バリ島ウブド便り

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今年のニュピは3月21日です

先週は、日曜日から晴れの日がずっと続いています。
ウブドでは土曜日と日曜日にちょっと雨が降りましたが、南部エリアはいい天気がずっと続いていて「あらっ、雨季が明けたのかしら・・・?」なんて思えますが、まだまだ雨季は続いています。


よくバリ島では「ニュピが来たら雨季は終わり」なんてことを言います。
今年のニュピは3月21日。あと1ヶ月半は雨期が続きますね。


さて、バリ島好きの方ならニュピって何かは、ご存知ですよね。
でも、バリ島ビギナーの方などニュピって何?って方もいらっしゃいますので、ニュピについて説明します。


ニュピは別名「静寂の日」と言われるバリ・ヒンドゥー教の祭日で、一日、灯火の使用や労働が禁止される日です。さらに、外出も禁止され、一日中、家で静かに瞑想したりする日です。
故事によると、ニュピの前日(暗月の日)、冥界の大王マヤ神が冥界の大掃除をするので、プトカロと呼ばれる悪鬼が冥界から地上にこぞって出てきます。そのため、バリ島では、要所要所でお清めの儀式をしたり、家庭内ではプトカロが嫌がる大きな音をたてたりして、プトカロをバリ島から追い出します。
その翌日(つまりニュピの日)は、一日静かに過ごすことにより「バリ島には誰もいませんよ」とプトカロに思わせ、冥界に帰ってもらいます。
そのため、ニュピの日は一日、外出も、騒ぐことも、仕事をすることもダメなのです。


外出禁止はバリヒンドゥー教徒だけでなく、在住の異教徒の方や、旅行客、外国人にも適応されます。
つまり、この日一日(正確には、当日の朝5時ごろから翌日の朝6時まで)は、ホテルや自宅から外に出ることはできません。
地域の自警団が見回りをして、もし外出している人がいたら、捕まえてお説教です。毎年、外出したり、お酒を飲んで騒いでいる外国人が警察につかまったりしています。


ニュピの日は外出できないけど、旅行者はどうしたらいいの?
なんて、よく聞かれますが、心配は御無用。外国人旅行者が泊まるホテルはニュピでも営業しています。また、敷地内なら外に出てもOK。ホテルの敷地からでなければいいのです。だから、ホテルのプールなどでも遊べますし、ホテルのレストランも営業しています。
ホテル内にスパがあるところは、スパも営業していますが、混み合いますので予約は必至です。
夜は外の電気は消されますが、光が漏れなければ部屋の電気をつけるのもOKだし、うるさくしなければ音楽をかけたりDVDを見たりもできます。


ただし、ホテルの外には出られませんので、ホテル外のレストランやスパにはいけません。もちろん、アクティビティも観光ツアーもカーチャーターもお休みになります。
ニュピ当日だけでなく、前後の日も若干影響が出てきます。


◆ニュピ前日(3月20日)
ニュピ前日は夕方からオゴオゴパレードが各地で行われ、交通規制が入ります。そのため、スパや観光ツアーは早めに終了となります。

  • スパは、正午か遅くとも15時で終了となります。
  • カーチャーターも15時までにホテル帰着でお願いします。
  • アクティビティも午後からのメニューは中止になるものが多いです。


◆ニュピ当日(3月21日)
スパ、アクティビティ、カーチャーター、観光ツアーなどすべてのオプショナルツアーはお休みとなります


◆ニュピ翌日(3月22日)
ニュピ翌日、6時まで外出禁止ですので、営業開始が遅くなることがあります。

  • スパはお昼から営業開始の所が多いと思われます
  • アクティビティも早朝のプログラムはお休みになります
  • カーチャーターは10時以降のスタートとなります。


3月20日、22日のご利用につきましては、ご希望に添えない事もございますので、ご了承くださいませ。