バリ島ウブド便り

神々の棲む島・バリ島ウブドに在住のベベッがバリ島生活の中で体験した事や感じた事をまとめたブログです

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年末に流れた緊急ニュース!ガソリン価格が

皆様、あけましておめでとうございます。


今日は1月4日、今日からお仕事という方も多いかとは思います。お正月はいかがでしたか?ニュースを見ると、お天気が大荒れで、太平洋側の平野部でも雪が降ったとか・・・  バリ島は、雪が降るなんてことはありませんでしたが、あまりすっきりしたお天気ではありませんでした。雨季ですから、しょうがないのですが、時折雷雨もありました。


年末・年始は相変わらず花火やラッパの音が鳴り響いていました。こちらの人は、花火の危険性を知らないのか、気にしていないのか、ちょっとした打ち上げ花火を家の庭先で行うので、本当にうるさいです。よく火事にならないなぁと、いつも思っています。
また、今年のお正月は、1月1日が新年、1月3日がムハマッド降誕祭と休日が並び、インドネシア国内旅行者が多く、南部エリアなどでは渋滞が酷かったようです。


さて、そんなバリ島のお正月でしたが昨年末にビッグニュースが飛び込んできました。それが、こちら
インドネシアがガソリン補助金を撤廃。市場連動性価格を導入


インドネシアは、昔から政府から補助金を出し、ガソリン価格を抑えてきました。
この補助金制度はスカルノ政権時代から行っていたそうです。
意外と、知られていませんがインドネシアは原油産出国なのです。しかし、油を精製してガソリンを作る技術はなかったので、ガソリンは海外から輸入していました。
この輸入ガソリン価格が急激に上昇したため、国民生活の保護をするため、補助金制度が始まったそうです。


制度が始まったころは、それほどガソリン消費量もなく、また原油の輸出利益もあったので、財政は問題なかったのですが、時代がたつにつれ、ガソリン価格の上昇と国内消費量の増加により補助金が国の財政を圧迫するようになったのです。
そのため、過去何度も国内ガソリン価格の値上げが行われてきましたが、その度に値上げを反対する勢力のデモや暴動が起きていました。
特に1998年のガソリン値上げは国内で大規模なデモや暴動が発生し、これが引き金になってジャカルタ暴動につながり長期政権だったスハルト政権の崩壊ににつながったといわれています。
また、2005年10月にはガソリン価格がRp2200/リッターからRp4200/リッターに引き上げられ、全国10以上の都市で暴動やデモが起こったそうです。


このように、毎回大規模なデモや暴動が発生するガソリン代の値上げですが、世界的な原油価格(ガソリン価格)の上昇、国内需要の増加などにより、インドネシアの財政はガソリン補助金の負担が大きく、国として本来行わなくてはいけない、公共事業が十分行えなかったのです。
そのため、以前からガソリン補助金撤廃の必要性は言われていたのですが、国内反発を恐れ、どの大統領もできなかったのです。


しかし、昨年誕生したジョコウィ政権は、長年の問題だったガソリン補助金撤廃をとうとう、行いました。


まず、昨年12月には補助金撤廃により、それまで1リッターRp6500だったガソリン価格が1リッターRp8500に上がりました。


そして、今年の1月1日からは原油価格変動によりガソリン価格も変動する変動価格性に移行しました。
さっそく、今日ガソリンスタンドに行ってきましたが、1リッターRp7950でした。12月はRp8500でしたので、約6.5%の値下がりです。


ガソリン価格の上昇により、物価上昇を心配する声はたくさんあります。しかし、このまま補助金を出していれば、インドネシア経済は破綻の道を歩みます。昨今のインドネシア景気と原油下落のこのタイミングでしか制度移行はできなかったと思いますが、これからのジョコウィ政権の舵とり、期待できそうな気がします。


ちなみに、インドネシアのガソリンはすべて国営公社「プルタミナ」が販売していますので、プルタミナのスタンドならどこで買ってもリッター当たりの価格は同じです。ただし、ガソリン価格変動制になったので、毎月ガソリン価格が変動するそうです。
※一部地域(島)によっては、価格差があるようです。
前月に比べ、上がるか、下がるかは原油価格の動きによるものです。
また、よくワルンなどの店先でガラス瓶などに詰めて売られているガソリンは、お店の人がプルタミナから買ってきたガソリンに利益を載せて売っているだけなので、料金がどうなるのかは、わかりません。もしかしたら、プルタミナより安くなるかも???