今日はサラスワティのお祭りです
今日はサラスワティというバリヒンドゥー教のお祭りの日です。
サラスワティとは、学問、芸術の神様で日本で言うと弁天様にあたります。
この日は、本や書物は神様に捧げられ、人間は本を読んだり書物をしてはいけない、ということになっています。
サラスワティの日は、バリ州の祝日になっています。ちなみに、昨日はキリスト教のイースター(復活祭)のため、インドネシア全体の祝日となり、バリ島は金・土・日の3連休となっています。
とはいえ、子供たちは今日の朝から学校に行っています。学問の神様のお祭りですから、学校でお祈りを捧げるのです。朝から民族衣装を着た小学生達が、元気に学校に向かって行きました。でも、今日は授業はなく、お祈りだけで下校します。
さてさて、今日はサラスワティで、書くことができないし、パソコンも使えない(パソコンも本と一緒で神様に捧げるそうです)から、仕事はできないなぁ・・・
なんて、甘いことは言ってられません。
私の勤め先は日系の会社なので、いつも通りお仕事です。
でも、スタッフのおばちゃん達がちゃんとサラスワティのお祭りをしてくれます。
プランキラン(Pelangkiran・神棚)に、まずお祈りをします。
パソコンと、本にもお祈りをします。
もちろん、聖水をかけます。
「あ〜パソコンに水かけたら、パソコン壊れちゃうよ〜」
「聖水だから、大丈夫」・・・ホントですか?
このように、バリでは210日で一周するウク暦という独自の暦に沿って、いろいろなお祭りがあります。
本などを捧げる日の他にも、鉄製品を捧げる日、お金を捧げる日など。
こうして、日常生活に必要なものに感謝をしているのでしょうね。