バリ島ウブド便り

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バリ腹の原因と対策

バリ腹の原因と対策
バリ島旅行であるトラブルの一つに「バリ腹」というものがあります。
バリ腹とは、突然の下痢、腹痛で、ひどい人になると吐き気や発熱を伴いこともあるそうです。
バリ島旅行の大半をバリ腹になってしまい、ホテルのベットで寝ていた・・・なんて話も聞きます。


今回は、このバリ腹の原因と対策について考えてみたいと思います。

<目次>


バリ腹とは何か

医学的に言うと「細菌性胃腸炎」だそうです。簡単に言うと、細菌やバクテリアによりお腹を壊すってことです。


バリ島の食べ物、飲み物にはそんなに細菌やバクテリアが多いのでしょうか?
確かに、多いんですが、バリ島に限ったわけではありません。日本だって、(バリ島より少ないと思いますが)細菌やバクテリアはいるんです。
では、なぜ日常生活では細菌などによりお腹を壊すことはないのでしょうか?
それは、人間には免疫力というものがあり、ちょっとした細菌やバクテリアは免疫力により退治してしまうのです。


つまり、「免疫力」VS「細菌・ウイルス」が人の体の中で発生していて、「細菌・ウイルス」が勝ってしまうと、バリ腹になってしまうってことです。
ということは、バリ腹にならないためには

  • 細菌やウイルスを取り込まないようにする
  • 免疫力を上げて、取りこんでしまった細菌、ウィルスに負けないようにする

という2つの方法を取って行けばいいのです。


細菌・ウイルスを取り込まないようにする

細菌やウィルスを取り込まないようにするのは、それほど難しい話ではありません。
不衛生な食事や飲み物を避けるという事です。
大きなレストランやホテルなど外国人観光客向けの所なら、衛生管理もしっかりしているので、それほど怖がることはありませんが、ローカル向けの屋台やワルンと言われる大衆食堂の中には衛生管理がされていないところがあるので、避けたほうがいいでしょう。


どのくらいの店なら大丈夫か?という質問をよく受けますが、その人の免疫力によって、変わってきますので一概には言えません。
お腹を壊しやすいとか、それほど体が丈夫でない、あるいはまだ免疫力が万全ではないお子様でしたら、観光客の多い高級レストランや高級なカフェ以外は食事や飲み物は避けたほうがいいかもしれません。


また、生野菜などを洗う水を心配される方もいらっしゃいます。あるいは、食器やスプーン、ナイフにも菌が付いているんじゃないかと心配される方もいます。
高級なレストランやカフェなら、そのような心配は少ないですが、どうしても心配というのなら、食事の前にしっかりと手洗い・消毒をして、ナイフやフォークもウェットティッシュで拭き、生野菜やフルーツは取らないような心がけをしてもいいかもしれません。
「やりすぎ」という声もあるかもしれませんが、最近の日本人は清潔な環境の中で暮らしていますので、本当にちょっとしたことでバリ腹になる方がいます。不安な方は、徹底的に対策しておいた方がいいかと思います。


水や氷にも注意が必要です。
水道の水は飲めません。日本のように殺菌や除菌はされていないからです。ミネラルウォーターを飲むようにしましょう。「アクア」というミネラルウォーターが一般的に売られていますが、これも滅菌処理をしてあるわけではないので、完ぺきではないです。本当に心配なら、アクアを一旦煮沸して飲むくらいの事をしてもいいかもしれません。
また、歯磨きの時のうがいも、水道水を使わず、ミネラルウォーターを使った方が安心です。そのために、高級ホテルでは洗面所にもミネラルウォーターを置いています。


よく、氷は井戸水をそのまま凍らせただけだから、氷入りのジュースは飲まない方が良い、という話を聞きますが、今はローカルワルンでさえも、専門の製氷業者から氷を購入していますので、心配は少ないです。氷に関しての心配より、食器や食材の衛生管理のリスクの方が高いと思います。



免疫力を下げない

旅行者の方は、お店や食器、食材の衛生面に関しての心配をされる方が多いですが、免疫力の低下もそれと同じくらい重要な問題です。
どんなに、衛生管理をしているレストランやカフェでも、細菌やウィルスが全くないという事はありません。免疫力が低下すると、普通の人は何でもない事でも、菌に負けてしまう事もあります。


では、どうしたら免疫力を下げないですむのでしょうか?
免疫力=体力と考えてもらってもいいと思います。つまり、疲れてくると免疫力も下がってくるのです。


2泊3日とか、3泊4日といった弾丸スケジュールの方が多いかと思いますが、無理なスケジュールでは疲れもたまってきます。また、常夏の島バリ島は気温も高いので、体力も奪われがち。
さらに、夜遊び、夜更かしによる睡眠不足も免疫力を落としてしまいます。
余裕のあるスケジュールで体に疲れをためないように気を付けましょう。


また、お腹にも優しくしてあげてください。
バリ島の料理と言えばスパイスがたっぷり効いたエスニックな料理。でも、慣れないスパイスをとり過ぎると、胃腸が弱ってしまいます。弱った胃腸では免疫力下がります。
たまには、食べなれた日本食や、スパイスの少ない、胃腸にやさしい食事もとりましょう。


免疫力と体温は比例します。体温が高い方が免疫力は強くなります。
プールやクーラーの効いた部屋、冷たい飲み物などで体を冷やしてしまったら、免疫力も下がってしまいます。
暑いバリ島ですから、どうしても涼しいクーラーやプール、冷たい飲み物が欲しくなってしまいますが、冷やし過ぎには充分注意しましょう。


残念ながらバリ腹になってしまったら

素人判断で「しばらく安静にしていれば大丈夫」とか安易に判断しないで、必ずお医者様に見てもらってください。
クタエリアやヌサドゥアエリアには「BIMC」「SOS」「タケノコ診療所」といった、日本人通訳さんのいるインターナショナル・ホスピタルがあります。また、海旅行保険に加入しておけば、キャッシュレスで治療してもらえますので、保険は必ず掛けてきていただくと安心してバリ島旅行を楽しむことが出来ると思います。


今回は、ちょっと難しい話になってしまいましたが、バリ島旅行が本当に楽しいものになるように、十分と注意をしていただきたいと思います。