バリ島ウブド便り

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バリ島旅行中病気になったらどうする?【インターナショナル病院へ行きましょう】

インターナショナル病院に行きましょう

バリ島旅行中に病気や体調不良になったらどうしましょうか?
日本だったら、病院やお医者さんの所に行くのですが・・・

  • バリ島の医療体制って大丈夫?
  • 言葉が通じなかったらどうしよう
  • 医療費って高いんじゃないかな?

こんな不安から、病院には行かないで適当な薬を飲んで寝ていますって方、いるんじゃないでしょうか?

 

病気や体調不良になったら、インターナショナル病院に行きましょう!

 

インターナショナルホスピタルとは、外国人滞在者、旅行者向けの国際病院でクタやデンパサールといった大きな町にあります。

なぜ、インターナショナル病院がいいかというと

  • 医療体制がローカルの病院より整っている
  • 日本語通訳さんがいる
  • 海外旅行保険が使える

だからです。

 

今回は、バリ島旅行中に病気になったらどうしようという不安を抱える方のために

  • インターナショナル病院の良いところ
  • ローカル病院ってどうなの?
  • 村の診療所はどんな感じ?
  • 自己判断は絶対にしないで

というお話をさせていただきます。

 

旅行中に病気になるという事はそれほど珍しい事ではありません。
もし、病気になったらどうするのか?
この記事を読んで、その対応法を考えておいてください。
そうすれば、イザというときにも慌てず、安心して旅行を続けることができますよ。

 

 

インターナショナル病院の良いところ

インターナショナル病院の良いところとしては以下のことが挙げられます。

  1. 医療体制が整っている
  2. 日本人通訳さんがいる
  3. 海外旅行保険が使える

では、各項目について詳しく説明していきましょう。

医療体制が整っている

インターナショナル病院のほとんどが私立病院で、外国人の患者さんに対応するため、医療体制は他の病院より優れているところが多いです。

例えば、

  • CTスキャンやMRI、人工透析器などの医療機器が揃っている
  • 医師も優秀な専門医を集めている
  • 外国人医師のアドバイスや指導を受けている
  • 輸入製剤など効果が高い薬剤を準備してある
  • 病室も個室が標準で看護体制も整っている

というポイントが挙げられます

日本人通訳がいる

インターナショナル病院では英語が共通語的に使われます。
しかし、日本人は英語もちょっと怪しい。
そのため、日本人通訳を用意している病院も沢山あります。

通訳さんは24時間勤務ではありませんが、何かあった時電話などで通訳してくれますので安心です。

英語ができる方も、病気になると苦しさや痛さからなかなか言葉が出てこなかったり、細かいニュアンスが伝えられなかったりします。
こんな時、通訳さんがいてくれると助かります。

海外旅行保険が使える

インターナショナル病院のほとんどが海外旅行保険を使う事ができます。
しかも、キャッシュレス診療と言って、治療費は直接保険会社から病院に支払われるので、患者さんは全くお金を使う必要はありません。
これって、3割負担の日本の健康保険よりいいですよね。

ただし、キャッシュレスが使える病院や補償額の上限などが決まっています。
海外旅行保険に加入したら、保険の案内書などをしっかり読んで、使える病院や補償額などを確認しておきましょう

 

最近はクレジットカードの付帯保険を使われる方もいます。
カードの付帯保険なら、海外旅行保険より掛け金が少なくて済んだり、加入手続きも不要という事があります。

ただし、キャッシュレスでなかったり、使用条件などに決まりがありますので、カードの付帯保険を使う場合は、まずカード会社に相談して、どのように対応したらいいか指示を仰ぎましょう。

 

実は、海外での病気やけがの場合でも国民健康保険の還付金が受け取れるのです。
ただし、直接病院に支払われるのではありません。
患者さんが治療費をいったんすべて支払い、日本に帰国後保険組合に申請することにより、治療費の最大7割が帰ってきます。

この申請に必要な書類もインターナショナル病院では用意してくれますので、海外旅行保険、クレジットカード付帯保険などに加入していない方は、健康保険を使う旨、病院に申し出てください。

バリ島のインターナショナル病院

では、バリ島の代表的インターナショナル病院をご紹介します。

カシイブ病院

バリ島内に4つの分院(デンパサール、ジンバラン、タバナン、サバ)を持つインターナショナル病院で、一般の患者さんの他、高齢者ケアーも対応しています。

Webサイト(日本語):http://japan.kih.co.id/
緊急連絡先:0361-3002102
日本語対応:085-1008-73432/081-1380-00112

 

BIMC

クタ、ヌサドゥア、ウブドに分院があるインターナショナル病院です。

Webサイト(日本語):https://bimcbali.com/bimc-%E7%97%85%E9%99%A2
クタ:0361-3003-911
ヌサドゥア:0361-3000-911
ウブド:0361-2091-030

 

タケノコ診療所

ジャカルタに本部がある日本人資本の診療所です。

Webサイト(バリ):http://www.takenokogroup.com/Bali/

連絡先(日本語):0811399459

 

ローカル病院ってどうなの?

