デンパサール空港から市街への移動方法
前回のブログで、バリ島内の交通機関についてご紹介させていただきました。
今回ご紹介させていただくのは、バリ島デンパサール空港から市街への移動方法です。
デンパサール空港は、バリ島南部のトゥバン(Tuban)というエリアにあります。
このエリアは、バリ島一の繁華街クタ(Kuta)エリアに隣接しており、ホテルエリアとして有名なヌサドゥア(Nusa Dua)、ジンバラン(Jimbaran)にも車で20~30分と、大変便利な場所にあります。
とはいえ、大きな荷物もあり、なんといっても暑いバリ島ですから、徒歩でのホテル移動はちょっと現実的ではありません。
また、前回ご案内しましたように、バリ島には電車はありませんので、車移動が中心となります。
今回は空港から市街地(ホテル)までの移動方法をお勧め順に紹介していきます。
注意:
今回の情報は2017年5月20日時点のものです。
時間がたつと状況も変わる事がありますので、ご理解お願いいたします。
<目次>
①カーチャーター、ホテルの送迎
一番確実で安心できる移動方法が、カーチャーターやホテル、旅行会社の送迎サービスを使うことです。
空港で、税関を抜けた先にピックアップゾーン(Pick Up Zone)があります。
ここに、送迎サービスのガイドやドライバーがお客様ののネームカードを持ってお待ちしております。
無事、出会うことができれば、あとはガイド、ドライバーの指示に従い車に乗り込み、目的のホテルに着くだけです。
手配や金額などは事前に決めておきますので、面倒な交渉は不要ですし、行き先もわかっていますので、言葉に不安があっても大丈夫です。
空港内ピックアップゾーンには、お迎えのガイドさんたちがいつもたくさん集まっています。
ご利用方法は
- ホテル送迎:ホテル予約時に空港からの送迎を依頼する
- カーチャーター:事前にWebサイトなどから予約する
- 旅行会社の送迎:ツアーにパックされているので、ツアー予約時に依頼する
と、なっております。
②空港タクシー(エアポートタクシー)
空港には許可を得たタクシー会社の窓口があり、予約なしでもタクシー(エアポートタクシー)を手配することができます。
エアポートタクシーの最大手はングラライタクシーといい、お迎えにガイドさんたちがいるピックアップゾーンの後ろ側、インフォメーションデスク横にエアポートタクシーのカウンターがあります。
この水色のバティックシャツを着た方が、ングラライタクシーのスタッフです。
料金は行き先エリアによって決まっていますので、カウンターで行き先ホテル名を告げれば、料金が提示されます。
料金を支払うとタクシーカードが渡され、ドライバーが車まで案内します。
料金は事前に支払っていますので、これ以上費用が発生することはありません。
便利で安全なはずのエアポートタクシーですが、最近カウンターで、規定された料金以上の金額を請求されたという報告を聞いています。
本来でしたら、カウンターには行き先別の料金が張り出されているのですが、その料金表を隠したり、場所が離れているからと割増料金を言われたりするケースがあるそうです。
最近のバリ島の物価上昇はすさまじいものがありますので、タクシー料金も数ヶ月で変わることがあります。
そのため、あまり古い情報はあてにはなりませんが、あらかじめWeb等でおよその料金を調べておき、あまりに違う料金を提示されたら、利用を断るなどされたほうがいいでしょう。
エアポートタクシーのカウンター周辺には、客引きのタクシードライバーが声をかけてきます。
ちょっと、怪しいのではないか?と疑ってしまうかもしれませんが、ちゃんとしたタクシー会社のドライバーですので、安心してください。
観光客に人気のブルーバードタクシーグループのドライバーもいました。
ブルーバードグループドライバーの証として、IDを見せてくれました。
以前は、空港でのタクシーはングラライタクシーの一社独占で、ほかのタクシー会社はングラライタクシーの目の届かないところで、こそこそと客引きをしていました。
しかし、先日空港に行ってみたら、ほかのタクシー会社でも、堂々と客引きをしていましたので、一社独占の状況は解消したのではないかと思います。
タクシー会社ではなく、個人ドライバーも声をかけてきますが、何かトラブルがあった場合、保証などの問題から、個人ドライバーは利用しない方がよいと思います。
ドライバーがちゃんとしたタクシー会社のドライバーか、そうではない個人ドライバーかを見分けるには、名札を確認するのがいいでしょう。
こちらは、「バリデワタ(Bali Dewata)」というタクシー会社のドライバーさんです。ちゃんとしたタクシー会社のドライバーなら、このような顔写真入のIDを見せてくれます。
③ネット配車タクシー
ウバー(UBER)、グラブタクシー(GRAB TAXI)といったインターネットを使ってドライバーを探すネット配車サービスが、バリ島でもすごい勢いで拡大しています。
既得権の問題により、ウブドなど一部エリアでは、捕まりづらい状況ですが、クタ、スミニャックなどのビーチエリアでは、普通に利用することができます。
このネット配車サービス、以前は空港には入れないため空港敷地外にでてから呼ばなくてはならないと言われていました。
ところが、つい先日筆者が体験したのですが、空港内でもちゃんとピックアップしてくれました。
ただし、おおぴらにお客さんを乗せると、タクシードライバーともめるからなのか、ピックアップ場所は空港ターミナルからちょっと離れた駐車場の隅とか、いかにも友人が迎えに来てくれたように振舞ってくれといった制約はありました。
ウバーなどのネット配車サービスについては、いろいろなご意見やお考えがあるかとは思いますが、選択肢の一つとして検討されればよいかと思います。
④市内循環バス
バリ島市内にはトランスサルバギータという循環バスがあり、空港も順路に入っています。
空港内には、国際線ターミナルと国内線ターミナルの駐車場にバス停があります。
ただし、この循環バスはいつ来るのか、路線はどうなっているのか、一切の案内はありません。
そのため、旅行者にはちょっと使いづらいと思います。
トランスサルバギータは、安くてきれいな循環バスですが、路線と到着時間がよくわからないので、旅行者にはちょっ使いづらいと思います。
まとめ
空港から市街地(ホテル)までの移動方法ですが、以下の4パターンあります。
お勧め順に記載してありますので、どれがいいか、ご判断ください
- ホテルやカーチャーター、旅行会社の送迎サービス
- エアポートタクシー
- ウバーなどのネット配車サービスの利用
- 循環バス(トランスサルバギータ)