バリ島ウブド便り

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バリ島で働くには?~就労ビザとKITASのお話

バリ島を訪れる日本人の中には
「バリ島で暮らしたい」「バリ島に移住したい」
と考えている方もいらっしゃると思います。

定年後のリタイアメント生活とか、働かなくても食べていける蓄えや収入源がある方は別として、そうでない方がバリ島で暮らすには仕事をしなくてはいけません。

もし、バリ島で何らかの仕事をして収入を得る、つまり就労をするのでしたら、就労ビザ(労働ビザ、ワーキングビザ)が必要となります。

今回は、この就労ビザなどについてお話をしたいと思います。

ただし、ビザなどの取得方法については、大変複雑で専門的な話となります。私も専門家ではなく、ネットやビザエージェントから聞いた話をまとめていますので、間違いや勘違いがあるかもしれません。また、細かい規則、ルールがよく変わりますので、情報が古くなっているかもしれませんので、ご了承願います。

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<目次>

 

バリ島で働くのに必要なもの

ビザ、労働許可、居住許可が必要です

バリ島で働くためには、簡単に言うと「ビザ」「労働許可」「居住許可」の取得が必要です。

ビザ(査証)とは、外国人が入国するために必要な資料の一つです。入国目的によって、数種類のビザがありますが、長期間滞在する場合は、入国する前に「暫定居住ビザ(312)」を取得しなくてはいけません。この「暫時居住ビザ(312)」も居住目的によって分類されていて、就労目的で取得する「暫時居住ビザ(312)」を「就労ビザ(312)」と言われています。

労働許可はIMTAと呼ばれており、英語ですと「ワークパーミット(Work Permit)」と言います。文字通り、外国人のインドネシア内での労働(就労)を許可するものであり、この許可をとらずに就労したら「違法就労」となります。(逮捕されます)

居住許可ですが、これはインドネシア内での長期間滞在の許可で、ITAS(暫時居住許可)と呼ばれています。KITASというのを耳にしたことがあるかもしれませんが、KITASとは「暫時居住許可証」のことで、ITASがあることを証明する携帯カードです。ITASを取得すると2か月以上の滞在が許可されます。
今年度よりKITASはE-KITASという電子式に変わり、カード状のKITASの新規発行は廃止されました。

また、就労ビザとITASを混同される方がいますが、ビザは「入国するために必要な書類」であり、ITASは長期間滞在するために必要な許可です。就労ビザだけですと30日間しか滞在はできませんが、ITASを取得することにより60日以上の滞在が可能となります。
この後で説明しますが、業種、役職、学歴、能力などによって労働許可(IMTA)の有効期限が2か月~1年と変わってきます。2か月のIMTAしか取れなかった場合ITASも2か月しかとれません。

まとめますと、バリ島で働くには「就労ビザ」「IMTA(労働許可)」「ITAS(居住許可)」が必要ということ。本当は他にも必要な許可や届け出がたくさんありますが、この3つが基本となりますので、よく覚えておいてください。

 

就労ビザを取るには会社が必要

ソシアルビザや家族ビザ、リタイアメントビザなどは個人で取りますが、就労ビザの取得には会社組織が必要です。

インドネシアが外国人の労働を認めているのは「外国資本の参入」と「外国人からの技術スキルの習得」が目的ですので、会社組織内での労働しか認めておりません。

つまり、バリ島で働くには既存の会社に入社するか、自分で会社を興す(起業する)してその会社組織内に入るしか方法はありません。自分ひとりだけで就労ビザを取ることはできないのです。

 

会社に就職するには学歴・能力が必要

外国人に許可されている仕事(役職)は基本的に

  • 取締役(Direktur)
  • 監査役(Komisaris)
  • マネージャー(Manager)
  • アドバイザー(Advisor)

です。そして、会社が外国人を雇用する場合、以下の条件を満たすことが義務つけられています。

  • 役職に応じた学歴(取締役、監査役は除く)
  • 役職に従った能力、あるいはその役職での5年以上の就業実績(取締役、監査役を除く)
  • 納税者番号の取得
  • インドネシアの保険に加入
  • 国家社会保障への加入

入社する会社で取締役や監査役になれるのでしたらいいのですが、そうでなければ、会社の業種や個人の学歴、能力(スキル)によって、IMTAがおりなかったり、労働許可期間が3か月とか半年と短期間になったり、延長ができなかったりと制限されることがあります。

