テンペを食べてみた
テンペとは、大豆から作られる発酵食品で、インドネシアでは古くから親しまれている食材です。
今回は、テンペとは何か、どんな風に食べるのか、といったことをご紹介したいと思います。
<目次>
テンペとは何か?
テンペ(Tempe)とは、茹でた大豆をテンペ菌で発酵させた発酵食品です。
大豆を発酵させるということから、「インドネシアの納豆」とも呼ばれています。
ちなみに、大豆を発酵させた納豆は日本だけのものではなく、アジアの多くの民族の間で、発酵大豆を食べる習慣があるそうです。
(高野秀行氏の著書「謎のアジア納豆」を参考にしました)
日本の納豆は、大豆の粒が一粒ずつバラバラになっていますが、テンペは硬く固まったブロック状で通常、生で食べるようなことはしません。
テンペは健康食品
テンペは、多くの栄養素を含み、また発酵食品ですので消化吸収も通常の大豆よりよい事から「スーパーフード」「健康食品」といわれています。
ネットの情報によりますと
- 生活習慣病の予防
- 整腸・デトックス
- 更年期障害予防
- ダイエット
といった効果が期待されそうです。
このことより、日本を始め、諸外国、特に肉類を食べないベジタリアンのかたがたを中心に食べられているそうです。
テンペの食べ方(料理方法)
テンペは日本の納豆のような生食(火を使わないでそのまま食べる)ことは、せず、煮たり炒めたり、油で揚げて食べます。
また、味も淡白なので、塩やサンバル(インドネシアの辛味調味料)などを使い、しっかりとした味付けで食べることが多いです。
これは、大ぶりに切ったテンペを香辛料などを使った調味液につけて油で揚げたテンペゴレンというものです。
あらかじめ調味液につけているので、下味が付いており、そのまま食べても良いですし、塩やサンバルなどを付けて食べても良いです。
こちらは、細かく切ったテンペを油で炒めて、ケチャップマニスという甘辛いソースで味付けをし、カチャンパンジャン(十六ささげ)と一緒に炒めたものです。
細かく切ったテンペをケチャップマニスで炒めたものはテンペマニスといい、カリカリになるまで炒めて、ご飯のお供に食べるのもおいしいです。
他にも、スープに入れたり、ミーゴレン(インドネシア風焼きそば)の具に使ったりと、いろいろな使い方ができます。
テンペはどこで買うのか
テンペは本当にポピュラーな食材ですので、スーパーマーケットやパサール(市場)などで売られています。
このように、通常テンペは、バナナの葉っぱに包んで売っています。
日本で言うと、藁で包んだ納豆のようですね
バナナの葉っぱに包まず、直接ビニール袋に入ったテンペもあります。
テンペを買って料理してみた
テンペをかって自分で料理してみました。
こちらがスーパーマーケットで買ってきたテンペです。
15cm×7cm×2.5cmのサイズでRp2,450(約20円くらい)でした。
緑色なのはバナナの葉っぱです。
バナナの葉っぱをはがすとかんな感じ。
大豆の粒がわかると思います。
粒同士はテンペ菌による発酵によってできた白いもの(菌糸??)によって、ブロック状に固まっています。
いろいろな調理法がありますが、私がよくやる簡単なテンペ料理はこちら
テンペを5mm程度に薄くスライスして、油を引いたフライパンで両面を焼いて、お醤油を付けたものです。
テンペ自体の味は淡白なので、お醤油がよく合います。
カリカリになるまで焼いて、塩を振って、お酒やビールのおつまみも、いいですよ。
また、網焼きをして、わさび醤油で食べるなんて技もあります。
これだけじゃ寂しいので、もう一品
実は、テンペってトマトソースと相性がすごくいいのです。
そこで、パスタに入れてみました。
フライパンに油を引いて、まず細かく切ったニンニクで香りを出して、そこに細かく切ったテンペを加えます。
充分炒めたら、トマトソースを入れて、塩コショウ。
市販のパスタソースでもOKです。
最後に茹でたパスタと絡めて、完成です。
テンペはカリカリになるまで炒めてもいいですし、マメの食感が残るくらいやわらかめにしても、いいですよ。
テンペは、お肉の代用にもなりますので、ダイエット中の方にもいいかもですね。
まとめ
と、いうことで、なんに使ってもおいしい健康食品テンペをご紹介しました。
バリ島を初め、インドネシアに来られたら、ぜひとも、テンペを食べてみてください。
また、日本でも通販などで簡単にテンペが手に入るそうです。
機会があったら、テンペ、食べてみてくださいね~