バリ島ウブド便り

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パサール(市場)に行こう!

バリ島の人気観光スポットの一つに、パサール見学があります。
パサールとは、市場のこと。
「その土地の文化や風習を知るには市場を見るのが一番」と言われるように、市場見学は本当に面白いんですよ。


バリ島にももちろん、市場が沢山あります。
今回は、バリ島の市場・パサールについてお話ししましょう。


バリ島のパサールは大きく分けて3つあります。
一つ目はパサール・パギ(Pasar pagi)。訳すと「朝市」。生鮮食品や日用品などその土地に住んでいる方が日常生活に必要なものを購入する朝に開かれる市場です


二つ目がパサール・スニ(Pasar seni)。「アートマーケット」とも言われる、絵画や工芸品などが売買される、観光客向けの市場です。


三つ目がパサール・マラーム(Pasar malam)。「センゴール」や「ナイトマーケット」と呼ばれる、夜市で、食べ物の屋台や衣類、日用品などが売られています。


まず、パサール・パギから説明します。
このパサールは、野菜、肉、フルーツなどの生鮮食品や、お花屋お線香と言った宗教行事に必要なもの、石鹸や洗剤など日用品、そしてお惣菜・お弁当などが売られている、地元の方が毎日生活に必要なものを買いに来る市場です。
この市場はバリ島中の村々にあり、スーパーマーケットやコンビニが発達した今でも、この市場を利用しています。市場で売られている野菜やお肉などは、その日の朝にとれたものばかり。新鮮で値段も安いので、みなさん市場を利用されているのですね。



たいていのパサールにはお店というものはなく、地面に直接商品を並べたり、簡単なテーブルを並べてお店にしています。



こちらは、チャナンというお供え物をうるおばちゃん。本来は各家庭で作られるチャナンも最近は市場で売られています。



ナシブンクス(お弁当)をうるおばちゃん。市場でお弁当を買って朝食にする方も結構いるそうです。



サテ(焼き鳥)も売られています。



こちらは、パンケーキを売るお店。お菓子も市場でたくさん売られています。


パサールパギは、地元住民の方のための市場ですが、観光客が見学に行ってもOK!
さすがに、野菜や肉は買う事はないですが、新鮮なフルーツやお菓子などを買って、ホテルで食べてもいいですね。
ただし、パサールパギが開いているのは、朝5時から9時ごろまで。一番賑やかなのは7時前後ですから、見学に行くにはちょっと早起きが必要です。でも、ホテルの近くにパサールがあったら、早起きして散歩がてら行ってみましょう。



次にご紹介するのは、パサール・スニ。アートマーケットともいわれる、絵画や民芸品を売る市場です。
主にお土産品を売る市場で、対象は観光客。そのため、このパサールは、どの村にあるわけではなく、クタやウブドなど観光客が多く集まるエリアにあります。
有名なのは、クタビーチのアートマーケット、サヌールビーチのアートマーケット、ウブド市場、スカワティ市場ですね。



このアートマーケットで売られているのは、アタバックやTシャツ、絵画、竹細工、木彫りなど民芸品やお土産物。



そして、狭いお店に、これでもかっ!ってくらい商品が並んでいます。あ〜アジアの市場ですね〜
商品の中には「これって、いつからここに並んでいるの?」ってものもあります。



並んでいる商品はピンからキリまで。
いかにもお土産品といった、安物から、「お宝!」と言える超貴重な品まで。
まさしく玉石混合なんです。そして、品質保証も何にもないので、頼れるのは、あなたの眼力だけ。
思わぬお買い得品をゲットできることもあれば、二束三文のガラクタを買ってきちゃうこともあります。



そして、ここで売られている物には定価はありません。値段はすべて交渉で決まります。
お店の人の言い値で買っては、絶対にいけません。かならず、値切りましょう。もちろん、お店の人も値切られるのを承知して、最初の言い値は結構高く言ってきてますよ。


あなたの交渉力、眼力で思わぬお宝ものを超お得価格でゲットできることもあれば、ガラクタにとんでもないお金を支払ってしまう事もあります。がんばって、良い品物をゲットしてくださいね。


通常、パサールパギとパサール・スニは別の場所で行われているんですが、ウブドだけはこの二つのパサールが同じ場所で開催されます。朝5時から10時まではパサールパギ。地元住民のための市場ですが、朝10時になると野菜などを売っていたおばちゃんたちは店じまいをし、パサール・スニとなります。
ウブド市場に行かれる時は、時間に注意してくださいね。



さて、最後に紹介するのはパサール・マラーム。
センゴールとかナイトマーケットとも言われる、夕方から夜に開かれる夜市です。
ここで売られているのは、衣類や生活雑貨、そして食べ物屋台。



雰囲気は、もうお祭りの屋台です。



食べ物の屋台が一番多いですが、衣類やCD、薬、お菓子などを扱う屋台もたくさん出ています。


このパサール・マラームですが、朝パサールパギが開かれていた場所で行われる事が多いです。
食べ物屋台が多いので、夕食を取りながら、服やお菓子などを買いに来る地元民が多いのですが、もちろん観光客のご利用もOKです。
ただし、食べ物は屋台になるので、衛生的に不安な方は、食べ物はやめておいた方がいいかもしれませんね。でも、お祭りの屋台みたいな雰囲気ですので、機会があればぜひ一度足を運んでください。
ちなみに、ウブドには条例によりパサール・マラームはありません・・・残念


スーパーマーケットやデパート、コンビニ、ショッピングモールなどお買いものする場所が沢山増えて来たバリ島ですが、まだまだパサールは元気です。
お土産を探したり、地元の生活を見たりと、いろいろな楽しみがあるパサール、バリ島に来たらぜひ一度は足を運んでみてください。