バリ島ウブド便り

神々の棲む島・バリ島ウブドに在住のベベッがバリ島生活の中で体験した事や感じた事をまとめたブログです

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ポトンギギの儀式に行ってきました

先週12日は、バリヒンドゥー教のお正月「ニュピ(Nyepi)」でした。
ニュピ明けの時期は、大変良い日らしく、色々なところで結婚式などの儀式が行われています。
今回、私の友人の家で「ポトンギギ」の儀式があるから、おいでよと招待され、行ってきました。


ポトンギギの儀式とは、人間が生まれてから死んでいく間に行ういくつかの通過儀礼のひとつで、やすりで歯のとがった部分を削り平らにすることによって、人間的な歯並びにして野獣性を無くすのが目的と言われており、成人式のような意味合いも持つそうです。
成人式と言っても、20歳になったら行うというように、いつ行うかというのは厳格には決められていませんが、結婚式までに行うのが良いとされています。また、儀式には多くのお供え物などが必要で、お金がかかるため結婚式と一緒に行ったり、また親戚と一緒に多人数で行う事が多いのです。場所によっては、村全体での合同ポトンギギもあるそうです。


今回お邪魔したウブド・パダンテガルの友人宅は、長男の方が結婚するので、その方と、妹、それにいとこの兄弟、合計4名で儀式をすることになったそうです。ちなみに、ポトンギギの儀式は偶数名で行うそうで、3名とか5名と言った奇数名では行ってはいけないそうです。
私は、過去何回かポトンギギの儀式に招待されたことはありますが、実際に歯を削るのは、朝早い時間に行われるのでこれまで見たことがありませんでした。今回は、近くでじっくり見てもいいよと言われていましたので、すごく期待していってまいりました。



こちらが、今回儀式をされる4名です。男性の服は白のシャツでそれほど豪華ではありませんが、女性の衣装が冠もありすごく豪華ですね。
儀式は、家の中央にある儀式用のバレ(東屋)で行われました。バレには、たくさんのお供え物が置かれています。



最初はお坊さんによるお浄めとお祈りです。



次に、儀式用のノミで、前歯をコンコン



そして、これまた儀式用のやすりで、前歯をちょっとカリカリ



最後に、またお坊さんと祈りをして、終了〜
なぁ〜〜〜んだ、ポトンギギといっても、儀式だから、削るふりをするだけなんですね・・・・


と、おもったら〜〜〜〜


これからが本番でした!



お祈りをしてくれたお坊さんに代わり、ポトンギギ専門のお坊さんにより、歯を削ります。
このポトンギギの儀式ですが、ある状態から、新しい状態に移行する境界的な状態の為、悪霊などがとりついてしまう大変危険な状態だそうです。そのため、削歯は一人では行わず、必ず2人づつ行い、また周りには両親や祖父母など親族が取り囲み、悪いものが近づかないようにするそうです。



専用のやすりを使って、ゴリゴリと削っていきます



あたりには、歯が削れる、カシュカシュという音が響きます・・・



途中、鏡を見て削れ具合をチェックします。



細かいやすりで、仕上げをします。



最後に、シリーの葉を噛んで、終了です。



お疲れ様でした



と、思ったら、最後に足の爪を切る儀式がありました。
こちらは、本当に切るのではなく、儀式用の爪切りで切るふりだけでした。


儀式が終わった友人に、痛かったか聞いたら
「痛くないよ〜、気持ちよかった〜」
と言ってました。