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バリ島ウブド便り

神々の棲む島・バリ島ウブドに在住のベベッがバリ島生活の中で体験した事や感じた事をまとめたブログです

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大地の響きジェゴグ(Jegog)

バリ島観光豆知識

2か月くらい前の話なんですが、私の友人がバリ島西部のジュンブラナ県に遊びに行ってきました。なんで、またジュンブラナかというと、県の創立記念式典があり、そこでジェゴグの大きなコンテストがあるという事で、音楽大好きな友人が出かけて来たという事です。


当日は、ジュンブラナ県各地からジェゴグのグループが75チーム集まって、その技術などを競い合ったそうです。


「ジェゴグってな〜に?」
そんな疑問をお持ちの方に、ジェゴグについて説明しましょう。ジェゴグとは、竹製の楽器を使った、ガムラン(バリ島の音楽)。ガムランというと、通常は青銅製や鉄製の鉄琴などを使った音楽なんですが、ジェゴグは竹製の竹琴だけを使った音楽で、バリ島でもジュンブラナ県でしか聞くことが出来ないものです。
また、通常のガムランは5音階なのに対して、ガムラン・ジェゴグは4音階で奏でられるのも大きな特徴です。


通常、ジェゴグと言われていますが、正式な名前は「ガムラン・ジェゴグ」。いろいろなサイズの竹琴14台を15人の奏者が操って、音楽を奏でます。
竹琴はサイズによって、いろいろな名前がついていますが、一番大きな竹琴を「ジェゴグ」といいます。


この最大級の竹琴ジェゴグは、太さ20cm以上の竹を使い、1台のジェゴグに2名の奏者が、楽器(ジェゴグ)の上に載って、重さ2Kgもあるバチを使って演奏します。


ここで、ジェゴグに関する「うんちく」をひとつ。


本来、ジェゴグは太い竹を直接たたく楽器でしたが、最近は太い竹筒に1/4くらいに割った竹を付け、その竹をたたくティンクリックタイプのジェゴグが主流になってきました。


なぜ、ティンクリックタイプが主流になってきたのか、ジェゴグに詳しい方に聞いたら、竹を直接たたくタイプはチューニングが難しく、楽器自体の寿命も短いので、チューニングが簡単で、寿命も長いティンクリックタイプが主流となってきたそうです。
でも、昔ながらの直接竹筒をたたく方が、重低音のパワーや音色もよく、本来のジェゴグの素晴らしさが伝わるんですけどね・・・と教えてもらいました。



さて、ジェゴグと言えば、忘れてはならない方が、こちら

スアール・アグン楽団の団長・スウェントラ氏!
古くからヌガラを中心としたジュンブラナ県で行われていたガムランジェゴグですが、オランダ統治時代にはその太い竹筒が武器になるという理由で演奏が禁止され、一時期ガムラン・ジェゴグが完全にすたれてしまいました。
そのガムラン・ジェゴグを復活させ、今のように広めたのが、スウェントラ氏。
また彼の楽団スアール・アグンはバリ島を代表する楽団として日本をはじめ多くの国で公演を行っています。
今回の県の創立記念行事でもスウェントラ氏は長年の功績が認められ、文化功労章を授与されていました。



友人からジェゴグの話を聞いたら、私もジェゴグ聞いてみたい〜、と思いましたが、なかなかジェゴグの本場ジュンブラナ県までいけません。
毎週木曜日に、ヌガラでジェゴグを観賞するツアーもあるんですが、観客が10名以上集まらないと開催されないので、最近はなかなか開催されないという話・・・
以前は、クタのバリプラザで週3回スアールアグン楽団の公演があったんですが、バリプラザも閉店してしまいました・・・


あ〜、ジェゴグ聞けないのかな〜って思ったら、うれしいニュースが!
バリプラザにあったレストラン・クマンギが、プラザ閉店後サヌールのバイパス沿いに移転し、そこでスアールアグンの公演を行っているとのこと!
さっそく、レストラン・クマンギに行ってきました〜
しかもうれしいことに、ビュッフェタイプのディナー付。


ジェゴグの演奏も、ヌガラで行っているのと同じスタイルで、最初は、演奏を聴いているだけでしたが、後半は観客も巻き込み、会場一体となる公演です。


そして、スアールアグンのガムランジェゴグの最大の特徴「ムバルン」も健在です。
ムバルンとは、2チームに分かれたガムランチームが音楽で戦う、まさしく音の格闘技!
最初は、お互い攻撃的に始るムバルンですが、徐々にお互いの調和がとれ、最後は2チームで奏でるハーモニーとなり、もう大感動なんですよ〜


さらに、ダンスも披露してくれます。


ちょっとコミカルな農作業のダンスもありました。


本当に、だい・ダイ・大満足なガムランジェゴグ公演でした。



さて、ガムランジェゴグですが、ジュンブラナ県以外にも徐々に広がってきており、伝統と芸術の村ウブドでも、何チームかが、ジェゴグの公演を行っています。


そのうちの1つがこちらのジュンジュンガン村のスアラ・サクティ楽団。毎週金曜日と日曜日に公演があります。


こちらの楽団は、本場ヌガラから先生を招き、練習を重ね披露しています。ただ、音の格闘技「ムバルン」はやっていません。


踊りも、農耕や生活を題材にしたスアラアグンの踊りとは違い、ペンデットなどレゴンダンスも披露するそうです。


そして、こちらがスアラ・サクティのオリジナル、縦型ジェゴグ

このジェゴグは本場ジュンブラナ県にもないそうです。



日本人観光客にも大人気のジェゴグ公演。
なかなか、本場ヌガラの公演には行けませんが、南部エリアのレストラン・クマンギやウブドエリアでおたのしみくださいね。