お金に関する注意事項
バリ島旅行で、良くあるお金に関する注意事項を今回はまとめさせていただこうと思います。
バリ島で流通している通貨はインドネシアルピア。通常「ルピア(Rp)」と言います。
1)お金の桁に注意して
基本的に、バリ島内では円やドルは使えません(※注)ので、両替商でインドネシアルピアに両替します。
その両替レートは、1円がおよそRp110になります。
金額のケタの違いで、勘違いや、驚きがあります。
街中の市場で、バナナを買おうとして「いくらですか?」と聞いたら「1万ルピアだよ」とのお答。
1万ルピアということは、日本円で100円弱。
ところが、「1万」と言われると、すごく高いような気になり「え?高すぎない?ぼられてる?」なんて勘違いすることがあります。
よく言われるのが「ルピアの数字のゼロを二つ取れば、日本円の金額になる」ということですが、とっさに言われると、その数字に驚いてしまいます。
ルピアの最高額紙幣は100,000ルピア。だいたい日本円で1,000円くらいですね。
旅行に来て、5万円両替すると、Rp5,500,000くらいになります。Rp100,000札で55枚。たまにRp100,000札が切れているとRp50,000札で渡されますが、そうすると110枚・・・
一気にお金持ちになった気がしますね。
このように、バリ島のお金は日本のお金の1/100の価値ですので、その落差に気を付けてください。
※注
2015年7月より、インドネシア国内の現金取引では日本円や米ドルなど外貨での支払いが禁止されました。そのため、バリ島で現金で支払いをする場合はすべてインドネシアルピアを使用します。
ただし、一部スパやアクティビティなどでは法解釈により米ドルや日本円が使えるところもあります。
2)数字のいい方に気を付けて
「パサールでマンゴーがあったから値段聞いたら1Kg20万ルピアって言われた。ちょっと高くない?」
こんな話を聞いたことがあります。
観光客向けとはいえ、1Kg20万とは、高すぎますよね?
落ち着いて、話を聞いたら、お客さんの勘違いだったようです。
パサールのイブが提示した値段は1Kg2万ルピア。
2万ルピアをインドネシア語で言うと 「どぅあ・ぷるー・りぶ・るぴあ(Dua puruh ribu rupiah)」
お客さん、インドネシア語がわからなかったので、イブは英語でもいいました。
「トゥエンティ・サウザント・ルピア(Twenty thousand ripiah)」
ところが、お客さん、最初の「トゥエンティ」を聞いたところで「20万」と思ってしまったそうです。
日本の数字の数え方は「いち・じゅう・ひゃく・せん・まん」と「まん」の単位で桁が繰り上がり、以降「じゅうまん・ひゃくまん・いっせんまん」となっていきます。
しかし、英語は「ワン・テン・ハンドレッド・サウザント・テンサウザント・ハンドレットサウザント」と「サウザント」=「千」のくらいで桁が上がります。インドネシア語も同じように「さとぅ(1)・すぷるー(10)・らとぅす(100)・りぶ(1,000)・すぷるーりぶ(10,000)・すらとぅすりぶ(100,000)」と千のくらいで桁上がりします。
この桁上がりの違いにより、金額を聞き間違えることがあるようですね。
3)お札の出し間違いに気を付けて
インドネシアのお札は、この記事のトップに写真を付けておきましたが
- 1,000ルピア
- 2,000ルピア
- 5,000ルピア
- 10,000ルピア
- 20,000ルピア
- 50,000ルピア
- 100,000ルピア
の6種類です。
(すみません、手元に奇麗な1,000ルピア札がなかったので、写真には1,000ルピア札は写っていません)
初めて見る外国のお札。
しかも、書いてある金額の桁数は、すごく多いとなると、混乱して間違ったお札を出してしまうことがあります。
特に多いのはRp10,000と思ってRp100,000を出してしまうこと。
親切な人なら「これ、違いますよ」って教えてくれますが、中には「ラッキー」と間違ったまま受け取ってしまう人も。
そうなると、あとで「間違っていた」といっても、なかなか返してくれる事はありません。
急いでいる時や、夜間など手元が暗い時など、間違いやすいので、お支払いの時は落ち着いて、ちゃんと確認してお願いしますね。
バリ島でのお金に関する注意点を簡単にまとめてみました。
お金に関するトラブルは、よく発生しますが、大半はお互いの勘違いや、誤りが原因。
お金の支払いは、落ち着いてしっかり確認して行うようにしてくださいね。