パワーストーン
バリ島の方って、結構「石」が好きな方が多いのです。
「石」と言っても、お庭に置くような大きな石ではなく、指輪やペンダントにつける装飾品としての石が好きなのです。
装飾品というと「ダイアモンド」や「真珠」といった宝石を思い浮かべますが、もちろんそのような宝石をつけている方もいますが、ここでいう石とは「パワーストーン」のことを言います。
<目次>
パワーストーンとは何?
パワーストーンとは、宝石(貴石・半貴石)の中でも神秘的な力が宿っている石のことを言います。
貴石とは、宝石の中でもダイアモンド、ルビー、サファイア、エメラルドといった特に希少価値の高いものをいい、半貴石とは、貴石以外の宝石のことを言うそうです。
パワーストーンは宝石の中でも、と説明しましたが、実際は宝石以外にもべっ甲や象牙、サンゴ、金、銀、とんぼ玉といったものまで、パワーストーンとして販売されていることもあるそうです。
昔から、多くの土地で美しく輝く石や象牙などには霊的な力があると信じられてきました。古代遺跡からは、美しい石やとんぼ玉などが数多く出土しており、パワーストーンというものは、太古の昔から信じられ、愛用されてきたものだと言えるでしょう。
パワーストーンの種類
パワーストーンには沢山の種類がありますが、そのうち代表的なものを5つほどご紹介します。
ガーネット
がーネットは赤い石の色から血液の浄化、デトックス効果があると言われています。
また、永遠に変わらぬ愛情が保障され遠距離恋愛や浮気防止に役立つそうです。
アメジスト
美しい紫色のアメジストは高貴な石とされ、古代は身分の高い人しか付けられなかったそうです。
乱れた心を安定させる力があるそうで、感情のコントロールや精神統一に効果があり、高い目標に向かって努力する人に向いている石だそうです。
ムーンストーン
付きの力が宿る石と言われており、中世ヨーロッパや古代インドでは、願かけに使われていたそうです。
月の力が離れた場所にいる人を結びつけると言われており、遠距離恋愛や別れてしまった恋人同士を結びつける効果があるそうです。
ターコイズ
澄んだブルーが特徴のターコイズはトルコ商人によって広められたことから「トルコ石」とも呼ばれています。
石の色は空を表し、ヒーリング効果が高くストレス解消、疲労回復、精神のバランスを取るといった効果があります。また、邪悪なものから身を守る力もあることから、お守りとして持ち歩く人もいるそうです。
ラビスラズリ
非常に強い霊的なパワーを持った石で、古代エジプトでは王族しか持ってはいけなかったそうです。強力なパワーで邪悪なものを打ち払い幸運をもたらすと言われています。
また、頭に関する効果が強く、知性、思考力、判断力などが向上するそうです。
パワーストーンの使い方
バリ島の人たちは、このパワーストーンを指輪やペンダントなどにして身に付けています。また、ひとつのパワーストーンだけでなく、希望する効果に沿っていくつものパワーストーンを組み合わせたブレスレットなどをしている人もいます。
最近では、聖なる鈴として人気のガムランボールにこのパワーストーンをつけ、運気アップやお守りとして持ち歩くことも人気です。
パワーストーンはどこで手に入れる?
デンパサールにある鳥市場(パサール・ブルン)の奥に、パワーストーンを扱う石市場があり、多くの石好きさん達が、めぼしいものはないかと集まってきます。もちろん、このような市場で探すのもいいのですが、ウブドやクタなどには、観光客向けのパワーストーンのお店があるので、そこで探すのもいいでしょう。
ちなみに、「パワーストーン」というのは和製英語で、日本でしか通じません。
バリ島では単に「バトゥ(石)」とだけいいます。