バリ島ウブド便り

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バリ島交通渋滞5つの理由

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。今年もバリ島並びにバリ島旅行.comをよろしくお願いいたします。
年末年始、クタやウブドなど観光地を中心に毎度おなじみの交通渋滞が酷かったです。元旦当日の午前中はそれほどでもなかったのですが、クリスマス以降、そして1日の午後から各地で渋滞が発生していました。


バリ島の交通渋滞、原因は何でしょうか?
急な大雨、お祭り、工事など、いろいろな原因はありますが、今回は特に慢性的に発生する交通渋滞の原因5つを上げてみました。


◆車両の増加
ここ数年のインドネシアの経済発展に伴い、個人の車両保有台数が飛躍的に増加したそうです。
また、ホテルやレストランなどの新設が増え、資材、特に基礎に使う石や砂などを運ぶトラックの通行も増えました。もちろん、電気製品、水、食料などの一般物資の運搬も増えています。


さらに、自家用車やバスにによる国内旅行が増加し、バリ島内に流入する車両数も年々増えているそうです。


このように、飛躍的に増加する車両数に対し、道路、駐車場などのインフラが全く追いついていないのが現状です。


◆道路の構造上問題
バリ島の交差点は一部エリアを除き、四ツ角というものがありません。これは、良くないもの(魔)は、直進するという信仰的なものから、交差点は三叉路の組み合わせとなっています。
そして、道が交差する場所には魔除けのための石像や祠が設置されています。
このような交差点の構造から、どうしても交通がスムーズに行かない場所が多いのです。


さらに、古くからある道は細い道が多く、乗用車でもすれ違うのがやっとという場合もあります。そんな道にバスやトラックが入ってきたら、すれ違いも大変ですよね。


◆少ない駐車場
ちょっと前までは、車に乗っているのは観光客かお金持ちの人だけで、車も現在に比べとても少なかったのです。
日本では当たり前のようにある駐車場がバリ島では必要がなく、車が増えた現在でもあまり整備されていません。
そのため、観光客が乗っている車はもちろん、住民やお店の店員の車、バイクは路上駐車というケースが大変多くなっています。


クタ、スミニャックといったエリアはそれでも駐車場がありますが、ウブドエリアの中心部には駐車場がほとんどなく、道路を一方通行にして空いた路線を駐車場にしています。ただでさえ狭い道路がさらに狭くなったり、乗降のため車が停車するとその後ろにはずらっと車が並んでしまうことがよくあります。


各お店はスタッフ用の駐車場を、また中心部に観光客用の駐車場を作ることができればいいのですが土地の問題などがあり、なかなか思うように行かないようですね。


◆交通ルールとマナー
マナーの悪さも渋滞の原因になります。


右折レーンのある道路で右折しようとしたら、普通でしたら右折レーンの車の列に並びますよね。ところが、右折レーンが混んでいる場合、直進レーンに侵入し、そこから右折レーンの車列に横入りしようとする車がたまにあります。もちろん、すんなりとは入れないので、直進レーンも渋滞となります。
また、渋滞している道路の路肩を強引に進もうとする車もあります。バイクじゃないのに・・・


このような交通マナーの悪さも渋滞の原因となります。


◆ポリス
渋滞が発生すると、地元警察のポリスが交通整理を始めます。
ところが、この交通整理、うまくないのです。
ポリスが来ると、余計渋滞がひどくなる・・・なんて言われています。
中には、ちゃんとやっているポリスもいるんですけどね・・・・


慢性的な渋滞の原因5つをリストアップしてみました。
どれも、すぐに解決できそうもない原因ばかりですね。
観光客、特に国内旅行者が増える時期は各地で交通渋滞が発生しがちです。どうぞ、スケジュールには余裕を持って行動してください。