バリ島オプショナルツアーの定番、キンタマーニ高原
バリ島の東北部、標高1717mのバトゥール山の外輪山に広がる、キンタマーニ高原は、バリ島観光の定番スポットで、多くの観光会社オプショナルツアーで訪れる場所です。
多くの観光客は、外輪山の尾根沿いに伸びる観光用道路や、道路沿いにあるレストランから、美しいバトゥール山や火山湖であるバトゥール湖を眺めます。
道路沿いのレストランは、道路を隔てて山より(内側)と海より(外側)にありますが、眺めがいいのはもちろん山側。そのため、山側レストランのほうがちょっと高めになっており、山側は外国人観光客、海側はローカル観光客用といったぐあいです。
こちらのレストランは、多くの観光客をさばくため、ほとんどのお店がバイキング(ビュッフェ)スタイルとなっています。料理は、ナシゴレンやミーゴレン、チャプチャイ、サテなど、インドネシア料理が中心で、イスラム教徒が多いインドネシア事情を反映して豚肉は殆どありません。
また、デザートとしてはフルーツの他に、ピサンゴレンなど地元のデザートもいただけます。
ただし、バイキング式のため料理が冷えていたり、硬くなっていることもあり、最近の日本からの観光客にはこちらの料理は不評です。(暖かくて美味しい料理を出すレストランもあるんですが)
そのため、キンタマーニ高原は景色を見るだけで、昼食はテガラランまで降りてきて、カフェで取る方が増えてきています。
また、レストランの駐車場には物売りが多くいて、民芸品やサロンなど、車から降りた観光客に売りに来るので、レストランに入るのを嫌がる観光客も増えています。
そんなキンタマーニ高原ですが、やはり自然の創りだした風景は見事です。足元に広がるバトゥール湖のほとりには温泉が出るトヤブンガ村もあり、好きな方は朝早くからバトゥール山登山とトヤブンガ村の温泉を楽しまれています。
ちなみに、トヤブンガ村から湖を挟んだ対岸にあるのが風葬で有名なトルニャン村です。
キンタマーニ高原は標高も高く、霧が出やすい場所ですので、行かれる場合はカーディガンなど羽織るものを持っていかれるといいでしょう。太陽が出ていても、肌寒く感じます。また、午後からは雲が出やすいので、行かれるのなら、お昼前をおすすめいたします。