観光ビザが値上がりしました。でもそれだけじゃない
すでに、いろいろな方がブログなどで報告していますので、もうご存知かと思いますが、7月3日よりバリ島(インドネシア)の観光ビザ(到着ビザ・VOA=Visa on Arrive)が、従来の$25から$35と$10の値上がりをしました。
相変わらず、突然の発表なので、驚かれたかと思いますが、実は値上がりしたのは観光ビザだけではないのです。
観光ビザの延長料金ですが、これまでRp250.000でしたが、これがRp300.000に値上がり。
(観光ビザは通常30日の滞在しかできませんが、1回に限りもう30日間の滞在期間延長ができます)
ただし、これは自分でイミグレ(入国管理事務所)にいって手続きした場合の料金で、VISAエージェント(代行業者)に依頼すると、Rp800.000からRp850.000くらいかかります。
エージェントに依頼するとRp500.000も余計にかかってしまいますが、お金とパスポートさえ渡しておけば、申請から受理まですべてやってくれますから、時間がないとか、言葉に不安があるという方は、エージェントにお任せしたほうがいいかと思います。
そして、出国するときに支払う、空港使用税も3月末にすでにRp200.000に値上がっていますね
次に長期滞在をされる方。
60日間滞在ができるソシアル・ブダヤビザの取得料金も上がったようです。
といっても、このビザはインドネシア国外で取得するので、はっきりとした金額は取得する国にあるインドネシア大使館に問い合わせなくてはわかりませんが、シンガポールのインドネシア大使館に問い合わせたところ、ソシアル・ブダヤビザの申請料金が従来のSD50からSD55に値上がりしたそうです(SD=シンガポールドル)
そして、このソシアル・ブダヤビザは、60日間しか滞在できませんが、インドネシアのイミグレに申請すると、30日間の滞在期間延長が4回できます。つまり、60日間+30日X4=180日間の滞在ができるのです。
で、この延長申請の料金も上がりました。
従来はRp250.000でしたが、Rp350.000にあがったようです。
これも、自分でイミグレに行って申請すればこの料金ですが、エージェントに依頼するとRp800.000くらいかかります。
エージェント料金が高い!と思われたら、ぜひ自分でイミグレに行って申請してください。きちんと書類がそろっていれば、当事者の申請はそれほど難しくないそうですよ。
もし、ビザの滞在期間が過ぎてしまったら・・・
その場合は、オーバーステイになりますが、出国時に空港のイミグレで罰金を払えば、よほど悪質でない限り問題はありません。
で、このオーバーステイの罰金も$20/1日から$30/1日に値上がりしています。
1週間オーバーステイしたら$210、30日オーバーステイしたら$900ですから、気を付けてくださいね。
以上は、観光でバリ島においでの方向けの話でしたが、ここからは在住者向けのお話です。
バリ島内で仕事をする場合に必要な労働ビザ。このお値段も値上がりしているんです。
以下の金額は、VISAエージェントに依頼した時のエージェント手数料も含めた金額です。エージェントによってはもっと安かったり、逆に高かったりしますが、平均値的なものとしてとらえてください。
労働ビザ(テレックスビザ、KITAS,Bulue Book,STMを含む)の金額ですが
- 新規取得 Rp6.250.000
- 延長 Rp5.750.000/年
そして、仕事をするには労働ビザ以外に
- IMTA(労働許可申請) Rp750.000/年
- DPKK(技術基金) $1.200
がかかります。
つまり、トータルでは、新規取得にRp7.000.000+$1.200、延長にRp6.500.000+$1.200のお金がかかるようになりました。
さらに、KITAS保持者が国外に出国する際に必要なリエントリーパーミット(再入国許可)ですが、これも値上がりしました
- 半年有効 Rp1.500.000
- 1年有効 Rp2.100.000
と、このように、すべての料金が値上がりしたのです。
でも、VISAエージェントに言わせると、値上がりしたのは外国人だけじゃない、インドネシア人もパスポートを取ったり、出国許可を取ったりするお金が値上がりしているんですよ、ということです。
数年前から、物価がどんどん値上がりしています。
ガソリンやガス料金も上がりました。さらに、今年の9月には電気料金も上がるそうです。食料品、衣類、雑貨などの生活用品などもすべて値上がりです。
まだ、日本に比べて全体的に物価は安いといえるかもしれませんが、すでに日本より高いものもたくさん増えてきましたし、もう何年かすると、日本の方が物価が安いなんてことになるかもしれませんね〜