特に学歴に関しては、大卒でしたらそれほど問題はないのですが、短大、高専卒ですと半年限定になることがあります。さらに、高卒、専修学校卒ですとIMTAが降りない事もあります。ですので、現在ほとんどのバリ島での求人は大卒以上となっています。

また「役職に従った能力、あるいはその役職での5年以上の就業実績」という項目があります。雇う外国人にその職務を全うできる能力があることを証明しなくてはいけないのですが、ひとつは資格や免許。そしてその役職での5年以上の就業実績の証明となります。

 

就労ビザ、KITAS取得のプロセス

では、インドネシア籍の会社が外国人を雇うことになった場合、どのようなプロセスで就労ビザやKITASを取得するのかをざっと説明していきます。
記事の最初で述べたように、プロセスや必要書類はよく変わりますので、現実と違うこともありますからご注意ください

1)外国人雇用計画書(RPTKA)の策定と承認

まず、企業が外国人を雇用しようとした場合、その企業がこの雇用計画書を労働省に提出し、雇用計画を承認してもらいます。現在この計画書の提出、承認はオンラインシステムにて行われております。

雇用計画書には外国人がつこうとしている役職や職務内容、賃金、雇用人数、雇用期間、労働地区、雇用開始日、外国人につくインドネシア人の教育計画など多くの事を立案しなくてはいけないそうです。

 

2)各外国人労働者の労働許可(IMTA)の取得

RPTKAの承認がされたら、雇用する外国人ごとに、労働許可(IMTA)を取得します。IMTAはオンラインシステムにより、労働省に提出され、許可を取ります。

労働許可期間は、企業の業種、雇用者の役職、学歴、能力などにより、最長1年で決定されます。通常は1年間になりますが、学歴や業種などによっては6か月、3か月となる場合もあります。

 

3)外国人労働雇用補償金(DKPTKA/DPKK)の支払い

外国人を雇用する企業は、DKPTKA(以前はDPKKと呼ばれていて、今でもDPKKということがあります)を支払わなくてはいけません。DKPTKAは、インドネシア人労働者の能力開発などに使用され、外国人労働者1名につき、毎月$100支払います。

 

4)ビザ発給許可申請

IMTAの許可が下りて、DKPTKAの支払いが済むと移民管理局にビザ発給許可書の申請を行います。このビザ発給許可書(VTT)は昔はテレックスによって送られてきたので「テレックスビザ」とも呼ばれています。(現在はオンラインで送られてきます)

 

5)就労ビザ(312)の取得

VTTが発給されたら、必要書類を持って、インドネシア国外のインドネシア大使館にて就労ビザ(312)を発給してもらいます。
日本にもインドネシア大使館はありますので、日本での発給も可能ですが、多くの外国人労働者はお隣の国、シンガポールでビザを取得してきます。

ビザ取得の日数は通常3日間ですが、シンガポールの場合専門のエージェントに依頼することで、即日発給が可能です。

 

6)KITASなどの申請

就労ビザを取得して、バリ島に到着したら、7日以内に入国管理事務所にてKITAS申請を行います。
KITASが取得できたら、その後

  • 警察への外国人登録報告(STM)
  • 州への住民登録(SKPPS)
  • 居住地区の住民登録証(SKTT)取得
  • 個人納税者番号(NPWP)取得
  • 外国人労働者着任報告(LKOA)

といった手続きを行い、やっと仕事が始められるということになります。

 

就労ビザ・KITAS取得に必要な書類

ビザ、IMTA、ITAS取得に必要な書類を説明します。
ただし、これはビザエージェントから要求された書類のみで、実際は他にも多くの書類、申請書が必要となります。ビザエージェントに一連の業務を委託した場合、必要な書類、申請書はエージェントが作成します。

 

会社側が準備する書類

  • 会社の所在地証明書(SKTU)
  • 取引免許証(SIUP)
  • 会社登記簿(TDP)
  • 会社の納税者番号(NPWP)
  • 営業許可証(Akte pendirian usaha)
  • 司法大臣証明書(Pengesahan mentari kehakiman)
  • 外国投資の承認書(SP PMA)
  • ディレクトール(取締役)の身分証明書(KTP Direktur)
  • 現地スタッフ(アシスタント)の写真と身分証明書
  • 会社のレターヘッド
  • 会社登録印

