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バリ島ウブド便り

神々の棲む島・バリ島ウブドに在住のベベッがバリ島生活の中で体験した事や感じた事をまとめたブログです

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バリ島のお寺でスンバヤン(お祈り)しよう!

バリ島には、1万を超えるお寺があると言われています。
たしかに、村々には「プラ・デサ」や「プラ・ダラム」といったプラ(お寺)が必ずあり、狭いバリ島ですが、1万以上という数字も納得できます。


しかし、日本から観光に来られたお客さんは村のお寺を見て「あれっ?」と思うことがあるのではないでしょうか?
日本のお寺というのは、住職さんがいて、いつでも拝観したりお参りできるようになっています。しかし、バリ島では有名な(重要な)お寺以外は、普段は閉まっていて、拝観することはできないのです。
バリ島の人たちの考えでは、神様は普段は天上界にいて、オダラン(お祭り)の時にお寺に降りてくるそうです。だから、普段はお寺には神様はいないので閉めてあり、オダランの時に、きれいな飾り付けをして神様を迎えるそうです。



普段は静かなお寺もオダランの時は奇麗な飾り付けをして神様をお迎えします。


さて、バリ島では神様が降りてくるオダランの時や満月(プルナモォ)や暗月(ティルム)の時などに、多くの村人たちは地元のお寺に行き、お祈りをします。このお祈りのことをバリ島の言葉でスンバヤン(sembahyang)と言います。
この時お寺に行くと、クパヤやサファリなど民族衣装を着た地元の方が、奇麗に飾り付けられたお供え物を頭の上に載せた姿を見ることができます。



頭の上にお供え物を載せて、お寺にお祈りに行く地元の方々。


でも、地元の方がお祈りのためにお寺に入っていく姿を見るだけで、満足できますか??
自分たちもお寺のお祈りをしてみたいと思いませんか?
「でも、私はヒンドゥー教徒じゃないし・・・」
大丈夫!バリ島に人たちは、自分たちの宗教や文化に理解を示してくれる外国人を大歓迎してくれます。さらに多くの日本人は仏教徒。「仏教徒とヒンドゥー教は兄弟だから」と、バリ島の方は言ってくれます。
あなたが宗教に関する問題がなければ、ぜひお祈りに参加してみましょう。


といっても、地元の方が大切にしている宗教行事にお邪魔するのですから、ルールやマナーを守る必要があります。


まず、以下のような方はお寺に入りお祈りすることができませんので注意してください。

  • 生理中や出産後間もない女性
  • 近親者が亡くなって間もない方
  • 怪我をして血を流している方
  • 飲酒している方


そして、お寺に入るには正装をしなくてはいけません。


女性は、サロンという腰布を巻き、スレンダンという帯をします。そして上はクパヤというブラウスを着ます。
男性は、サロンを巻き、その上からサプッという布を巻き、スレンダンを締めます。上はサファリというシャツを着て、頭はウダンという鉢巻のようなものをします。
サロンやクパヤ、サファリの色には決まりはありませんが、男性がするウダンやサファリシャツは(お寺のお祭りの時は)白がよいとされています。
クパヤのデザインや生地、サロン、サプッのデザインなどには流行があるそうです。



子供たちも正装で決めています。


きちんと正装して、お寺に入るのですが、お寺の中では騒いだり、大きな声を出すのはご法度です。写真を取るのは大丈夫ですが、フラッシュを焚いたり、お坊さんやご神体より高い所に立ってはいけません。また、入っていい場所、悪い場所もありますので、周りの人の動きをよく見て行動しましょう。


さぁ、いよいよお祈りです。
お祈りをするときには、お花やお線香などが必要になります。
また、お祈りは各自が好きな時にするのではなく、お坊さんの合図(お経)に合わせて一斉に行います。


お坊さんのお経が始まる前にお線香に火をつけ、地面に直接座り、前にお花を置きます。


まず、花を取り手でもみます。イメージとしては、お花で手を洗う感じです。
次に、お線香の煙で手を洗います。
お坊さんの合図で、手を合わせ、1回目のお祈りです。仏教の場合、合わせた手を胸の前にしてお祈りしますが、バリ島の場合は額のあたりまで上げてお祈りします。お祈り終了はお坊さんの鈴の音でわかります。
次は、お花を取り、お線香の煙をちょっとあてた後、合わせた両手でお花を挟んで、お祈りをします。(2回目のお祈り)お祈りが終わったら、お花を耳や髪の毛に挟みます。
次もお花を手にとって、お線香の煙を当て、手に持ってお祈りをします(3回目のお祈り)
4回目のお祈りも同様にお花を手に持って行います。
5回目のお祈りは、1回目のように、手をお線香の煙に充て、何も持たずにお祈りします。
お祈りですが「お金持ちになれますように」「恋人ができますように」といった個人的なお願いごとではなく「世の中の平和が守られますように」「毎日平穏な日々が続きますように」といったお祈りをするそうです。


お祈りが終わったら、お坊さんから聖水を頂きます。前の方からお坊さんが順番に回ってきますので、お祈りをしたままの状態で地面に座って待っています。


お坊さんが目の前に来たら、両手を頭の横に開いて聖水を頂くポーズをします。すると、お坊さんは聖水をパッパッと頭にかけてくれます。
次に右手を上に、左手を下に重ね手のひらに聖水を入れてもらい、それを口に含みます。(無理に飲む必要はありません)
三三九度の要領で、聖水を3回飲みます。
そして、また手のひらを重ね、聖水を頂いたら、自分で頭にかけます。これも3回行います。
そうしたら、お坊さんからお米を頂きます。お米を受け取る時も、聖水の時と同じように、右手を上にしていただきます。時々。お米が入ったお皿を差し出される時がありますが、この時は右手を使い、自分でお米をお皿からつまみ取ります。
頂いたお米を左手に移し、右手で額、のど元に付けます。あまったお米はちょっと食べて残りは頭に振りかけます。


以上でお祈りは終了です。
持ってきたお線香を消して、お寺を立ち去ります。


このように、正装の着用が必要だったり、ルールやマナーがあるので、お祈りに行く時は地元の方と一緒に行って、いろいろ教えてもらいながら行うのがいいでしょう。バリ島に知り合いがいなければ、宿泊しているホテルや地元の旅行会社などに相談すればいいかと思います。


お祈りをすると、心が洗われ、大変落ち着いた気持ちになります。
バリ島を訪れた時に、機会があったら、ぜひお寺でのお祈りを体験してみてください。きっと、いい思い出になると思いますよ。