バリ島ウブド便り

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バリ島での運転免許証の話

バリ島でも、車やバイクを運転するには運転免許証が必要です。

それは、在住外国人でも、旅行者でも変わりません。

筆者は、最近バイクの運転免許証を取得しましたので、その時の経験をご紹介したいと思います。

ただし、筆者はウブド在住なので、ウブドがあるギャニャール県で免許を取得しました。デンパサールなど他のエリアではまた条件などが違っているかもしれませんので、ご承知おきください。

 

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<目次>

外国人が免許を取るには

在住者の場合

在住の外国人が免許証を取るには、KITASやKITAPという居住許可が必要です。

KITASは1年間有効の居住許可ですので取得できるのは1年間有効免許となります。

KITAPは5年間有効の免許が取れます。

一時、KITAS保持者は免許が取れないと言われていましたが、ことギャニャール県ではKITAS保持者でも、バイク、車の免許は取得できました。

 

旅行者の場合

では、KITASやKITAPを持っていない、旅行者(観光ビザやソシアルビザで滞在している外国人)はどうなるのでしょうか?

一か月有効のCIM-C(オートバイ用)免許証なら、取得可能ということでした。
もし、旅行者がバリ島滞在中にオートバイを運転したいのなら、警察でツーリスト用の1か月免許を取得しなさい、ということでした。

 

国際免許証は?

国際免許証を持っている場合はどうなるのでしょうか?

何人かの警察官に聞いたのですが、「有効」「無効」と、答えがバラバラでした。

しかし、バリ島のあるインドネシアは国際免許証のジュネーブ協定に加盟していないので、公式には国際免許証は使用できないということになっています。
事故を起こしてしまった場合、国際免許証を持っていても、公式には使用できない事になっていますので、保険はおりないでしょう。

国際免許証は使えない、と判断しておいた方が無難かと思います。

 

実際に免許を取得してみました

それでは、免許取得の実際をレポートします。今回は、オートバイ用のCIM-Cを取得しました。

必要なもの

免許取得に必要なものは以下の通りです

  • パスポートのコピー(顔写真が写っているページ)
  • KITASのコピー
  • ドミシリ(村発行の在住証明書)

ツーリスト用一か月免許を取得する場合は、パスポートコピーとドミシリだけでよいそうです。

 

取得手順

1.健康診断

警察指定のドクターのところで健康診断を受け、健康診断書を発行してもらいます。健康診断と言っても、色覚障害検査と身長、体重測定程度で、かかる時間も数分程度です。

費用はギャニャール県の場合Rp100,000でした。(他の県では、もっと安いと聞いています)

 

2.受付

警察の免許センター窓口で申請書をもらい、必要事項を記入します。もちろん、インドネシア語の書類ですが、記入机に見本が貼ってあるので、それほど苦労はありませんせんでした。

 

3.学科試験

コンピューターによる学科試験を受けます。コンピューター画面に動画や写真が表示され、ヘッドフォンから問題が流れます。その設問に「正しい(Benar)」「間違い(Salah)」で答えていきます。

設問はインドネシア語で流れますが、画面を見ていれば、そこそこ理解ができます。日本で車やオートバイの免許を取得している人なら、それほど難しくはないと思います。
全部で30問のうち20問正解で合格です。

 

4.実技試験

学科が合格すると次は実技試験です。
バイクの実技試験は、「スラローム」「8の字旋回」「狭路Uターン」の3種目で、パイロンに触れたり、線からはみ出したり、足をついたりしなければ合格です。

慣れていないと難しいと思いますが、オートバイの操縦になれていれば、それほど難しくない試験です。

 

5.免許発行手数料支払い

試験に合格すると、警察内の銀行窓口で免許発行手数料を支払います。

CIM-C(オートバイ用免許)でRp100,000でした。
ちなみに、試験費用は無料です。試験に何度落ちても、費用はかかりません。

 

6.写真撮影

最後に、顔写真の撮影、指紋採取、サインをして、手続きは終了です。

プラスティック製の免許証が発行されます。

受付から免許発行までおよそ2時間程度の時間でした

 

旅行者の免許取得と運転

バリ島に旅行に来られている方で、自分でバイクを運転して、いろいろな所に行きたいという方も多いと思います。
街中では、1日Rp50,000~100,000程度でスクーターのレンタルもあり、気軽にバイクに乗れる環境があります。

しかし、外国人がバイクや車を運転するにはインドネシア発行の免許証が必要で、取得するには、試験を受けなくてはいけません。

また、交通マナーも日本のように良くはありませんし、交通ルールも日本と違うことがあります。最近、外国人が巻き込まれる交通事故も増えてきています。

 

ローカルの方の中には無免許でバイクを運転している方もいます。中には小学生、中学生くらいの子供が運転していることもあります。
だからと言って、旅行者が無免許でバイクを運転するのは、お勧めできません。
楽しく、安全に旅行を楽しむのでしたら、カーチャーター、タクシーなどをご利用いただきますよう、お願いいたします。