就労ビザ申請者が準備する書類

  • パスポートのコピー(注意)
  • 英文履歴書(CV)
  • 最終学歴卒業証明書(英文)
  • 健康保険証
  • 背景が赤の証明写真(注意)
  • 居住証明書
  • 貯金通帳のコピー(注意)
  • 業務証明書(working reference)(注意)

 

★注意事項

  • パスポートは残存有効期限が18か月以上で白紙ページが3ページ以上残っているものが必要です。
  • 最近は、各種申請をオンラインで行うので、証明写真や各種書類はスキャンしたデーター(jpegデーター)で提出を求められます。
  • 預金通帳のコピーは、米ドル1500(相当)以上の預金残高が必要です
  • IMTA承認の検討項目として「その役職での5年以上の就業実績」という項目があります。5年以上の就業実績を証明するために、業務証明書(working reference)の提出を依頼されることがあります。(学歴や資格などにより、不要な場合もある)

 

今回は、バリ島で働くためのビザなどについてざっと説明させていただきました。

かなり複雑で面倒な手続きであり、また外国人が海外で働くにはいろいろ規制があることもご理解いただけたと思います。

注意:当社では、就労ビザをはじめ各種ビザの取得代行は致しておりません。今回はネットやビザエージェントから聞いた情報をまとめて掲載せて頂いただけでございます。内容に間違いや抜けなどもあるかと思いますので、ご了承くださいませ。

今回の記事を作成するにあたり、多くのWebサイトを参考にさせていただきました。特にJETRO(日本貿易振興機構)のサイトには、インドネシアの基本情報やビジネス情報、ビザや投資に関して、非常に詳しい資料がありますので、ご覧になられることをお勧めいたします。

www.jetro.go.jp

また、インドネシア・バリ島での投資や会社設立を考えられている方は、BKPM(インドネシア投資調整庁)日本事務所が東京都千代田区にありますので、そちらでご相談されたらいいかと思います

インドネシア投資調整庁 BKPM 日本事務所

 

 

バリ島イブイブたちのエクササイズ

バイクや自動車が増えてきたバリ島。ちょっとそこまで~でも、ついついバイクを使ってしまい、歩く機会が少なくなってきています。さらに、炭水化物や油がたっぷり、味付けも濃いのが好みと、どうしても体重が増加しがちなバリ島の生活。

これは、私たちのような在住外国人だけではなく、ローカルの人たちも同じ。

でっぷりとしたお腹のお父さんや、ヘビー級のお母さんたちもよく見かけます。
もちろん、高血圧や糖尿病など成人病も心配ですね。

健康のため、ダイエットのためのエクササイズと言えば、日本では、昔はビリーズブートキャンプ、最近はライザックなどを聞きますが、バリ島ではどのようなエクササイズが行われているのでしょうか?

今回は、いまバリ島のイブイブ(お母さん)たちの間で盛んに行われているエクササイズ3種類についてご紹介します。

 

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<目次>

 

エアロビクス

エアロビクスとは、有酸素運動のこと。日本でも昔から、スポーツジムなどで盛んに行われていますね。

バリ島でも、10年以上も前からダイエットや健康のためにエアロビックスをされる方がたくさんいて、日曜日の朝などエアロビのTV番組もあるのです。

インドネシアのエアロビクスは音楽に乗って行うダンス形式のものが主流ですが、最近はその音楽のテンポがかなり速くなってきているそうです。

www.youtube.com

 

 

エアロビは、高価な器具も不要で、昔から知られたエクササイズですので、各地で盛んに行われています。
街のジムなどをはじめ、村の集会所やお寺の敷地内でも、地域のイブイブたちが集まって一斉にエアロビをやっている姿をときどき見かけますよ。

 

ボディランゲージ

日本ではあまり馴染みのないボディランゲージ。(検索したら、身振り手振りのボディラングエイジばかり出てきてしまいました)

ボディランゲージとは、骨盤周囲の筋肉を鍛える女性のためのトレーニングで、こちらも音楽に乗って行います。筋肉を鍛える動作が多いので、どちらかというと筋トレに近いイメージでしょうか?

