バリ島のレストランでウエイターを呼ぶときなんていうの?
海外のレストランでウエイターさんを呼ぶときって、なんていいますか?
「ヘイ!」じゃあ、ちょっと横柄だし「ハロー!」だけでも不安ですよね。
今回は、バリ島のレストランでのウエイターの呼び方についてご紹介します。
<目次>
バパッ、イブと呼んでみよう
インドネシア語で、男性に呼びかける場合は「バパッ(Bapak)」を使います。
また、女性には「イブ(Ibu)」を使います。
レストランでも、男性のウエイターを呼ぶときには「バパッ」、女性の場合は「イブ」でよいかと思います。
ただし、バパッは「お父さん」「おやじさん」、イブは「お母さん」「おばさん」といった意味がありますので、あまり若い方に使うのは好ましくないでしょう。
ベテランのウエイター、ウエイトレスに使うようにしましょう。
マスッ、ンバッ
若いウェイターやウエイトレスを呼ぶときには、コレを使います。
男性の場合はマス(mas)、女性の場合はンバッ(mbak)
マスは「お兄さん」、ンバッは「お姉さん」といった意味なので、20代の若い人にはコレを使うと良いでしょう。
たまに、どう見てもバパッの年齢なのにマスと呼ばれているなんてことがあります。
まぁ、「親父さん」って呼ばれるより「お兄さん」なんて呼ばれたほうが気分がいいこともありますね。
ただし、どう見てもイブという年齢の方にンバッって呼びかけるのは、ちょっと嫌味になるかもしれません。
ご注意ください。
マスという呼び方ですが、これはジャワの言葉なので、バリの方にマスと呼ぶのは失礼に当たる、なんていわれる方もいます。
ただ、その方がバリの方なのかジャワの方なのか見てもわかりませんので、私たち観光客はそれほど気にすることは無いかと思います。
ちなみにバリ語では、お兄さんはブリ、お姉さんはジョゲっていいます。
無難なところではプルミシー
男性なのか、女性なのか?
ベテランなのか、若い人なのか?
さらに、ジャワの方なのか?バリの方なのか?
呼び方がいろいろあって、混乱しちゃいますよね。
そんな時はプルミシー(permisi)と言ってみてください。
プルミシーは、英語で言うところの「Excuse me」
「しつれいします」という意味です。
人の家に入る時や人の前を通る時などにも使いますが、お店やレストランで店員さんを呼ぶときにも使えます。
これなら、性別や年齢などにも関係なく、どんなときにも使えますので、覚えておくといいでしょう。
アンダは使わないほうが無難です
インドネシア語を勉強された方ならわかると思いますが、「あなた」(YOU)に相当するインドネシア語は「anda」(アンダ)になります。
ただし、アンダという言い方はすごく硬い表現で、教科書や公式な文章くらいしか使わないそうです。
特に、直接話している相手にアンダを使うと、ちょっと馬鹿にしている?怒っている?って感じに聞こえるそうです。
まぁ、外国人が使っても、それほどトラブルにはなりませんが、できるだけ使わないほうがいいと思います。
では、「あなた」「君」という時はどうするのか?
こんな時はカムゥ(kamu)を使うといいそうです。
特に、友だちにはカムゥをつかいましょう。
サヤは使ってもいいの?
アンダと一緒に覚える言葉でサヤ(saya)という言葉があります。
サヤとは「私」という意味です。
アンダが硬い言葉なら、サヤもあまり使わないほうがいいの?
と思って、調べてみたら、(バリ島では)普通に使って問題ないそうです。
ジャワに住んでいる方からは
「サヤも硬い表現だからアクゥ(aku)がいいよ」
と、聞いていましたが、バリ島ではアクゥはかなり砕けた表現で、幼馴染とか、恋人同士じゃなければ使わないそうです。
ですので、私を意味する言葉はサヤと、覚えておきましょう。
アクゥは相手が勘違いするかもしれませんので・・・
まとめ
今回は、レストランでウエイターを呼ぶときに使う言葉をご紹介しました。
- ベテランにはバパッ、イブ
- 若い人にはマス、ンバッ
- 無難なところではプルミシー
また、わたし、あなたを表現するには
- わたしはサヤ
- あなたはカムゥ
- アンダやアクゥは使わないほうが無難
バリ島に来られた時、ちょっと使ってみてください。
あ、そうそう、相手を呼ぶときは、カムゥよりも名前で呼んであげたほうが喜ばれます。
「ワヤンさ~ん」とか「プトゥさん」なんて呼ばれると、相手もうれしくなっちゃいますよね。
でも、この名前って、ちょっとした秘密があるんです。
そのバリ島の名前の秘密とは・・・