気を付けてください!バリ島のトラブル
日本は、お盆休み真っ最中でしょうか?
バリ島では、7月20日以降、日本人観光客の姿をよく見かけるようになりました。
沢山の方がバリ島を楽しんでいただき、大変喜ばしいのですが、中には不幸にも事件や事故に巻き込まれる事例もございます。
今回は、特に注意していただきたい、バリ島のトラブルをご紹介していきたいと思います。
入出国や税関、あるいは空港でのトラブル、病気などもございますが、今回は特に街中や観光中に発生したトラブルに絞ってご紹介していきたいと思います。
◆ひったくり
最近、よく聞くトラブルがこのひったくりです。デンパサールの日本領事館からも注意勧告が出ていました。
特に多いのは、夜間のクタやスミニャックなどの繁華街で、歩行者の後ろからバイクで付けてきた犯人が、追い越しざま、あるいはすれ違いざまにハンドバックやショルダーバックをひったくり逃走するトラブルです。
バックは、肩掛けにせずに、斜めがけにするとよい、と言われていますが、最近のひったくり犯は斜めがけにしていても、強引にひったくっていくそうです。そのため、被害者は転倒したり、引きずられたりして大けがをすることもあるそうです。
このようなひったくりに合わないためには、まずかばん類は、体の前方(お腹側)に持ってくるなど、ひったくりがやり難いように防御してください。そして、荷物を持っている人は、なるべく道路側は歩かないように気を付けてください。
そして、人気の少ない道、特に夜間はなるべく歩かないようにしましょう。
◆交通事故
旅行者あるいは、長期滞在者がバイクなどで事故にあったというケースが報告されています。
本来ならば、バ島内でバイクや車を運転するには免許証が必要ですが、「警察に捕まらなければ大丈夫」あるいは「捕まってもいくらか渡せば見逃してくれる」といった話をネットなどで聞いたり、レンタルバイク屋の話を聞いたりして、無免許で運転している旅行者や長期滞在者がいますが、絶対に無免許運転はやめていただきたいと思います。
また、バリ島は日本のように員らが整備されていないので、道路も穴があいていたり、工事用の砂や砂利が積まれていたり、また運転マナーも荒いので、バリ島の交通事情になれていない方が運転するのは大変危険です。特に、警察の取り締まりが厳しくないため、ノーヘルでバイクに乗ったり、飲酒運転をされる方がいますが、これも大変危険な行為です。
無免許運転で事故を起こした場合、海外保険なども降りないと聞きました。
バイクや車が運転できれば、好きな時に、好きな場所に行けて大変便利なのですが、極力そのようなことはしないようにしていただきたいと思います。
◆車上荒らし
駐車してある車のドアや窓をあけ、中の貴重品などを盗む車上荒らしのトラブルも報告されています。
昔は、車のタイヤをパンクさせ、パンク修理をしている間に車上荒らしをするというケースがありましたが、最近は駐車場などに止まっている車を狙った荒っぽい手口が増えているそうです。
また、最近はi-padなどのタブレットを持っている方が増え、そのような電子機器が狙われるケースが多いそうです。
対策としては、貴重品などは車内に置いておかないで、必ず持って行くということと、常にだれかが車内に残るということです。
カーチャーターや観光ツアーの場合は、ドライバーとガイドがおり、必ずどちらかが車に残って留守番をしていますので安心ですが、ドライバーもガイドも車に残らないようなケースでは、十分気をつけるようにしてください。
◆置き引き、すり
こちらも、昔からよく報告されているトラブルです。
特に、日本人などの観光客は、お金や高価なカメラ、携帯電話、タブレットを持っていることから、標的にされやすいそうです。
観光地やデパート、市場など人が多い場所では、むやみに財布を出さない、携帯など高価なものを出さない、またしっかりと管理するなど自己防衛に気を付けてください。
◆詐欺話
最近は聞くことが少なくなってきましたが、相変わらず詐欺などの話は耳にします。
特に多いのが、街中で話しかけられ、高価な銀アクセサリーなどを買わされたといった話です。海外に出るとどうしても、浮足立ってしまいがちですが、知らない人にはついていかない、甘い話には裏があるという昔からの格言を思い出して、十分注意をしてください。
今回は、特に街中で遭遇するトラブル5点を挙げてみましたが、他にも多くのトラブル事例があります。地球の歩き方などのガイドブックには、必ずトラブル事例や注意点などが書かれていますので、バリ島に出発する前に一通り読んで知識として頭に入れておくといいでしょう。
また、他にもテロや暴動といった政治的なトラブル、鳥インフルエンザや狂犬病といった伝染病、地震や火山活動といった自然災害など国家的なトラブルがありますが、このような大きなトラブルは個人的な情報収集だけでは予測、対策はできません。
こちらに、外務省の海外安全情報がありますので、お出かけ前にはこのような情報も入手して備えておくことがいいでしょう。