妊娠や出産でゆるんだり、伸びてしまった骨盤周囲の筋肉を鍛えることにより、出産後の体系維持や腰痛防止など、女性特有のお悩みを解決するエクササイズということです。

www.youtube.com

上記のエアロビクスに取り入れたり、合わせたりして行っている方も多いようです。

 

ズンバ

ズンバは新しいコロンビア発祥のエクササイズでラテン系音楽に合わせて体を動かすダンスエクササイズです。

このズンバは、南米発祥ですが、あっという間にアメリカやヨーロッパに広がり、もちろん日本にも多くの愛好家がいます。

そのズンバが、インドネシアでもハイソなマダム達にも受け入れられ、南部エリアのスポーツジムなどを中心に、広がりつつあります。

www.youtube.com

激しい動きもありますが、とにかくノリがいいラテン系ミュージックでのダンスエクササイズですので、楽しくはまってしまいます。

まだ、それほど浸透していない新しいエクササイズですが、愛好家も増えており、これからますます広がっていくのではないかと、期待されています。

 

今回はバリ島でイブイブたちにはやっているエクササイズ3種類をご紹介しました。

「旅行に来てまでもエクササイズ?」と思われるかもしれませんが、リゾートホテルには事務を備えたところもたくさんありますし、中にはホテルのアクティビティでエアロビやズンバなどのクラスをやっているところもあります。

ぜひ機会があれば、お試しくださいね

バリ島の安宿

最近物価が上がってきたとはいえ、まだまだ日本に比べて物価の安いバリ島。特に、ホテル宿泊料は他の国、地域に比べリーズナブルといえます。

バリ島のホテルと言えば、ビーチや渓谷が目の前に迫る、リゾートホテルに泊まりたい、と言うお客様も多いのですが、中には環境や眺望はいまいちでも、安い所に泊まりたいという方も多いでしょう。

そこで、今回はバリ島の安宿についてご紹介したいと思います。

 

 

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<目次>

 

バリ島の安宿とは?

バリ島には、いろいろなランクのホテル、宿があります。

一泊何十万円もするプラベートビラや高級リゾートホテルから、数千円もしない安い宿まで、千差万別。この選択肢の多さがバリ島の魅力の一つと思います。

この中でも、宿泊費が3,000円~4,000円以下のホテルを「安宿」と定義付けました。

ただし、ここでいう宿泊費とは、一室の料金。バリ島のホテルはほとんどがツインかダブル、つまり2人での宿泊となりますので、一人当たり2,000円以下のホテルとなります。
また、バリ島のホテルは食事がつかないか、ついても朝食のみのB&Bが一般的です。

 

昔の安宿

安宿と言えばロスメン

バリ島の安宿と言えば、以前はロスメンと言われていました。

ロスメンとは、日本風に言えば民宿。バリ島の住宅は、日本のようにひと棟の中に何室もあるというより、1部屋の建物が敷地の中に何棟もあるというのが古くからの伝統です。大家族で住む人が多いので、敷地内に何棟も部屋があり、中には使っていない部屋がある家も少なくありません。
そこで、その使っていない部屋(棟)をお客さんに貸し出したのがロスメンの始まりと言われています。

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このような民宿タイプの安宿を「バンガロー」とか「ゲストハウス」と言って、大変安く旅行客に提供していました。
私が初めてバリ島に来たのが10年くらい前でしたが、その当時はロスメンというと、一泊2名朝食付きでRp50,000くらいからありました。(当時のレートで約600円くらい)

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また、クタやスミニャックといった観光客の多い場所では、もっと多くのお客さんを泊めるために、ビルディングタイプの宿も作られていました。

 

安宿の施設

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バンガロータイプにしろ、ビルディングタイプにしろ、ロスメンと言われる安宿は、高級なリゾートホテルと違い、部屋も施設もとても簡素です。

部屋の広さはいろいろですが、たいていのロスメンでは、室内には大きなダブルベットかツインベット、それと服や荷物を入れるタンス、鏡台程度しかなく、部屋の外にちょっとしたテーブルといすがあるくらいです。

お部屋は本当に寝るだけという感じで、お茶を飲んだり、おしゃべりをするのは部屋の外のテラスでといった感じです。

また、テレビがある部屋はほとんどなく、エアコンもあったり、なかったり。エアコンのある部屋は部屋代が高くなるので、あえてエアコンなし(扇風機のみ)の部屋に泊まる人もいました。

お風呂は、カマールマンディと言われ、シャワーとトイレが一緒になった小部屋。しかもトイレとシャワーの仕切りがないので、シャワーを浴びるとトイレもベチャベチャになるといった感じでした。もちろん(!)お湯ではなく、水シャワーのところもありました。