デンパサールやクタ、ウブドなど大きな街に行けばローカル向けですが大型の病院があり、外国人でも対応してくれます。

ざっくりと特徴を言うと

  • 医療体制はそこそこ整っている
  • 日本語は通じない
  • 海外旅行保険は使えない場合がある

では、この内容を詳しく説明します。

医療体制はそこそこ整っている

ローカル病院のほとんどが私立です。
病院の方針で、最新の医療設備を整えているところもあれば、そうでないところもあります。
一概には言えませんが、医療設備では、インタナショナル病院より劣ると考えられます。

医師に関してですが、ほとんどが一般医となります。
一般医は、どんな病気でも対応できますが、専門にに比べて専門的な医療への対応は難しいです。
一般医がまず診察して、対応できない部分に関しては専門医が対応するといった感じになります。

その専門医ですが、常駐ではなく、勤務する曜日、時間が決まっています。

そのため、応急治療はできるが、本格的な治療は難しいと考えてもいいと思います。

 

日本語は通じない

ローカル病院は、ローカルの方がメインですので日本語は通じません。
インドネシア語もしくは英語となります。

ローカル病院に行く場合は、通訳ができる方についてきてもらうのがいいでしょう。

 

海外旅行保険が使えないこともある

ローカルの保険には対応していますが、海外旅行保険には対応していないこともあります。
特に、キャッシュレス未対応という所が多いようです。

ローカル病院に行く場合は、事前に保険会社に問い合わせをして保険が使えるかどうか確認しておきましょう。

これは、カード付帯保険も同様です。

 

村の診療所はどんな感じ?

バリ島の各村にはプスケスマスと呼ばれる診療所があり、ちょっとした怪我や病気はここで対応できます。
しかし

  • 医療体制はあまり整っていない
  • 日本語は全く通じない
  • 保険も期待できない

ので、おススメはできません。

医療体制は整っていない

村の診療所ですので、医療体制は期待できません。

医師も、一般医が交代で診察に当たっているといったレベルになります。
街の大きな病院に行くまでの応急処置レベルと考えていた方がよさそうです。

 

日本語は通じない

日本語は全く期待できません。
英語も怪しいところもあります。

通訳ができる方を連れて行かなくてはいけません。

 

海外旅行保険は期待できない

診療所ですから、海外旅行保険は期待できません。

すべて自己負担になると考えておいた方がいいでしょう。

 

絶対にやってはいけない自己診断

旅行中病気になると、
「これくらい、薬を飲んで寝れば治るから」

と言って、自己判断される方がいますが、大変危険です。

その理由は

  • 日本人が経験していない病気かもしれない
  • 日本では隔離される伝染病かもしれない
  • 現地病院に行けばすぐに治るかもしれない

という事からです。

日本人が経験していない病気かもしれない

雨季になると患者数が増えるデング熱。
日本でも数年前に発生して話題になりましたね。
このデング熱、最初は風邪のような症状なのです。

単なる風邪だから、薬を飲んでおけば治る。
と自己判断して重篤化することもあります。

このように、日本人が経験したことにない病気がバリ島には沢山あります。
素人判断しないで、おかしいと思ったらすぐに病院に行きましょう。

 

日本では隔離される病気かもしれない

私も以前体験したアメーバ赤痢

バリ島では結構ポピュラーな病気ですので、構成物質を渡されて治療はおしまいです。
しかし、日本では法定伝染病の一種になり、隔離されてしまいます。

特に、帰国近くになって起きる下痢や発熱。
そのまま日本に帰ったら、大騒ぎになったなんてこともあります。

必ず病院で検査をしてもらいましょう。

 

現地の病院に行けばすぐ直るかもしれない

旅行者の多くがかかる、いわゆるバリ腹
毎回バリ島に来るたびにかかってしまうという方もいます。

バリ腹にかかったら、日本から持ってきた胃腸薬を飲んで、寝ていれば大丈夫。

なんて方もいますが、素直に病院に行って、最適な治療を受ければあっという間に治ってしまう事もあります。

このように、病院に行けばすぐに治るという事もありますので、自己判断せずに、早めに病院に行きましょう。

 

 

先日、インターナショナル病院の日本人通訳さんと話す機会がありました。
その中で通訳さんは

日本人は、痛くても苦しくても我慢して、なかなか病院に来ない。
本当に重篤化してからくるのでかえって大変。
おかしいと思ったらすぐに来てくれたら、あっという間に治るんですけどね

と話されていました。

いろいろ事情があると思いますが、自分の体が一番大切です。
おかしいと思ったら、すぐに、インターナショナル病院に行きましょう。
それと、海外旅行保険は忘れずに

 

以上「バリ島旅行中病気になったらどうする?【インターナショナル病院に行きましょう】」でした