バリ島の人気ダンス・ケチャダンスはウルワツ寺院で楽しもう!
バリ島観光の定番・伝統舞踊公演。
お寺のお祭りや村の行事などで行われる奉納舞踊や娯楽舞踊を観光客にも楽しめるようにしたので、バリニーズダンスとも言われています。
この伝統舞踊ですが、とても多くの種類があり、何を見たらいいのか迷ってしまいますが、イチオシなのがケチャダンスです。
ケチャダンスは、上半身裸の男たちが発する「チャッチャッチャ」というリズムに乗って行われる舞踊劇で、バリ島に興味がない方でも、テレビなどで一度は見たことがあるかもしれません。
じゃあ、ケチャダンス見よう!ってなった時
どこで見たらいいの?
どうやって見に行けばいいの?
って、考えちゃいますよね。
はい、その答えは「観光ツアーを使ってウルワツ寺院で見るのが一番!」
では、その理由やダンスの内容、そして楽しみ方などを解説いたします。
バリ島に来たら、見逃し厳禁のケチャダンス!
この記事を参考に、心に残るダンスをお楽しみください。
<目次>
ケチャダンスとは
ケチャダンスは、たくさんの男性たちが発する「チャッチャッチャ」というリズムに乗せて行われる伝統舞踊。
舞踊と言っても、音と踊りに乗せて物語が進行する歌劇なのです。
ケチャダンスで演じられるのは、インドに古くから伝わる「ラーマヤナ物語」。
ラーマヤナ物語の内容をすごく簡単に説明すると
陰謀によって国を追われ、深い森の中で暮らすアヨディア国のラーマ王子とシータ王妃。
ある日、美しいシータ王妃は魔王ラワナによってさらわれてしまいます。
森にすむ猿の将軍ハヌマンによる命がけの捜索でシータ王妃がとらわれている場所を知ったラーマ王子は、森の仲間達の協力により、魔王ラワナを倒し無事シータ王妃を救い出します。
という物語です。
なぜウルワツ寺院がいいの?
ケチャダンスは、バリ島内の多くの場所で演じられていますが、ウルワツ寺院での公演が一番おススメです。
その理由について説明いたしましょう。
自然を生かした素晴らしい演出
ウルワツ寺院のケチャダンス会場はインド洋に突き出た岬の先端。
海面から高さ70mの断崖の上にあります。
舞台のバックはインド洋。
公演開始が夕方6時なので、真っ赤な夕日が海に沈むその前でケチャダンスが繰り広げられるのです。
自然が作る素晴らしい演出と、ダンスに魅せられ、毎日1000名近くの観光客がウルワツ寺院を訪れるのです。
1時間の公演時間
通常、バリ島の伝統舞踊公演は1時間半から2時間かかります。
ウルワツ寺院のケチャダンスは1時間とコンパクトにまとまっているので、途中で飽きることなく、一気に楽しめてしまうのです。
抜群のエンターテーメント性
猿の将軍ハヌマンによる観客いじりは定番。
また、公演終了後には、ダンサーとの記念写真も取れると、エンターテーメント性は抜群です。
ウルワツ寺院ケチャダンス鑑賞方法
では、ウルワツ寺院への行き方や鑑賞方法などを説明していきましょう。
寺院への行き方
ウルワツ寺院は、バリ島の最南端に位置しています。
デンパサール空港から22Km,車で1時以上かかります。
クタ、スミニャックエリアからだと、2時間程度かかってしまう事もあります。
交通ですが、バスなどの公共機関はありません。
タクシーやカーチャーターを使う事になりますが、寺院には客待ちタクシーはいませんので、タクシーを使う場合でも駐車場に待機させておく必要があります。
ケチャダンスの開始時間と寺院到着時間
ケチャダンスは夕方6時開始、7時終了です。
ただし、観光客の数がおおいので、遅くとも夕方5時ごろにはウルワツ寺院に到着していた方がいいでしょう。
早めに到着したほうが、よい席が取れますよ。
入場料、チケット代
まず会場があるウルワツ寺院の入り口受付で寺院入場券を購入します
入場券はRp20,000(約150円)になります。
ケチャダンスを見る場合は、さらに寺院敷地内にあるチケット売り場でダンス鑑賞チケットを購入します。
ダンス鑑賞チケットはRp100,000(約850円)です。
