バリ島ウブド便り

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雨季本番!あいつがやってくる

つい、この間まで雨が降らない、と言っていましたが12月に入り、雨の日が多くなりました。
本格的な雨季に入った模様です。
朝はいい天気でも、昼ごろから雲が広がり、2時か3時から雷雨・豪雨が降り、6時頃には止んでしまう、こんな雨の降り方が、バリ島の雨季です。


雨が全然降らなかった10月、11月は毎日暑い日が続き、夜も寝苦しかったですが、雨季に入り雨が降ると気温もぐっと下がり、過ごしやすくなります。観光旅行に来られている皆様は、せっかくのバリ島で雨に降られると、なんか損したような気持になるかとは思いますが、雨が降ることにより、バリ島の緑も生き生きとし、フルーツもおいしくなります。
雨季は悪いことばかりではないんですよ。


ところで、本格的な雨季に入るこの時期、夕方になるとどこからともなく、あいつがやってくるのです・・・


あいつとは・・・ドゥダルゥです


ドゥダルゥとは、小さな羽虫です。調べてみても、よくわからないんですが、どうもシロアリの羽虫のようです。


ドゥダルゥは、小さな虫で、人を襲ったり、噛んだりすることはありませんが、それがこの時期、大量発生します。


オープンエアーなテラスなどでは、このように電燈の周りに集まってきます。
※注意:虫が嫌いな方には厳しい写真となりますので、ご注意ください


ドゥダルゥは、幼虫の時期は地中で暮らしているそうです。
そして、雨季のはじめ、一斉に羽化して交尾する相手を探して飛び回ります。
交尾をすると、地面に落ちて、羽根が抜け、地中に卵を産むそうです。


羽根が抜けたドゥダルゥは、チチャなどの格好の餌となります。
ドゥダルゥが大量発生した翌朝は、テラスなどに抜け落ちた羽根がたくさん落ちています。その羽根は蟻の餌になります。


え〜、バリ島ってこんな虫がいるの〜!


なんて、思われた方も多いと思いますが、ご安心ください。


ドゥダルゥが出るのは、雨季前半、12月の1〜2週間程度です。
また、発生するのも、夕方の6時頃から8時頃までの2時間程度で、8時を過ぎると、どこかへいってしまいます。


万一、その時期にバリ島に滞在され、ドゥダルゥが発生したら・・・
まず、部屋の電気をすべて消しましょう。
そして、庭先に電灯やろうそくを置いておくと、ドゥダルゥはすべてそこに集まります。
暗いところには、まったく集まらない習性があるそうです。


このドゥダルゥですが、以前に比べて発生する数や回数が減ってきたようです。
特に、クタやサヌールなど、周りに田んぼや畑が少ないところでは、ほとんど発生しなくなってきたようです。
少しづつですが、バリ島の自然も少なくなっている証拠でしょうか?