バリ島ウブド便り

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デング熱って?

デング熱は蚊が媒体となる伝染病で、バリ島など東南アジアの熱帯エリアではポピュラーな病気です。
今週初め、日本では70年ぶりにデング熱の国内感染者が出たということで、テレビなどで大きく取り上げられていますが、このデング熱という病気はどのようなものなのか、簡単に説明します。


◆デング熱ってどんな病気?
デング熱は、主にネッタイシマ蚊という蚊が媒介するデングウィルスによって引き起こされる病気で、主に、東南アジアやアフリカ、中南米などの熱帯地方に多く見られる伝染病です。
デングウィルスはそれほど強いウィルスではなく、必ず蚊を媒体にして移るもので、直接ヒトからヒトには伝染しないそうです。


これまで、年に数件、日本でもデング熱を発症した方がいますが、すべ東南アジアなどの旅行先で蚊に刺され、潜伏期間を経て日本帰国後発病したそうですが、今週発症した方は海外渡航の経験がなく、国内でウィルス感染したようです。
その原因は、国外でウィルス感染した方が、日本で蚊に刺され、その蚊に刺されたためにウィルス感染したということです。


◆デング熱にかかるとどうなるの?
デング熱の原因であるデングウィルスはそれほど強いウィルスではないので、蚊に刺されたからと言って必ずウィルスが感染するわけではありません。また、ウィルスが感染しても100%発病すると言ったわけではありません。


不幸にも、デングウィルスに感染し、発病した場合、次のような症状が出るそうです

  • 発熱
  • 激しい頭痛
  • 関節の痛み

など


また、重症化すると「デング出血熱」という症状になり、鼻血や歯茎からの出血が起こり、最悪内臓や脳にも出血して死にいたることもあるそうです。


◆デング熱にかかったらどうしたらいいの?
デング熱の予防薬や治療薬はありません。
ひたすら安静にし、水分補給をしながら体の免疫力・抵抗力によってウィルスを駆除するしか今のところ方法はないそうです。
そのため、発病したら病院や医師の所に行き、診断、治療をしてもらいましょう。


デング熱の症状は発熱、頭痛と風邪やインフルエンザの症状に似ています。そのため、単なる風邪だと思いこみ、症状を悪化させてしまうことがあります。
デング熱かどうかは、血液検査ですぐにわかりますから、単なる風邪と思わずに、まずはお近くの病院などに行って診察してもらうようにしましょう。
特に、海外旅行から帰ってきたばかりの方は、そのことを医師に告げて、デング熱の可能性も検討してもらうようにしましょう。


デング熱の潜伏期間は2日から10日間と言われています。
海外旅行から帰ってきて一か月以上たっているのなら、その心配はありませんが、東南アジアなどの熱帯エリアから帰ってきたばかりの方が発熱、頭痛を感じたらデング熱の可能性も考えた方がよいでしょう


◆デング熱の予防法は?
デング熱には予防薬はありません。しかし、予防法はあります。それは、蚊に刺されない事です。


デング熱は蚊が媒介する伝染病です。ヒトからヒトには直接はうつりません。
蚊に刺されることにより伝染する病気なので、蚊に刺されなければデング熱にはかからないのです。


蚊に刺されないようにするには、虫よけスプレーなどの防虫薬が一番いいでしょう。蚊取線香などもいいのですが、屋外に出ることを考えたら、虫よけスプレーなど肌に直接塗る防虫薬がいいと思います。
虫よけスプレーの使い方ですが、腕や足など肌が露出している部分にスプレーし、その後、塗り拡げるとより効果があります。また、一般的な防虫薬は2時間程度しか効果がないので、2時間経ったら塗りなおす事も必要です。
スプレーは目に入ると痛くなるので、顔に塗る場合は、いったん手にスプレーしてから顔に塗るといいそうです。


また、デング熱を媒体するシマカ(科の仲間)は、昼間しか行動しません。夜はほとんど行動しないので、夜間の防虫よりも、昼間の防虫に気を配った方がよいでしょう。


もう一つの予防法として蚊の発生を抑える工夫が必要です。
庭などに殺虫剤をまくのも一つの方法ですが、水たまりをなくすのも蚊の発生を抑えるよい方法です。
蚊は、水たまリなどに卵をうみつけ、幼虫であるボウフラは水中で大きくなります。


池などには、コイや魚を放して、蚊の幼虫であるボウフラを食べてもらうといいでしょう。
また、見逃しがちなのが、空き瓶や空き缶などにたまった雨水です。そのような水たまりにボウフラが湧くこともあるので、空き瓶や空き缶は早めに処分して、水たまりができないように気を付けましょう。


デング熱というと、大変おそろしい伝染病と思われるかもしれませんが、正しク対処すれば、恐ろしい病気ではありません。
まずは、蚊に刺されない対処をしましょう。そして、万一発症してしまったら、必ず病院などに行き、適正な治療を受けましょう。


また、デング熱に関するQ&Aが厚生労働省のホームページに載っていました>>こちらをクリック
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