいろなランクのものがあり、値段もさまざまですが、観光客がお土産としてアタ製品を買う場合、チェックしておきたいポイントをお教えします。

 

1.デザイン・サイズ

アタ製品にはいろいろなデザイン、サイズがあります。
自分の好みや使い勝手のよいものをお選びください。

 

2.色

本来、バリ島のアタ製品はトゥガナン村周辺で採れるアタを使っていました。
しかし、アタの乱獲などによりトゥガナン村産のアタがめっきり少なくなり、最近はスラゥエシ島などほかの島産のアタを使っているところもあるそうです。

本家トゥガナン村産のアタは、茶色と言うより黄金色に近い色をしています。
それに対して、ほかの島産のアタはちょっと濃い色をしています。
また、色ムラやシミのようなものがあると、商品価値はちょっと下がってしまいますね。

 

3.におい

アタ製品は編みあがった後、天日干しをし、ココナッツの炭を燃やした煙で燻されます。

これは、虫よけ、カビ防止の効果があります。

燻しによりアタ製品には独特の匂いがありますので、ちゃんと匂いがするかを確かめるのもポイントとなります。

ただし、最近はお客さんがこのにおいを嫌う(タバコのにおいのように感じるので)ため、燻しの後天日干しをして匂いを抜いたり、燻し工程そのものを省略することもあるそうです。

 

4.ひずみ、ねじれ

製品に「ひずみ」や「ゆがみ」「ねじれ」などがないかもチェックしましょう。

 

5.編み目

そして、一番重要なポイントが編み目です。
アタ製品は、ほぼ100%人の手によって作られています。
そのため、作り手の技術によってきれいな編み目、そうでない編み目の商品が出てきてしまいます。

アタ製品を選ぶ際は、編み目が均一できれいに揃っているかをチェックしましょう。

 

また、編み目の細かさ、精密さも商品のランクを左右します。

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この写真は友人が持っていたアタのバックを撮影したものです。

右側のアタバックは、一般的なアタ商品のお店で売られている品物で、編み目もちゃんとしていて、お土産品としては合格点を与えてもいい商品です。

対して左側の商品ですが、右側のものに比べて編み目が大変細かく精密で、とても手がかかっていることがよくわかります。
この左側のような細かい仕事をしてあるアタ製品は、なかなか市場に出回ることがなく、アタ好きサンたちの間では「幻のアタ」とか「グレード7のアタ」と言われています。

 

アタ製品はどこで買う?

バリ島土産のアタ製品は以下のような所で購入できます。

 

トゥガナン村

やはり、本家のトゥガナン村で購入したいと言う方がたくさんいらっしゃいます。

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トゥガナン村の入り口には、アタ製品を扱う店が何軒もあり「トゥガナンブランド」のアタ製品が格安で入手できます。

写真のお店はちょっと以前に撮影したもので、現在はもっときれいなお店に立て替えられています。

 

アタショップ

バリ島内にはアタを専門に扱うお店があります。

その中でも「アシタバ(Ashitaba)」というお店は、自社工場もあり、品質・価格ともバリ島内ではトップクラスのお店です。

日本人観光客の評判もよいので、おススメのお店です。

 

お土産やサン・スーパー・デパートなど

お土産やサンやスーパー、デパートなどでも、アタ製品がおみやげ物として売られています。
しかし、このようなところにある商品は、あまり程度がよくないので、家で使うちょっとした物ならよいですが、しっかりしたものを求めるのなら、専門のアタショップなどにいかれたほうがいいと思います。

 

市場(パサール)

パサール、特にウブドのパサールでもアタを扱っています。

ただし、パサールは玉石混合。
よいものもあれば、「おやっ?」と思うようなものもあります。
しっかりと目利きができる方なら、お宝級の品物を探すことができますが、そうで方はあまり高価なものは避けたほうがいいでしょう。

 

ネット通販

ネット通販なら日本にいながらアタ製品を購入することができます。

日本にはアタ製品を扱うネット通販会社がありますが、こちらの「ピュアラーバリ」は、バリ島に本社がある会社で、よいアタ商品を多数扱っています。

pure-la.net