敷地内にはプールはまず期待できず、部屋からの眺望はガーデン(お庭)といった感じです。

 

ロスメンの朝食

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ロスメンには朝食付きというところも多くありました。
朝食と言っても、トーストと卵、野菜、フルーツ、コーヒーといった簡素なもので、男性にはぜんぜん物足りないものでした。

また、極限まで薄いパンケーキや、ジャッフルと言われるホットサンドなど、バリ島ロスメンならではの朝食もありました。

 

このように、リゾートホテルからは程遠いロスメンですが、それでもバックパッカーやサーファーなど、なるべく費用を抑えて長期滞在をしたいという旅行者には大変ありがたい存在でした。

 

最近の安宿

奇麗なロスメンが増えてきました

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ロスメンというと、安いんだけど、ちょっと汚いお部屋・・・というのがこれまでのイメージでした。

しかし、最近はかなり変わってきています。
以前、雨後の筍のように、たくさんあったロスメンもだいぶ老朽化が進み、お客さんの高級志向も相まって、建て替えをする宿が増えています。

お部屋の広さはそれほど変わりませんが、明るい部屋、きれいなベットで、壁掛け式のテレビがある部屋も増えてきました。また、バスルームもシャワーとトイレの仕切りをつけたり、ホットシャワーも当然といった感じになってきています。

そして、Free-Wifi(無料のネット接続)も当然のようにあり、「安いけど暗い、汚い」というイメージは変わってきています。

当然、宿泊費は上がってきており、新しくて奇麗な部屋なら一部屋Rp300,000以上と強気なロスメンも多いです。

 

もちろん、昔ながらの安いロスメンも健在ですが、建て替えや改修で部屋を奇麗にして、宿泊料金も上がっているというのが、最近の傾向です。

 

バゼットホテル

そして、最近増えてきたのがこのバゼットホテルと言われるランクのホテルです。

バゼットホテルは、ロスメンのような家族・親戚経営ではなく、大資本によるホテルチェーン。スタッフも、しっかりそろえて、部屋数も多い、しっかりしたホテルです。

料金もRp300,000から400,000とリーズナブルな所が多いです。

ただし、部屋に窓がなかったり、小さなテラスしかない、眺望が悪い、となりの部屋の音が聞こえると、リゾートホテルのような高級感はありませんが、泊まるだけと割り切れば、利用価値は大変大きいです。

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ちゃんとしたホテルですので、プールやランドリーサービス、ジム、レストランなども備えられており、朝食もビュッフェ(バイキング)式の所が多いです。

 

今回は、特に安い宿をご紹介しました。
ビーチサイドのリゾートホテルに比べて、部屋や設備のランクは落ちますし、眺望も期待できませんが、何と言っても料金の安さが魅力です。
旅費の中でも大きな比重を占めるのが、宿泊費。
ホテル代を節約して、その分食事やスパ、アクティビティーに回すなど、賢い旅行をするためにも、このような安宿も選択肢の中に入れてみてはいかがでしょうか。

 

ヨガの聖地(?)バリ島ウブド

ヨガの本場、聖地と言ったら、インドとなると思いますが、最近ではバリ島ウブドがヨガの聖地と言われているそうです。

本場インドを抑えて、なぜウブドが?

ということで、今回はウブドのおススメヨガスタジオを何か所かご紹介しようと思います。

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<目次>

 

なぜウブドがヨガの聖地なの

もともと、ウブドはバリ島の中でも、スピリチュアルな場所と言われてきました。そのため、以前からメディテーションなどを行うスピリチュアル系の外国人達が住みついていました。

さらに、ビーガンやローフードなどナチュラリスト達もこのウブドに滞在するようになり、ヨガ愛好家たちが集まる下地があったそうです。

そこに映画の「食べて祈って恋をして」のヒットです。この舞台の一つがバリ島ウブド。そして、なこの映画の後にウブドにヨガ愛好家たちが集まるようになりました。

また、ウブドは渓谷や森林、田んぼなど自然が豊かな土地です。
ウブド中心部は車も多く、「自然が多い?」といった感じですが、ちょっと郊外に出れば田んぼや渓谷が広がり、自然が多い環境となります。

