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バリ島ウブド便り

神々の棲む島・バリ島ウブドに在住のベベッがバリ島生活の中で体験した事や感じた事をまとめたブログです

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お土産の定番・ナチュラルソープって?

バリ島のい土産の定番にはいろいろありますが、その中でも特に日本人観光客に人気の高いものが「ナチュラルソープ」です。
ナチュラルソープとは、石鹸なんです。
「え〜、石鹸なんて日本でも売っているよね〜」
なんて、思われている方も多いと思いますます。
でも、バリ島の石鹸はちょ〜っと違った、特別な石鹸なんです。
今回は、バリ島お土産の定番「ナチュラルソープ」について、いろいろ説明したいと思います。


◆石鹸の作り方〜
バリ島でお土産として人気がある石鹸は「ナチュラル・ソープ」と言われる自然派石鹸なんです。
では、ナチュラルソープと普通に売られている石鹸とは、何が違うのでしょうか?
その違いを説明する前に、石鹸の作り方を簡単に説明しますね。


石鹸って、何から作るか知っていますか?
そう、油とアルカリから作られるのです。
「油」と「アルカリ」・・・?
ピンときませんね。
具体的に言うと、動物や植物から採れる油脂と苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を混合します。すると、化学反応により「石鹸」ができます。これを専門的な言葉で言うと「鹸化」といいます。


え〜、それだけ・・・簡単だね〜
そうなんです。石鹸を作る技術と言うのはすごく簡単で、5000年近い昔から作られていたという説もあるんですよ。


でも、原料に苛性ソーダを使うんでしょ?苛性ソーダって危なくないの?
はい、苛性ソーダは日本では劇物に指定されている薬品で取り扱いには注意が必要ですが、油と化学反応し石鹸となれば全く危険性はない安全なものになります。
ただし、もし化学反応が十分行われず、あるいは配分量を間違って苛性ソーダが残ってしまったら・・・危険ですよね。
そこで、登場するのが「釜炊き法」と呼ばれる作り方です。


◆釜炊き法ってな〜に?
「釜炊き法」とは、原料となる油と苛性ソーダを混合し、加熱します。この加熱を昔は大きなお釜でやっていたので「釜炊き法」って呼ばれるんです。
加熱することにより、化学反応をしっかりと行い、さらに最後に塩を使った塩析によって余分な苛性ソーダや化学反応によって発生したグリセリンなど不純物を取り除きます。これが「釜炊き法」による石鹸です。


しかし、この「釜炊き法」は、時間もかかるし手間もかかります。
そこで、現在よくつかわれているのが「中和法」という方法です。


◆中和法???
中和法とは、苛性ソーダと混ぜる前の油を特殊処理をして脂肪酸だけ取り出します。この脂肪酸にアルカリ成分を高温・高圧の条件下で混ぜると、瞬時に反応して石鹸ができます。
これなら、時間も手間もかからず、大量生産ができます。こうしてできた石鹸は「石鹸素地」とよばれ、これに香料やいろいろなものを入れ固形に固めると、一般に使われる石鹸となります。


しかし、中和法でできた石鹸には鹸化反応の際にできるグリセリンが全く含まれていません。
グリセリンって、聞いたことありますか?アルコールの一種です。
このグリセリン、保湿能力がすごく高いのです。つまり、空気中の水分をグッと引き寄せて閉じ込めてしまう力があるのです。
中和法で作られた石鹸には、油や汚れを落とす力はあるのですが、保湿する力はありません。だから、石鹸で顔を洗うと、肌が突っ張るような感覚があるのです。
それに対し、釜炊き法で作られた石鹸には、グリセリンが残っていて、洗いあがりがしっとりとした感覚となるのです。
つまり、一般的に売られている中和法の石鹸より手間がかかる釜炊き法の石鹸の方が、しっとりとしてお肌にやさしい石鹸なんです。


なるほど〜、釜炊き法だから、バリ島の石鹸は人気があるんだね〜


いえいえ、実はバリ島で人気のあるナチュラルソープは釜炊き法よりも〜っと手間のかかるコールド製法で作られているんです!


◆コールド製法?
コールド製法とは、石鹸が発見された古代から続く、製法で、油とアルカリ(苛性ソーダ)を混ぜるだけの製法です。


この方法は、釜炊き法や中和法のように火にかけて加熱したり、塩で不純物を取り除いたり、薬品を使って処理をするようなことはありません。
じっくり、じっくり時間をかけて、油とアルカリが完全に反応しきって、すべてが石鹸成分になるまで熟成をさせるのです。
この熟成期間は短くても一か月、中には半年、1年と驚くような時間をかけて、自然の力で作り上げていう石鹸がこのコールド製法なのです。
だから、コールド製法の石鹸を「ナチュラル石鹸」「ナチュラルソープ」と言うのです。