寺院入場券とダンス鑑賞チケット、合わせてRp120,000(約1,000円)となります。
寺院敷地内のチケット売り場ですが、公演開始の1時間前、夕方5時ごろからダンス鑑賞チケットの販売を開始しますが、お客さんの数が多いので、かなりの行列となります。
どの席がベストか
ケチャダンスの会場は、野球のスタジアムのような形状となっており、その中央でダンスが行われます。
円形のスタジアムは海に面しているほうに割れ門がありそこから演者たちが入場してきます。
ベストな席は、ずばりこの割れ門の真正面です。
割れ門の後ろが海となっていますので、ダンスを見ながら海に沈む夕日も見る事ができるのです。
また、公演中は舞台中央で焚火をします。
あまり前の席だと、火の粉が飛んできたりしますので、中段くらいの席がいいでしょう。
この席ですが、予約はできず、すべて早い者勝ち。
良い席を確保するためにも、なるべく早く会場に到着するのがGoodです。
注意点
- ウルワツ寺院内に入るにはサロン(腰布)とスレンダン(帯)が必要です。寺院入り口で貸してくれます。
- 寺院ですので、キャミソールやタンクトップなど肌の露出が多い服はご遠慮ください。
- 寺院内にはいたずらな猿が多く、メガネ、帽子、カバンなどをかすめ取ります。持ち物には十分注意してください。
- ダンス終了後は一斉にお客さんが帰るので、渋滞となります。スケジュールが厳しい方はデンス終了前に帰るようにしてください。
ツアーを使って楽々鑑賞
自分でウルワツ寺院に行って、ケチャダンスを見るのもいいのですが、タクシーなどの手配や、チケット購入など面倒なことが多いですね。
そこでおススメなのが観光ツアーを使った鑑賞です。
ツアーと言っても、大型バスで行くツアーではなく、普通車を使ったプライベートツアー。
プライベートですので、他のお客さんに気を遣う事もありません。
そして、日本語が堪能な現地ガイドも同行しますので、入場券やダンスチケットの購入、寺院の案内などもすべてお任せ。
言葉の不安も解消でき、初めての方も、リピーターの方も、観光ツアーがおススメです。
で、当店・バリ島旅行.comもウルワツ寺院のツアーを開催しています。
ウルワツ寺院だけではなく、GWKカルチュアルパークや、ジンバランでのシーフードBBQなどが付いたお得なツアーです。
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その他エリアでのケチャダンス
ウルワツ寺院以外でもケチャダンスの公演は行っています。
ここでは、その中でもおススメの2か所をご紹介します。
ウブドエリア
芸術の村ウブドでは、毎晩エリア内の複数の会場で伝統舞踊公演が行われています。
舞踊公演はバロンダンスやレゴンダンスなど多種にわたりますが、もちろんケチャダンスもほぼ毎晩行われています。
伝統舞踊の本場ウブドでのケチャダンス鑑賞、機会があればぜひご覧いただきたいと思います。
バトゥブラン
バロンダンスで有名なバトゥブラン村でも、毎晩ケチャダンス公演を行っています。
こちらの特徴はダンス終了後に、トランス状態に入った演者が火渡りをするサンヒャンや幼い二人の踊り子が寸分違わぬシンクロダンスを披露するドゥダリなども鑑賞できる点です。
まとめ
バリ島に方なら、伝統舞踊鑑賞は外せません。
その中でも特にエンターテーメント性が高く人気のケチャダンス。
これはぜひ見ておきたいものです。
そのケチャダンス、バリ島内のいたるところで行っていますが、やはり一番人気はウルワツ寺院の公演です。
自然の演出を巧みに取り入れた1時間の公演は毎日1000人近くの観客を集めています。
ウルワツ寺院ですが、バリ島最南端という事でアクセスが今一つ。
自分たちだけで行くのはちょっと難しいです。
言葉の不安などもありますので、ぜひ使っていただきたいのが観光ツアー。
日本語が可能な現地ガイドの案内で簡単、お手軽にウルワツ寺院観光とケチャダンス鑑賞、さらにシーフードディナーも楽しめます。
バリ島には、いろいろな楽しみがありますが、ウルワツ寺院のケチャダンス、ぜったいお見逃しなく!