バリ島で遊ぶ(2)サイクリング

バリ島のアクティビティ紹介第二弾は、サイクリングです。
バリ島では「エコツアーと呼ばれるアクティビティが大人気です。エコツアーとは、川をゴムボートで下るラフティングや、森や田んぼを巡るトレッキングなど、自然の中で体を使って遊ぶアクティビティです。エコツアーは特に白人さんたちが大好きですね。

今回ご紹介するのは、エコツアーの中でも人気が高いサイクリングです。

このサイクリングツアーは、体を使った遊び、という面の他にも、バリ島の自然や文化を体で感じるというカルチャー的な楽しみもあります。
車やバスなどでバリ島を回るツアーはたくさんありますが、車ではバリ島の風を感じたり、匂いや生活の音など感じることはありませんね。また、観光ポイント以外の場所は素通りしたり、面白そうな物があっても見逃してしまうことが多いでしょう。

しかし、サイクリングツアーなら、バリ島の自然な風や匂い、音を体で感じ、そして田舎の家や畑など生活を細かく見ていくことができます。
もちろん、面白いものを見つけたり、美しい風景を感じたら、すぐにその場で止まってじっくり見たり写真撮影をすることも可能です。
このように、単なる遊び、アクティビティだけではなく、バリの自然、文化を肌で感じることもできるのがこのサイクリングツアーの醍醐味でもあるのです。

このサイクリングツアーですが、いろいろな催行会社がいろいろなコースを設定していますが大きく分けて「マウンテンサイクリング」と「ビレッジサイクリング」の２コースがあります。

◆マウンテンサイクリング

マウンテンサイクリング、あるいはキンタマーニサイクリングと呼ばれるサイクリングツアーは、最も親しみやすく人気があるツアーコースです。

スタートポイントは、バトゥール山やバトゥール湖を望むキンタマーニ高原（ペネロカン村）です。
早朝、送迎のバスで標高1,000ｍ近いキンタマーニ高原に移動し、そこからスタートとなります。
コースは全編ダウンヒル、下り坂になりますので、ほとんどペダルを漕ぐ必要はありません。スタートの時と、途中数か所あるちょっとした上り坂（と言っても、きつい坂はありません）で漕ぐだけで、あとは周囲の景色を楽しみながらダウンヒルを下って行くだけです。

基本的にアスファルト舗装をされた道路を下りますが、途中安全のためこのような山道に入ることもあります。

とはいっても、きつい悪路ではなく、危険性も少ない道です。

また、途中の農家や畑、田んぼ、家畜小屋、そしてバリヒンドゥーのお寺などで休憩がてらガイドさんからバリ島の自然や生活、宗教、文化のお話を聞くことができます。スタート直後はジャングルが広がる高原地帯、そして畑や家畜小屋の集落を抜けて、後半は青々とした稲が実る田園地帯と徐々に移り変わる風景を観るだけでも楽しいツアーなのです。

約2時間のダウンヒルコースを下ると、ゴールはウブドエリアになります。ここで、ランチを食べて、送迎車でホテルに送っていき終了となります。

コースの大半がダウンヒルであることから、体力のない女性やお子様でも楽しむことができ、バリ島の自然、文化、生活が感じられる大変人気のあるサイクリングツアーです。

◆ビレッジサイクリング
このビレッジサイクリングは、村や街、田園地帯を中心としたサイクリングツアーです。
なるべくアップダウンの少ない平坦なルートを選んでいますが、それでも上り下りがありますので、マウンテンサイクリングに比べ、体力にある若者向けと言われています。

こちらのコースも、アスファルトの舗装路だけでなく未舗装の山道や田舎道を通ることもあります。

また、コース途中の寺院や民家などに立ち寄り、見学することもあります。

このビレッジサイクリングの中でも最も人気があるのが「A True Balinese Experience社（アユンリバー社）」が行っているジャティルイサイクリング(Jati Luwih Cycling)」です。

2013年に世界文化遺産に登録されたジャティルイのライステラス群を自転車で走るこのコースは、雄大なライステラス群を見ることができるということで、大変多くのお客様が参加されています。
ただし、アップダウンがあるため、他のサイクリングツアーに比べ、ちょっと体力的に厳しいかもしれません。それでも、スポーツ好きな女性や小学校高学年のお子様も参加しておりますから、チャレンジしてみてもいいかと思います。

バリ島のサイクリングの詳細、ご予約は>>バリ島旅行.com・サイクリング