なぜ、わざわざこんな手間をかけた石鹸を作るのでしょうか?
コールド製法はとにかく、時間がかかります。しかし、この製法でできた石鹸には、石鹸以外にもグリセリンやいろいろな成分が入っています。
それも、人が意図的に加えたものではなく、主原料となる油に入っていた、自然からの恵みがたっぷりと詰まっているのです。
特に、重要なのが化学反応によってできるグリセリン。
保湿効果の高いグリセリンがコールド製法の石鹸にはた〜っぷり入っているので、洗ったあとのお肌は水分がたっぷりで、もっちもち、ぷるぷる肌になるのです。
特に肌のキメが細かく、柔らかいお肌の日本人にはこのグリセリンたっぷりのコールド製法の石鹸がピッタリ来るんです。


◆バリ島のナチュラルソープが人気の秘密
バリ島のナチュラルソープがお土産として日本人に人気のわけ、わかってもらえましたか?
グリセリンたっぷりのコールド製法の石鹸だから・・・・
それだけじゃないんですよ


まず、石鹸の主原料である油。
バリ島の至る所にあるココナッツから取れるココナッツオイルが石鹸に使われています。
一年中照りつける南国の太陽ですくすく育った健康なヤシの実からとれる高品質なココナッツオイルをたっぷり使った石鹸だから、こんなに人気があるのです。


そして、たっぷりのお花から採れるエッセンシャルも忘れてはいけません。
一年中咲き乱れる色とりどりのお花。そのお花のエッセンスを加えた石鹸は、単に汚れを落とすだけではなく、まるで香水をつけたようなさわやかな香りをお肌に残します。
バリ島の石鹸を使うたびに、香るお花の匂いは、いつまでも南国の気分を盛り立ててくれます。これも、バリ島の石鹸の魅力の一つでしょう。


◆人気のソープ、どこで買えるの?
こだわりのナチュラルソープは手間暇がかかるのと、少量生産のため、バリ島中に出回ってはおりません。
特に、日本人観光客に人気のある商品は、ほとんどがウブドに行かないと入手できないのです。
バリ島内に数あるナチュラルソープの中でも、特に、人気の高い品物について、ご紹介します。


★インティバリ
サヌールのバイパス沿いにお店を構えるインティバリは、日本人経営のナチュラルソープやエッセンシャルオイルのお店。
お肌のトラブルで困っていたお子様のために、試行錯誤の上作り出したナチュラルソープはアトピーの方にも人気とのこと。
サヌールのお店のほか、ネット通販も行っているそうです。


★ブラットワンギ
マサコさん石鹸の名前でおなじみのブラットワンギはバリ島ナチュラル石鹸のパイオニア。
そのしっとりした洗い上がり感は、たくさんのファンを持ちます。
工房は、ウブド郊外の田んぼの真ん中。大通りで車を降りて田んぼのあぜ道を数分歩いたところにあります。
工房のほか、ウブドのデルタデワタ・スーパーマーケットやクタのパパイヤマーケットでも入手できます。


★KOU
ウブドのデヴィシタ通りにあるKOU(コウ)の石鹸は、そのフルーティーな香りが魅力的です。
お店では通常サイズのほか、かわいいキャンディタイプやお得な切り落としも売られていて、いつも観光客でいっぱいです


★アラムゼンポール
バリ島東部チャンディダサにあるアラムゼンポールはナチュラルバス&アロマグッズのお店。もちろん、オリジナルのナチュラルソープも人気です。
バリ島東部に行かれた際はチャンディダサの工房を訪ねていただきたいのですが、そこまでの時間がない方は、アヤナリゾートやスミニャックのスタジオ5でも扱っているそうです。そして、ウブド・プンゴセカンにある複合施設・ガーデンには、アラムゼンポールの支店がありますよ。


★アイランドミスティック
こちらもバリ島東部チャンディダサに工房があるアイランドミスティックは古くからナチュラルソープのブランドとして有名。
海沿いにある工房は、同時にチョコレート工場もあって、オーナーの名前にひっかけて「チャーリーの(!)チョコレート工場」って呼ばれています。
チャンディダサに行けなくても、なぜかウブドのデルタデワタスーパーにも置いてあるのです。


★センセイシャ
最近めっきり入手が難しくなったセンセイシャ。特に、白人の客様から絶大な支持を得ているナチュラルソープです。
チャンディダサにある工房に行けば、確実に入手できるのですが、それ以外はあまりバリ島内に出回っていなようです。ネット通販も行っているようです。


ここにあげた有名店の他にも、バリ島にはこだわりのナチュラルソープがいっぱいあります。
「え?お土産って・・・石鹸??」
なんていうお友達に
「バリの石鹸は、そこらへんの石鹸とは全然違うんだよ〜」
なんて、自慢しちゃってくださいね〜。