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バリ島ウブド便り

神々の棲む島・バリ島ウブドに在住のベベッがバリ島生活の中で体験した事や感じた事をまとめたブログです

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もうすぐガルンガンです

先週、APEC首脳会議がやっと終了し、ちょっと一息ついた感じのあるバリ島です。


APECに向けて、シンパンシュールの立体交差や海上高速、そしてングラライ空港新ターミナルと、インフラ整備が目白押し。立体交差と海上高速はなんとか、オープン、空港はまだまだ工事が残っていますが、一応オープンとな〜んとか間に合いました。
APEC期間中はヌサドゥアのホテルエリアは超厳戒態勢。空港も時間限定で閉鎖しかなりの数の航空便がキャンセル。道路規制で南部エリアは大渋滞・・・なんて話もありましたが、いざふたを開けてみれば道路はガラガラ、と拍子抜け。期間中の混雑を嫌って観光客は激減でレストランやスパは大悲鳴・・・
と、いろ〜んな事がありましたが、事故や事件もなくAPECは無事終わりました。


あ〜、終わったね〜、なんて思っていたら、今度はガルンガンです!!


ガルンガンとは、バリ・ヒンドゥー教のたくさんある宗教行事の中でも最重要な行事です。
世の中の善(ダルマ)の悪(アダルマ)に対する勝利を記念する祝日と言われており、各家の家寺や村の寺院に天上界の神々や自然霊、祖先霊が降り立ち、人々は供物でもてなし、祈りを捧げます。
ガルンガンの詳しいお話は、こちらをご覧ください>>バリ島旅行.com観光うんちく話


さて、観光客の皆様からよくガルンガンの時の街の様子を聞かれますので、簡単にご紹介しましょう。


まず、ガルンガンの準備は1か月以上前から始まります。
ただし、この準備はお供え物を作ったり、ペンジョールという竹飾り用の竹を準備したりするので、観光客の目線からでは何か準備しているという感覚はありません。
観光客目線でも「あ、何かやっているな」とわかるのは、ガルンガンの2日前からでしょうか。
2日前になると、各家々でペンジョールという竹飾りの準備が始まります。

この写真は、友人宅でペンジョールの準備をしているところです。
ペンジョールは、先の曲がった竹に椰子の葉などで作った飾り物を付けて作ります。昔は飾り物もすべて自分たちで作っていましたが、最近は出来合いの飾り物を買ってきて、つける家も増えてきました。


そして、ガルンガン前日は「プナンパハン・ガルンガン」と言って、朝からお供え用の豚を絞めたり(ポトン・バビと言います)、ごちそうを作ったりします。
よその土地に働きに出ている人は、この日に田舎に帰ったりします。


そして、ガルンガン当日。
朝から、人々は正装してお供え物を持って村のお寺にお参りに行きます。



村には何か所かお寺があるので、それを回り神様にお祈りをして、最後に自宅にある家寺で祖先霊にお参りをします。


その後、親戚や友人の家に行って、無事ガルンガンを迎えられたことを喜び合います。
その時、各家々で作られたごちそうが客人にふるまわれます。


ガルンガンの翌日は「マニス・ガルンガン」といって、この日もお寺にお参りに行ったり、親戚や友人宅に遊びに行ったりします。
プナンパハン・ガルンガン、ガルンガン、マニスガルンガンの3日間、お休みを取る人も多いです。


マニスガルンガンが明ければ、一応ガルンガンの行事は終了します。
ガルンガンから数えて10日後にはクニンガンという行事が行われます。これは神様や祖先霊に「無事ガルンガンの行事ができました」という事のお礼をする行事です。クニンガンの日は、専用のお供え物を持って、お寺にお参りに行きますが、午前中にお参りをするのが良いと言われています。


また、ガルンガンからクニンガンまでの期間中、街中には子供たちによるバロン(聖獣)練り歩きなどがあり、いつもと違ったお祭りの雰囲気が漂います。


これが、ガルンガンの一連の行事ですが、観光客の皆さんが気になるのは
「ガルンガンの期間中、レストランやスパなどは営業しているの?」
という事だと思います。
旅行会社の中には
「ガルンガン中は、お祭りが多いので、渋滞もあり行かない方が良い」
とアナウンスをしているところもありますが、結論から言うと、それほど気にすることはないと思います。


ガルンガンを始めとしたこれら一連の宗教行事ですが、熱心に行っているのは、ウブドやマス村を中心としたギャニャール県やクルンクン県などで、その他の地区はそれほど熱心には行われておりません。特に、クタ、スミニャック、ヌサドゥア、サヌールなどの南部エリアは住民の半数以上が他の土地から移ってきた非ヒンドゥー教の方なので、あまりガルンガンの行事を目にすることはないと思います。
ですので、南部エリアに滞在して、南部エリアのスパやレストランなどをご利用するのなら、ガルンガンであろうと全く気にすることはありません。


ただし、ウブドを中心としたエリアでは、ガルンガンの3日間とクニンガンの日にレストランやスパ、アクティビティなどがお休みする事がありますから、注意してください。
また交通渋滞ですが、お寺へのお参りはほとんどの方が朝早くに済ませてしまうので、特別ガルンガンの時に渋滞が多いという事はありません。


南部エリアで観光やショッピングなどをなされるのなら、ガルンガンは全く気になりません。
逆に、ガルンガンを体験したい、見てみたいというのなら、ウブドエリアにご宿泊されるといいと思います。


今年のガルンガンの日程ですが
プナンパハン・ガルンガン 10月22日(火曜日)
ガルンガン 10月23日(水曜日)
マニスガルンガン 10月24日(木曜日)
クニンガン 11月2日(土曜日)
となっています。