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バリ島ウブド便り

神々の棲む島・バリ島ウブドに在住のベベッがバリ島生活の中で体験した事や感じた事をまとめたブログです

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バティックだけじゃない、バリ島の布事情

バリ島のお土産として、布を買われていく方も多いかと思います。

バリ島の特産の布といえば、バティック・・・
と、思いがちですが、実はバティックはバリ島特産というわけではないんですよ。

ということで、今回はバリ島の布事情についてお話したいと思います。

 

<目次>

 

バティック

まず最初に、一番有名なバティック(Batik)について説明します。

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バティックとは、ろうけつ染めのこと。
布に、ロウで模様を書き、染料につけて布を染めます。
布が乾いたところで、ロウを落とすと、ロウを塗ったところは染料が染み込まないので、模様として残ります。

ロウを塗る→染料で染める→ロウを落とす
この工程を何度も繰り返したものが、バティックと呼ばれる染物です。

このバティックはインドネシアだけでなく、世界各地で見られる染物で、インドネシアでもバリ島以外の多くの島で作られています。
特に、ジャワ島のソロがバティックの産地として有名で、バティック好きな方はソロまで気に入ったものを探しにいくこともあるそうです。

 

バティックの種類(製法による分類)

バティックですが、その製法によって大きく4つに分けられるそうです。

手書きバティック

職人さんがチャンティンという専用の道具を使い、溶けたロウを直接布に手書きしていく製法で、熟練の職人さんでなければなかなかできない方法です。

型押しバティック

専用の型(チャップ)に溶けたロウをつけ布にスタンプして模様をつけていく製法で、手書きよりも簡単にできますが、熟練した職人でなければいいものはできないそうです。

コンビネーションバティック

手書きと型押しの製法をミックスしたものです

プリントバティック

サブロナンと言われている製法で、いわゆるスクリーン印刷です。
ロウを使った製法ではないので、厳密にはバティック(ろうけつ染め)とはいえませんが、伝統的なバティック柄を使ったり、自由なデザインの現代的なものも多くあります。

 

お値段は?

バティックの値段は、製法や図柄の細かさ、染めの回数などによりかなり変わってきますが、手書きバティックがもっとも高価になります。
手書きバティックの中には、熟練の職人さんが何ヶ月もかかって作るようなものもあり、そうなると、何十万円もするそうです。

一番安いものはプリントバティックです。
確かに、ロウを使っていないのでバティックとは言えないかも知れませんが、安価で気軽に買えるので、お土産としてはこのプリントバティックがいいかと思います。

どこで買うの?

バリ島では、お土産やさんやショッピングモールなどでバティックの布やバティックを使った服などが手に入ります。
サヌールの北にあるトパティという村が昔からバティックの村として有名で、多くの工房やお店が並んでいます。
工房ではバティック製作の見学や体験もできるので、興味があればトパティの工房に足を運ばれてはいいかと思います。

 

イカット

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イカット(Ikat)とは、いわゆる絣織物のことです。
絣は、模様をつけて染めた糸を縦糸(または横糸)に使った染織物で、糸の染め模様によって、織り上げた布に模様が現れます。

このイカット技法はインドで生まれて東南アジアに広く伝わったそうで、バリ島では東部エリアのクルンクンやカランガッサムにイカット織りの工房が多くあります。

バティックに比べイカットのほうがバリ島特産というったイメージが強いので、最近はバリ特産のお土産として買い求める旅行者も増えています。

どこで買うの?

イカットはバリ島内のショッピングモールやお土産やさんでも売られていますが、やっぱり本場と言うとクルンクンになると思います。

クルンクンのスマラプラ宮殿(クルタゴサ)の前にあるクルンクン市場には、周囲の工房から集まったイカット布がたくさん売られていますので、こちらで探されるのがいいでしょう。

 

グリンシン

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グリンシンとは、イカットの一種でダブルイカットとも呼ばれています。

一般的なイカットは、縦糸(または横糸)のみ模様を染めた糸を使うシングルイカットですが、グリンシン縦糸も横糸も模様を染めた糸を使うダブルイカットになります。

このダブルイカットの布を作っているところは世界でも数箇所しかなく、バリ島東部のトゥガナン村のほかには、インドのパトラ、そして日本の大島紬が有名です。

縦糸、横糸とも模様がついていて、それを組み合わせて布に模様を出すので、その工程は大変複雑で製作には長い時間がかかります。
そのため、お値段も高価で、上の写真の布で二百万ルピア(約2万円)以上と言われました。

どこで買うの?

グリンシンは大変貴重な布なので、バリ島と言えどもあまり出回っていません。

バリ島内でもグリンシンを作っているのは、トゥガナン村だけですので、こちらで探すされるといいでしょう。
また、クルンクン市場にも少量ですが出回っているそうです。

 

ソンケット

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ソンケットとは浮織物のことです。

布を織る際に、金糸、銀糸、色糸を織り込むことにより、模様をつけた織物で、模様部分が立体的に現れることから浮織物と呼ばれています。

立体に浮き出た模様が大変美しく、華やかなことから、タペストリーやベットライナー用に購入される観光客も増えています。

どこで買うの?

ソンケットの本場はカランガッサムのシデメン村です。
村内には、多くの工房もありますので、ぜひ一度足を運ばれるといいかと思います。