そのため、ウブドでヨガを楽しむ方が増え、今やヨガの聖地とも言われています。

www.balispiritfestival.com

毎年ウブドで行われるバリ・スピリット・ヨガフェスティバルも回を重ねるごとに盛大になり、世界中から多くのヨガ愛好家たちが集まっています。

 

おススメヨガスタジオ

ウブドエリアには、大小多くのヨガスタジオがあります。
今回は、その中でも当社おススメのヨガスタジオをご紹介します。

 

ヨガバーン

The Yoga Barn - Bali Yoga Studio & Class Schedules, Ubud - Bali

ヨガバーンはウブドエリアでも最大級のヨガスタジオで、毎日いろいろなレベルのクラスが開催されています。バリ島ウブドのヨガバーンの名前は既に世界的に有名で、多くのヨガ愛好家たちがウブドの宿に長期滞在し、ヨガを楽しんでいます。

場所は、ウブドの南プンゴセカン村になります。ウブド王宮から徒歩20分程度の場所になります。近くには、クラクラバスのバス停や、日本人観光客に有名なカキアン・バンガローもあります。

インストラクターは、地元バリをはじめ世界各国から集まり、日本人インストラクターも在籍しています。

1レッスンは1.5時間でRp130,000(税サービス料込)。お得な回数券もあるということです。

事前予約は不要で、以下スケジュール表を見て、受けたいレッスンがあればその開講時間の30分前からスタジオに来て、受付をすればいいということです。
(当社ではこちらのヨガスタジオの予約代行はしておりません)

ヨガバーンクラススケジュール

 

ウブドボディーワークスセンター

www.ubudbodyworkscentre.com

カリスマヒーラー・クトゥ・アルサナ氏で有名なウブドボディワークスセンターにもヨガスタジオがあります。

ヨガスタジオの場所は、ハヌマン通りのボディワークスセンター内。

レッスンはマスタークラスとレギュラークラスがあり、マスタークラスはクトゥ・アルサナ氏が、レギュラークラスはアルサナ氏のお弟子さんが教えてくれるそうです。

マスタークラスはちょっと難易度が高いので、ヨガビギナーはレギュラークラスから始められた方がいいということです。

予約ですが、クトゥ・アルサナ氏のマスタークラスは一週間前から予約を受け付けているので、直接ボディワークスセンターに予約してください。レギュラークラスは予約は不要です。クラスが始まる10分前までにボディワークスセンターにお越しください。
(当社では、マスタークラス、レギュラークラスとも予約代行はしておりません)

 

レギュラークラススケジュール・料金

  • 月・火・木・金・土曜日 09:00AM~10:30AM
  • 月曜日~日曜日 05:00PM~06:30PM
  • 料金 1.5H Rp90,000

マスタークラススケジュール・料金

  • 毎週水曜日 09:00AM~10:30AM
  • 料金 1.5H Rp125,000

各クラスのスケジュールは変更されることがありますので、必ず事前にボディワークスセンターにお問い合わせください。

 

タクススパ

Taksu Yoga & Movement Arts

タクススパは、ゴータマ・スラタン通りにあるスパでスパの他にもヨガクラスやレストラン、カフェがあります。

こちらのヨガクラスは、毎日4クラス(日曜日は1クラス、火曜日は3クラス)行われています。

料金は1.5HのレッスンでRp120,000(税サービス料込)。お得な回数券もあります。

こちらのヨガレッスンも事前予約は不要で、当日クラスが始まる10分前までにタクススパ受付においでください
(当社ではヨガレッスンの予約代行は行っておりません)

クラススケジュールは以下のリンク先をご覧ください

Schedule — Taksu Yoga & Movement Arts

 

バグースジャティスパ

www.bagusjati.com

バグースジャティは、ウブドの北テガガランにあるホテルスパでトリートメントの他、ヨガレッスンやヘルシーミールが人気です。

こちらでは、ヨガレッスンも行っていますが、特にオススメなのは、ヨガレッスンにヘルシーミールやトリートメントなどがセットされたヨガパッケージ。
特に、ヘルシーミールは敷地内の自家農園で栽培されたオーガニック野菜を使用しており、体の内外からリフレッシュできます。

www.balitouryokou.com

こちらバグースジャティのヨガパッケージはバリ島旅行.comにてご予約依頼ができます。ぜひご利用くださいませ。

 

今回は、ウブドのおススメヨガスタジオをご紹介いたしました。

ウブドだけではなく、バリ島には、今回ご紹介した以外にも沢山のヨガスタジオがあります。バリ島に来たら、観光やスパなどもいいですが、ヨガも試されてみてはいかがでしょうか。

バリ島最近のワルン事情

バリ島にはワルン(Warung)という、いわゆる大衆食堂があります。
一口にワルンと言っても、なかなか奥が深い!
今回は、このワルンについてご紹介します。

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<目次>

 

ワルンって何?

