レノンのバジュラサンディに行ってきました
バドゥンのププタン広場に続いて、バジュラサンディに行ってきました。
バジュラサンディとは、デンパサールの官公庁街・レノンにあるバリ島人民の闘争の魂を記念したモニュメント(記念碑)です
バジュラサンディと言われているこのモニュメントですが、正式名称はバリ人民闘争記念碑(Monumen Perjuangan Rakyat Bali)といいます。
でも、なぜバジュラサンディというか・・・
バジュラ(Bajra)とは、マンクー(お坊さん)が儀礼の時に使うベルの事で、このモニュメントがそのバジュラの形をしているから、バジュラサンディと言われるのです。
このバジュラサンディがある場所はレノン・ププタン・マルガラナ広場(Lapangan Puputan Margarana Renon)と言われる広大な広場で近くには日本領事館や入国管理事務所などがあります。
アクセスは、タクシーくらいしかありませんが、今年の9月29日までの日曜日には無料のシャトルバスが走っているそうです。
このシャトルバスは、デンパサール市が運営しており、走行ルートは
スマンガンビーチ(サヌール)→バリハイアット→バリビーチホテル→バジュラサンディ→マタハリデパート→ププタン広場→アートセンター→バリビーチホテル→バリハイアット→スマンガンビーチ
と巡回しているそうです。
さて、ではこの記念碑に入ってみましょう。
記念碑の入り口手前には、チケット売り場があり、ここで入場券を購入します。
チケットは大人Rp10,000、子供Rp5,000でした(外国人料金)
記念碑入り口のロビーを抜けると、塔の最下層に入れます。
最下層には、池がありました。
この池をまたぐように2階に上がる階段が作られています。
2階には、バリ島の歴史を解説したジオラマが展示されています。展示ブースは塔の内周と外周に沿って並べられ、原始時代からだんだんと現代に近づいていくように展示されています。
ププタンと言われる、玉砕の歴史、第二次世界大戦、そしてインドネシア独立戦争など、バリの闘争の歴史を中心に描かれています。
静かで平和な南国、神々の島バリ島にも、厳しい戦いの一面があったことがわかります。
2階に上がる階段の途中にはホールがあり、そこから塔の上層部に向かってらせん階段が伸びています。
塔の最上部には登れませんが、途中にある展望台からは
デンパサールの街並みがよく見えます。
条例により、バリ島ではヤシの木より高い(実際は15m以上)建物は建ててはいけないので、天気が良ければ遠くアグン山まで見渡せるそうです。
ゆっくり見て回って1時間くらい
塔の周りにはきれいな芝生の公園が広がっています。
この日はあまり人はいませんでしたが、休日やイベントのある日はたくさんの市民が集まるそうです。
このバジュラサンディは、あまりガイドブックに載っていないので、訪れる観光客は少ないのですが、なかなか興味深い場所ですので、機会があれば一度訪れてみてください。