ヨーロッパのお客様は田んぼが大好き
今、私が住んでいるウブドは、クタやヌサドゥアに比べ田んぼが沢山あります。
ウブドセンター(ウブド中心街)では、あまり田んぼが見えるポイントがなくなってきましたが、ちょっとバイクで走ると、一面田んぼという所があります。
時々、そんな田んぼの近くをバイクで走っていると、よく白人さんたちに出会います。彼らは、トレッキングの格好をして、カメラを持って、田んぼの横の道を歩いたり、野良作業をカメラに収めたりしています。
「白人さんたちはトレッキングが好きなんだなぁ」
そういえば、アクティビティ会社が行なっているトレッキングやサイクリングでも、田んぼの中を走ったり、歩いたりする物が多いですね。
「田んぼなんか見て何が面白いのかなぁ?」
日本人やアジアの方はそう考えるんでしょうね。
「ライスフィールドっていっても、うちの田舎と変わらないよ」
こんな感想を言われた日本からのお客さんもいました。
でも・・・
「田んぼなんて、僕達の国にはないから、すごく面白いよ!」
そうなんです。白人さん、特にヨーロッパの方には田んぼがすごく珍しいのです。
ヨーロッパで稲作をしているところは殆ど無いですよね。
広い農地一面に広がる、青い稲穂。確かに珍しいです。
麦を栽培しているところなら、似たような景色は見られると思いますが・・・
自分たちの知らない稲作を楽しんで見学しています。
中には、農作業中のおじさんやおばさんに声をかけて、いろいろ聞いている人もいます。農家のおじさんたち、英語ができる人は少ないのに・・・
バリ島の綺麗なところと聞かれて「ライスフィールド・田んぼだよ」って答えると、意外そうな顔をするお客さんもいますが、異文化エリアから来た外国人さんにはすごく綺麗で珍しい風景なんですね。
バリ島東部にカランガッサムという県があり、シデメンという村があります。村にはコレといった観光資源はなく、あるのは山と川と森と田んぼです。
でも、そのシデメンにヴィラを建てて在住している白人さんや、バンガローに長期滞在している白人さんが沢山います。
「こんな田舎で毎日何をしているんだろう」
と、思いましたが、毎日のんびりと読書をしたり、昼寝をしたり、散歩をして、自然と田んぼライフを楽しんでいるそうです。そうして、エネルギーをチャージして、また仕事に頑張るんだ!と、言っていた白人さんもいました。
バリ島の楽しみ方は人それぞれですが、こんな白人さんたちの楽しみ方も、面白いなと感じました。