またガルンガンの季節がやってきました
神々の棲む島・バリ島
バリ島の人たちは古くから続く神事の伝統を大切にしています。
神事の中でも特に重要なのがガルンガンークニンガンと呼ばれる祭礼日。
今年はガルンガンが11月1日、クニンガンが11月11日に行われます。
今回のブログはこのガルンガンについてご案内していきます。
<目次>
ガルンガンってなに?
ガルンガンとは、バリ島の祭礼日のひとつで「世の中の善が悪に打ち勝った日」とされています。
この日は、天上界から祖先霊や神様が人間界に降りてくるので、人々はお寺や家寺をきれいに飾りつけ、神様や祖先霊を迎えて、お祈りをささげます。
クニンガンは、無事ガルンガンのお祭りを行うことができたことを、祖先霊や神様にお礼を言う日です。
ガルンガンークニンガンの詳しい説明はこちら
ガルンガンの時にできる特別なこと
町中にペンジョールが立ち並びます
ガルンガンの時期になると、各家々の前にはペンジョールという竹飾りが立てられます。
ペンジョールは聖なる山アグン山を模したものとも、竜の形を模したものとも言われますが、祖先霊が家に戻る時の目印と言われています。
通りの両側にずらりとペンジョールが並んだ風景は、ガルンガン独特のもので、ぜひ一度は見ていただきたいと思います。
お寺が飾り付けられます
バリ島のお寺は、お祈りをするための場所ですので、普段は中には入れないようになっています。
ガルンガンやオダランといわれるお寺のお祭りの日には、いつも閉ざされているお寺もきれいに飾り付けられ、多くの人々がお参りに訪れます。
南国の色鮮やかな伝統衣装を身につけ、いっせいにお寺にお参りに行く姿は、バリ島が神々が棲む島であることを実感させてくれます。
一緒にお参りに参加できます
バリ島の人々は、異教徒である外国人にもオープンです。
きちんと伝統衣装を身につけ、マナーを守りさえすれば、異教徒である私たちもお寺にお参りに行くことができます。
ただし、マナーなどの決まりごともありますので、必ずバリの方と一緒にいくようにhしてください。
子供バロンが出ます
ガルンガン-クニンガンの期間中、各村の子供たちが子供用のバロン(獅子舞のようなものと思ってください)をもって村内を練り歩きます。
お賽銭をだすと、家の前でバロンダンスを披露してくれます。(これも、獅子舞のようですね)
大変、かわいらしい子供バロンですので、機会があったらぜひお賽銭(Rp20,000程度)を渡してあげてください。
ガルンガンの時に気をつけたいこと
お休みするお店があります
ガルンガンの期間中、スタッフが田舎に帰るためお休みするお店もあります。
以前は、それほどでもありませんでしたが、最近は「バリ島の伝統文化を大切にしよう」という気運が高まっているので、お休みするお店が増えてきました。
ガルンガン-クニンガンの時期にバリ島に行かれる方は、お目当てのお店が営業しているか事前に調べておいたほうがいいでしょう。
渋滞することがあります
村人たちがお寺にお参りに行くため、お寺周辺では渋滞することがあります。
特に、朝お参りに行く人が多いので、渋滞は午前中が多いようです。
郊外のエリアはそれほど交通量も多くないので影響は少ないのですが、市街地を車で移動される場合は、スケジュールに余裕をもたれるといいでしょう。
まとめ
ガルンガン-クニンガンの期間中は、お店が閉まったりと旅行者にとっては不便なことがありますが、普段とは違った、これぞ神々の島バリ島といえる風景が見られます。
ぜひ、タイミングが合えばガルンガン-クニンガンの時期にバリ島にお越しください。