バリ島ウブド便り

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象の洞窟ゴア・ガジャ

バリ島の観光ポイント案内、今日はゴアガジャをご紹介します。


ゴアガジャは、ウブドから東に15分程度行った街道沿いにある遺跡です。遺跡と言っても、いつごろ、だれが、何のために作ったものなのか、はっきり分かっていません。
というのも、長い間土の中に埋まっていて、20世紀のはじめ頃にこの地方で起きた地震により、崖が崩れ、その時に発見された遺跡なのです。


ゴアガジャというのは「象の洞窟」という意味で、その名のとおり遺跡には下の写真のような洞窟があります。

この洞窟の入口に掘られた顔!すごいですね。
バリ島のガイドブックには必ず載っているので、見たことがある方も多いと思います。
この表情ですが、「魔女ランダ」とも言われているのですが、一体なんなのかは、分かっていません。


この壁に掘られた顔の口の部分が洞窟の入口になっています。
洞窟の中は暗く蒸し暑いのですが、人が横になれるくらいのくぼみが作られているので、高僧が瞑想や修業をするために作られた洞窟ではないかと言われています。


洞窟は上からみるとT字状になっていて、入り口から10m位進むと左右に分かれています。
入り口から見て左手の洞窟の突き当たりには「ガネーシャ」の像が祀ってあります。



ガネーシャはヒンドゥー教の神様の一つで、象の顔と4本の腕を持っています。障害を取り、財産を導くとされ、学問の神、商売繁盛の神として、多く信仰を集めています。
もし、何か商売をされているのなら、ぜひお参りしてみてください。


突き当たり右手の洞窟の奥には、3体のリンガ像が祀ってあります。



この3体の像は、ヴィシュヌ、プラフマ、シヴァのヒンドゥー教最高神であり、この像が祀ってあることから、このゴアガジャはバリヒンドゥーの遺跡と見られています。


ゴアガジャ遺跡には、この洞窟以外にも、6体の女神から水が流れ出す沐浴場や、仏教遺跡などもありますので、もしお時間がありましたら、いろいろ見て回るといいでしょう。
ただし、階段やちょっした山道もありますから、歩きやすい履物でおいでください。


また、ゴアガジャ遺跡はバリ・ヒンドゥーのお寺もあるので、入場する際、サロン(腰布)とスレンダン(帯)を巻く必要があります。これらは、入り口で無料で貸してくれます。
ただし、タンクトップやノースリーブ、キャミソールなど肌の露出が多い服は避けるようにしてください。Tシャツや半袖のブラウスなら大丈夫です。