ワルンというと、「大衆食堂」とか「ローカル向け食堂」と言われることが多いです。

しかし、本来のワルンとは、いわゆる「よろず屋」
野菜やお米などの食料品、洗剤などの生活用品など、いろいろなものを売る昔のコンビニエンスストアーです。

そんなよろず屋の中に、ナシチャンプルなど食べ物メインのワルンができ、それを「ワルン・マカン(WM)」と言われていました。

近代になり、スーパーマーケットやコンビニが発達し、生活用品などを売るワルンはだんだん姿を消し、ワルンと言ったら食べ物を売る「ワルン・マカン」が残り、今ではワルンと言えばワルン・マカンを指すようになりました。

もちろん、今でも田舎の方に行けば、よろず屋的な昔ながらのワルンもあります。

 

ワルンとレストランの違いは何?

食べ物を扱うお店はワルン以外にもレストランがあります。では、ワルンとレストランの違いはなんでしょうか?

一般的に、ワルンはローカル向け、レストランは観光客やお金持ち向けと言われていました。

そのため、ローカル向けのワルンは税金がかからず、観光客向けレストランは税金がかかる、税金の有り無しで、ワルンと、レストランが区別されていました。

しかし、最近では観光客向けのレストランでありながら、あえてワルンという名前を付けているところもありますし、ローカル向けのワルンだったのが、評判を聞き観光客が集まるワルンもあります。

また、税務署も「ワルンだから税金は取らない」ということはなく、ワルンと名乗っていても観光客向けのお店なら、しっかりと税金を取るようになりました。

ですので、今ではレストランとワルンの境目というのが、すごくあいまいになり、ワルンだから税金は取らないと決まったわけではありません。また、出される料理もインドネシア料理だけではなく、イタリアン、フレンチ、和食など外国の料理を扱うワルンもあります。

それでも、ワルンと言ったら「安い」「大衆的」といったイメージのお店が多く、レストランと言ったら「高い」「高級」といったイメージでしょうか。

 

ワルンとカキリマ

食べ物を売るお店としてもう一つ「カキリマ」があります。

カキリマとは、いわゆる「屋台」。街中や、市場、お寺の前など人が集まるところでバクソーやトウモロコシなどを売っています。

このカキリマとワルンの違いってご存知ですか?どちらも、ローカル向けのお店です。

カキリマは移動ができて、ワルンは移動ができないというのが両者の違いです。

カキリマは、バイクや車を使ったり、手押し車状となっており、簡単に移動ができるお店です。ワルンは、屋根や柱があり、すぐには移動はできない作りとなっています。

もちろん、カキリマはローカル向けですので、税金は取られません。

 

最近のワルン

観光客向けではなく、ローカル向けのワルンも昔と比べかなり変わってきました。

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昔のワルンというと、こんな感じで、食べ物の他に、お菓子やたばこなんかも売っています。
扱う料理も、このページの最初に表示される、ナシチャンプル(ご飯の周りにおかずが乗った、ワンディッシュプレート)がメインです。

もちろん、こんな伝統的(正統派?)ワルンもまだ残っているのですが、最近オープンするワルンは・・・

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店内はこんなおしゃれ感覚のお店。
清潔で、ジャズやロックなんかも掛かっています。

こういうお店は経営者が若い方が多く、若い人の感覚でお店作りをしているようです。

扱う料理も

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ラーメンや餃子、などの和食も多く、お寿司を出すワルンもあります。
もちろん、和食だけでなく、サンドイッチ、ハンバーガー、パスタ、ピザなど洋食もあります。

そして、料金はレストランに比べてぐっとリーズナブル。

 

ワルンというと、ローカル向けで旅行者にはちょっと敷居が高い、と言われてきましたが、最近は進化して観光客でも気軽に楽しめるワルンが増えてきました。

今度のバリ島旅行で、機会があればちょっとトライしてみませんか。ただし、外国人旅行者が多くいる清潔なお店にしてくださいね。