久々のタナロット寺院とクレポン
先日、久しぶりにタナロット寺院に行ってきました〜。
タナロットに行くんなら、やっぱり夕暮れ時・・・なんですが、帰り道が混んでしまうので、真昼間に行きました。
入場料は大人一人Rp30,000・・・高くなりましたねェ〜
まぁ、しょうがないですが・・・
駐車場に車を置いて、こちらの入り口から入ると、そこはアートマーケット、という名のお土産屋さん群。
立ち並ぶお土産物屋さんを抜けていきます。
途中、ジェラートや名物ココナッツジュースをうるスタンドが並んでいます。
山門をくぐって、海に出ました〜 いい天気〜
海の様子はどうでしょうか〜
ばっちり、引き潮でした。
満潮では、寺院の近くまでいけませんね〜
寺院には、観光客は入れませんが、寺院のある岩島には、聖水が湧いているところがあり、観光客でもここでマンクー(お坊さん)のお祈りを受けることが出来ます。
耳にフランジパニのお花を挿してもらい、聖水をかけて、最後にお米(ビジョウ)を額につけてもらいます。お帰りの際はお布施(ドネーション)をお願いします。
ここが、聖水が湧いている泉です。
この聖水が湧く泉ですが、こんな面白い話があるんです。
昔、他の島に住む法術師がバリ島に来て、法術の力比べをしたいと申し出ました。バリ島のマンクー達は、その法術師の力を恐れて、なかなか相手をしたがりませんでしたが、タナロットの近くに住むマンクーが相手になったそうです。
バリ島のマンクーは、タナロット寺院の立つ岩島の一部を杖で突くと、そこから冷たい水が湧き出てきました。それを見た法術師は自分の負けを悟り、バリ島から逃げて行ったそうです。
その時、湧き出た泉が、この泉です。
こんなお話、なん百年も前の話・・・?
なんて思ったんですが、なんと30年くらい前の話だそうです。驚きですね。
力比べの話の真偽は別として、海の中の岩場から海水じゃなくて真水が湧き出しているっていうのも、不思議な話ですね。
こんな話を思い出しながら、タナロット寺院を望む崖の上のカフェでジュースを飲んでいると、地元の方が寺院の参拝に来ました。なんでも、数日後この寺院のオダラン(お祭り)があるので、そのための準備だそうです。
地元の方も、寺院に入る前に泉の聖水でお浄めをしてから寺院に入っていきましたよ。
さて、せっかくタナロット寺院に来たなら、名物のクレポンを食べていきましょう。
クレポンとは、パンダン・ハルムという植物で緑色に着色したお餅にココナッツフレークを掛けた素朴なお菓子で、一口噛むとお餅の中から甘い椰子砂糖のシロップが出てきて、なんとも甘く懐かしい味がします。
このクレポンは寺院の参道の屋台で売られています。
さっそく、屋台がありましたので、一人前買ってみました。
一人前Rp10,000・・・
あれ?ちょっと高いような???
まぁ、諸物価値上がりの折、しょうがないかな?なんて思いながら、お店の横でパクパク食べていると、ジャワ島からの観光客らしきファミリーが買いに来ました。
「イブ〜、一人前ちょうだい〜」
「あいよ〜、Rp5,000」
「!!」
「ちょっと、イブ!どういう事!私の時はRp10,000だったじゃない!」
「だって、あんたは写真も撮っていったし・・・
え〜い!わかったよ!〜。ほれ、おまけだ〜」
といって、イブは私のクレポンの入れ物に、さらに5〜6個クレポンを追加してくれました。
本当に、油断も隙もあったもんじゃない。
でも、このイブの笑顔に免じて許しましょ
タナロット寺院の詳細は
>>バリ島旅行.com観光案内 タナロット寺院