バリ島ウブド便り

神々の棲む島・バリ島ウブドに在住のベベッがバリ島生活の中で体験した事や感じた事をまとめたブログです

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イドゥル・フィットリとAPEC首脳会議

バリ好きさんなら「イドゥル・フィットリ(Idul Fitri)という言葉を聞かれたことがあるかと思います。
日本語に訳すと「断食明け大祭」
先日こちらのブログで「ラマダーン」について書かせていただきました。ラマダーンの月はイスラム教徒は断食を行います。そして、ラマダーンの次は「レバラン」という月になるんですがイドゥル・フィットリとはラマダンが明けてレバランに入ったことをお祝いするお祭りです。
今年(2013年)のイドゥル・フィットリは8月8日と9日です。


このイドゥル・フィットリは日本でいうと「お盆」のようなお祭りで、人々は田舎に帰り、家族や親せき、友人たちと無事にラマダーンが明けたこと、ちゃんと断食をしたことを喜び、称えあうのです。
そのため、故郷に帰る帰省ラッシュがありインドネシア各地で渋滞が発生するところも、日本のお盆と同じですね。
また、国が定めたイドゥル・フィットリのお休みは8月8・9日の2日間なのですが、これも日本のお盆休みと同じように、ジャカルタなどイスラム圏の会社や工場、官公庁は前後を含めて一週間から10日間のお休みを取ります。このお休みを「レバラン休暇」ともいいます。


さて、バリ島はご承知の通り、住民の多くがヒンドゥー教ですので、直接レバラン休暇とは、関係がありません。しかし、以下のような事が発生します。


1)帰省ラッシュが起こります
バリ島にもジャワ島などから出稼ぎに来ている人たちが田舎に帰ろうと、帰省ラッシュが発生します。ただ、渋滞が起こるのは、デンパサールからバリ島西部のギリマヌという港町まで。あまり観光客が行かないエリアですから、心配はありませんが、ヌガラやムンジャンガン、西部国立公園などは、このエリアになりますから、こちらに行かれる方は渋滞覚悟でお願いします。
また、ジャワなどから働きに来ている人が里帰りするから、ホテルやレストランが閉まるのでは?という心配をされる方がいますが、その分地元の従業員が頑張って働いていますから、ホテルやレストランが閉まるようなことはありません。


2)国内観光客が増えます
このレバラン休暇は、日本のお盆と同じようなもので、故郷に帰省する人もいれば、帰省はせずに国内旅行をする人もいます。その国内旅行ですが、インドネシアの国内旅行での一番人気はバリ島なんです。
つまり、バリ島にインドネシアの国内旅行者がどっと増えるのです。特に最近のインドネシア好景気を背景に、バリ島に旅行に来るインドネシア人がすごく増えています。また、これまで国内旅行者はあまり立ち寄らなかった、外国人旅行者向けのアクティビティ、スパ、レストラン、ホテルも好景気の為、利用するようになりました。
つまり、レバラン休暇中はバリ島内の多くの観光ポイントや道路が渋滞する恐れがあります。


3)官公庁がお休みになります
今年の官公庁のレバラン休暇は8月3日(土)から8月11日(日)までの9日間です。この間、官公庁はお休みになります。
警察や病院、入国時のイミグレーションなどは、ちゃんと動いていますから観光客の方は直接影響はありませんが

  • 入国ビザ(VOA)などのビザの延長を計画している人は、8月2日までに申請しなくてはいけません。
  • この期間中、万一パスポートを紛失してしまったら、パスポートの再発行ができなくなりますので、絶対に紛失しないよう注意してください

と言ったことがありますので、お気を付け下さい。


4)両替レートが若干悪くなります
レバラン休暇中は、ジャカルタの金融機関もお休みの所があるようです。そのため、インドネシア為替市場もクローズしていて、両替商も正確な為替状況がわからないらしく、通常より両替レートが悪くなっているようです。といっても、数%程度ですから、旅行者の皆さんはそれほど気にすることはないかと思います。


このイドゥル・フィットリとレバラン休暇ですが、旅行者にとって行政上、治安上の不安はありませんがバリ島内のホテル、レストラン、観光スポットは国内旅行者の増加により混雑が予想されます。
できれば、この時期を避けた旅行計画を考えられた方が良いかと思います。
今年の官公庁のレバラン休暇は8月3〜11日です。工場や一般企業ではさらに長期のお休みを取るところもあるので、8月1日から17日ごろまでは、避けたほうが安全でしょう。


さて、このレバラン休暇を過ぎれば、国内旅行者も減りバリ島旅行も充分楽しめるね〜


例年では、そうなるんですが、今年はそのあとにもう一つ大きな行事が控えています。


それが「APEC首脳会議」なのです。
APECとは、「アジア太平洋経済協力」の略で、日本、アメリカをはじめ環太平洋の多くの国々が加盟しており、その首脳会議が10月にバリ島で行われます。
首脳会議ですから各国の超VIPがそろうんです。つまり、セキュリティーがめちゃくちゃ厳しくなると思います。


さっそく、日本領事館よりデンパサール空港の閉鎖のお知らせが来ました。

  • 10月5日 10:00-16:00
  • 10月6日 10:00-20:00
  • 10月7日 未定
  • 10月8日 10:00-20:00
  • 10月9日 10:00-16:00

この時間は、デンパサール空港は閉鎖となります。
これを受けて、ガルーダインドネシア航空もこの時期の日本〜バリ島便欠航を発表しています。

  • GA881便(成田-デンパサール) 10/5-10/9欠航
  • GA880便(デンパサール-成田) 10/5-10/9欠航
  • GA887便(羽田-デンパサール) 10/6-10/10欠航
  • GA886便(デンパサール-羽田) 10/5-10/9欠航
  • GA883便(関空-デンパサール) 10/5-10/9欠航
  • GA882便(デンパサール-関空) 10/5-10/9欠航

まだ、他の航空会社からは、欠航や変更のお知らせは出ていませんが、ガルーダ航空に準じた形になると思います。


APEC会議開催時の具体的な交通規制や立ち入り規制は、発表されていません。(あらかじめ発表しておいたら、テロリストの恰好な標的になりますからね)
また、発表されても、細かいスケジュールは教えてもらえないでしょう。


今回の首脳会議は南部ヌサドゥアエリアで行われます。ヌサドゥアエリアは会議期間中立ち入りが規制されると思います。また、クタ、スミニャック、サヌールも影響が出るはずです。


以前、アメリカのオバマ大統領がバリ島に来たときは、飛行機が到着する前後1時間は空港が閉鎖になりました。
また、空港からホテルや、会議会場からホテルや他の場所に移動するときは、空港周辺だけではなく、ヌサドゥアからサヌールまでバイパスとその周辺道路はすべて閉鎖されました。
そのため、南部エリアは各地で渋滞が発生し、全く動けなかったそうです。
今回のAPEC首脳会議は、さらに大規模な交通規制がかかるはずですので、この期間中は南部エリアは動けなくなると思った方がいいかもしれません。


今年の夏から秋にかけてバリ島旅行を計画している皆様。
レバラン休暇とAPEC首脳会議、この2つの期間をなるべく避けるような計画を立ててくださいね。